ルパンシリーズ劇場版第二作にして、宮崎駿初監督作品。
この作品には宮崎駿の原点がある。
ジブリ作品ではラピュタに次いで好きです。
そしてルパンシリーズでは断然この作品が好き。
舞台はカリオストロ公国というヨーロッパの小さな国。
ゴート札という偽札を使って世界の裏マーケットを暗躍するロリコン伯爵から、
王女を守るべく、ルパン、五右衛門、次元、不二子、銭形など、
おなじみのメンバーが立ち上がる。
ストーリー自体は単純なんだけど、
何度でも見たくなる。
名作ってそういうもんだよね。
人のふり見て我がふり直せ
ルパンシリーズ劇場版第二作にして、宮崎駿初監督作品。
この作品には宮崎駿の原点がある。
ジブリ作品ではラピュタに次いで好きです。
そしてルパンシリーズでは断然この作品が好き。
舞台はカリオストロ公国というヨーロッパの小さな国。
ゴート札という偽札を使って世界の裏マーケットを暗躍するロリコン伯爵から、
王女を守るべく、ルパン、五右衛門、次元、不二子、銭形など、
おなじみのメンバーが立ち上がる。
ストーリー自体は単純なんだけど、
何度でも見たくなる。
名作ってそういうもんだよね。
映画「BALLAD 名もなき恋のうた」の元となったアニメ映画。
BALLAD公開を記念しての放映なのですが。
クレヨンしんちゃんにしてはめずらしくハッピーエンドに終わらない物語。
又兵衛の最期はせつなすぎる。
高貴な姫と一介の平侍との恋。
...よくある身分違いの恋なわけですが。
戦国時代へのタイムスリップ。
...よくあるタイムトラベラーストーリーなんだけど。
どうしてこのドラマはここまで人の心を惹きつけるのだろう。
アニメは日本の文化という。
そのことを否定する気はないけれど、
マスプロ時代のスピード化、効率化の過程で生まれてきた
奥行きの浅い文化だと思う。
アニメを美術館で展示されても僕は見に行く気がしない。
以前ジブリアニメの美術担当だった男鹿和雄さんの展示を見に行ったけど、
あれはアニメの時間を止め、セルに載る前の絵自体に美術性があるから
成立したのだと思う。
だから政府が今度建てようとしている巨大なアニメ美術館みたいなものは
ナンセンスに思えてならない。
短い時間で、しかもメディアが思考のタイミングを握るようでは、
美術的な奥行きを持つのは難しいのではないだろうか。
情報量は多くなるけどそれ故に美術としての奥行きが薄くなってしまうのは
現代文化のジレンマではないでしょうか。
僕も昔はアニメが大好きだった。
今でもそんなに嫌いじゃないけどその熱は昔ほどじゃなくなった。
僕のアニメ熱はガンダムで終わった。
エヴァとデスノートは極力見ないようにしていたのだけど、
何の気まぐれか、少し疲れていたのか、
HDDレコーダに録れていたのをつい見てしまった。
見だすと止まらず、全部見てしまった。
それでももう、僕のアニメヒーロー時代が終焉していることに変わりはなかった。
一度三次元の魅力に気付くともう二次元の世界には戻れない。
二次元は単なる通過点になってしまう。
いまさらですが。
いわずと知れた、宮崎駿の超大作。
「タタリ神」に取り憑かれたイノシシから村を守るべく戦ったアシタカは、
腕にタタリ神の呪いを受けてしまう。
呪いを解くために、村を離れ、西へ向かうアシタカ。
途中怪しい老僧に出会い、
イノシシを撃ち、タタリ神となる元を作ったエボシが束ねる村、タタラバを訪れる。
タタラバは森の木を倒し、村を守るための武器である鉄砲を作るための
鉄工場を持っていた。
森は全ての自然を司る神シシガミの住む場所であり、
人間でありながら森を守ろうとする少女サンがオオカミ親子と共に暮らしていた。
人間の暮らしを守ろうとするエボシ、
森を守ろうとするサン。
両者は相容れず、戦わなければならない運命なのか。
...この物語は人間が背負うべき「原罪」を問う物語だと僕は思う。
「がけの上のポニョ」公開に先立ち、テレビであちこち宣伝特番。
...トトロのテレビ放送もその一環なんだろうけど。
...正当なマーケティング戦略なんだろうけど。
なんかブラックなニオイがして嫌な気分になるのは大人げないのだろうか。
しかし作品そのものには罪はない。
そして今も昔も名作は名作。
金曜ロードショーで放映中。
...こんな感じの台詞だったと思います。
名作はいつの時代に観ても心を揺り動かす。
毎日のように多くの物語が生まれているけれど、本当の名作は数えるほどしかない。
だから名作というんだろうけど。
土の上にアスファルトを敷いてその上を車が走る。
そのことに誰も罪を感じない世の中。
...なんかおかしくないかい?
人間は今こそ自らが犯してきた業をを知るべき時だ。
新春一発目...といっても実際には年末に観ましたが。
かつて存在したと言われるアトランティス大陸がテーマの物語。
ウォルト・ディズニー生誕100周年を記念して作られた冒険アニメーション巨編だそうですが、
Amazonのレビューによれば日本のアニメの「不思議の海のナディア」のパクリだとか
バッシングされていますが仮にそうだとしてもナディアなんかより数段映画の出来は良いと
僕は思います。ナディアは所詮お茶の間アニメです。この映画はスケール感の大きさを感じた。
全く同じものなら作る意味などないと思いますが、
インスパイアしてさらに良いものを作るのなら、それはいいんじゃないかと。
なんでもかんでもパクリがダメ、ってなったら本当に面白い作品なんてでてこなくなっちゃうよ。
もちろん制作者同士での合意の上で著作権の問題を平和的にクリアしておくのが前提ですが。
「天空の城ラピュタ」をみました。
劇場公開からもう20年も経つんですね...
何度もテレビ上映されていて、このブログでも一度記事を書いてますが。
名作は何度見てもいいもんです。
...というわけで再レビュー。
フラガールと同じくニューヨークから成田へ向かうANAの飛行機の中で観ました。
これも飛行機の中、という悪条件ながらなかなか良かった。
ソニーピクチャー初の長編アニメらしいです。
物語は人間社会で育った熊がひょんなことで助けたシカが原因で
自然界にもどされることになり...
動物たちと彼らを狩ろうとする狩人たちのドタバタ劇がコミカルに描かれてます。
笑えます。
アニメの質もいい。
大画面で観ればもっと迫力もあったかも。
ちなみにタイトルの「オープン・シーズン」とは、
「狩の解禁期間」という意味だそうです。
鉄コン筋クリート観てきました。渋谷東急。
クロスタワーに映画館なんてあったんだ...
映画はサイコー!
こいつはすげー。
松本大洋の同名漫画が原作。
松本大洋の独特な世界に「アニマトリクス」のマイケル・アリアスが命を吹き込んだ。
ストーリーよりはその映像美が見どころだと思います。
最新の映像技術と、心の奥底を刺激するような映像表現が絶妙に合わさり、
最高の刺激を生んだ。
感動する、というよりは興奮する。
この映画を観終えたあとはいいようのない興奮がおそってくるはず。
ゲド戦記を観てきました。
原作を読んですっかりファンになってしまい、
この映画の公開をずっと楽しみにしていました。
が、この映画は原作者・ル=グウィンさんをはじめかなりの
物議をかもし出しているようです。
観にいった人の感想を聞いても「よかった」「つまらなかった」など
じつにさまざま。
僕的には「面白かった」。
ただ原作を読んでいない人には確かにつまらないかも、とも思った。
アニメというジャンルから多くの子供たちが観ると思われますが、
その子供たちが果たして楽しめるか、というと疑問です。
ラピュタやナウシカのようなワクワクはない。
吾郎監督の「真面目さ」が作風に出ていると思いました。
(吾郎氏がどんな人柄なのかは知りませんが)
つまりこの映画は「生真面目すぎる」と思うのです。
生真面目すぎてツマラナイ。
でも原作に惚れ込んでいる人なら。
多かれ少なかれこの映画は観る価値があると思います。
僕はあると思った。
いまさらですが「ハウルの動く城」を観ました。
この時期になれば少しは空くかなと思ったのですが意外と混んでました。
宮崎駿おそるべし。
いい作品だと思いました。
ストーリーも。CGも。メッセージ性も。
しかし...
けちをつける気は毛頭ないのですが何かが物足りない。
優秀作品ではある。しかし感動大作ではない。
個人的にはそう思いました。
ラピュタのようなドキドキワクワクはありませんでした。
この作品はそれは意図してない、というのであればそれまでですが。
ただ、私が感じる限り昔の宮崎駿作品には
普段私たちが感じることのできないドキドキワクワクを与えてくれた。
カリオストロ然り、ラピュタ然り、ナウシカ然り、紅の豚然り。
まあ中にはトトロや魔女の宅急便、おもひでぽろぽろなどのように
ほのぼのした作品もありますがそれでもそれらの中に多少なりとも
ドキドキワクワクがあった。
それが時が経つにつれもののけ姫、千と千尋、今回のハウルと、
そのドキドキワクワクが少なくなってきてるように思えてならないのです。
宮崎作品が変わったのか、
はたまた観ている自分が変わってしまったのか...
今年の目標をもう一つ加えたいと思います。
「たくさんドキドキワクワクする」
私の「ドキドキワクワク」はどこにあるんだろう...
(2006/01/27 drecomより移動)
『天空の城ラピュタ』を見ました。
カリオストロ、ナウシカに次ぐ宮崎駿監督第3作目ですが
僕は宮崎作品の中でこの作品が一番好きです。
最新のCGを駆使したハウルやもののけ姫も悪くはない。
でもなにかラピュタの頃の純粋さというか、輝きというか、
そういうものにかなわない気がするのは僕だけでしょうか。
空への憧れ、人とのふれあい、わくわくするような冒険...
そして一番大切なことは僕たちは地球に住んでいるということ。
人間は地球なくして生きられないということが分かっているのに
どうしてこんなに地球を傷めつけようとするのでしょう。
最初はわくわく、見終わってテロップとともにエンディング曲が
流れる頃にはとてもしんみり。
喜怒哀楽たっぷりでそれでいて人間として大切なものはなにか、
という明確なメッセージ性も持っている。
いいものは何度見てもいい。
技術はそのすごさを伝えるためのものじゃない。
伝えたいことをより伝えやすくするためのツールなのだということを
忘れるべきではないと思います。
またラピュタのような素晴らしい名作が誕生するのを
心から願ってやみません。
(2006/01/26 drecomより移動、修正)