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2007年9月 7日

『ジブリの絵職人 男鹿和雄』展 【レビュー】

展示

momat_oga.jpg

夏休みも残すところあと3日というところで。
どうしてもあともう一つのレポートに集中できない。
テーマはもう決めていて、あとは形にするだけなのに。

家にこもってばかりがよくないんだな、ということで、
集中力を上げるべく、ジブリの絵職人、男鹿和雄さんの展覧会へ。

...というのは口実で、
9/4-7限定で配布されるポスター目当てだったりするわけで、
朝一で入場するべく出かけたのですが...

ちょうど台風が過ぎ去ろうというところで、行きの段階ではまだ悪天候。
しかしそのおかげで会場はがらがら。
落ち着いてゆっくり見ることができたのでした。


totoro_house.jpg


男鹿さんの絵は想像以上にスゴかった。
そしてセルってなんて罪作りなんだ!...って思ってしまった。


背景画職人なので作品のほとんどが風景画なわけです。

アニメで見てもジブリのアニメは背景がキレイだなあ...
って思ってたけど、セルを外した素の背景画はそんなもんじゃない。

まさに芸術。
芸術絵画として普通に出展してもなんら遜色ないと思う。
セル上では見えなかった風景がそこにある。
せわしなく動いていては見えなかったもの見えてくる。

夏休み中はけっこう混雑してたと聞きますが、
本当にここまで待って良かったと思います。
人のいない背景画は静寂の中で見てこそ、その良さが見えてくる。


写真と見紛うほど精密な風景。
それはどこにでもある風景。
どこかでみたことある、と思わせる風景。
なんでもない風景のようだけど、
でもそれでいて、そこがすごくステキな場所だと思わせてくれる。
心の原風景、とでもいうのでしょうか。
そこが男鹿さんの絵の魅力なんだと思います。

僕の一番のお気に入りは、『紅の豚』のポルコの隠れ家の絵。
上空が開けた洞窟の中の入り江。
いつかはこんなところに住んでみたい、僕にとっての未来の原風景。

感動して涙が出そうになりました。


ラピュタも男鹿さんが手がけていたと思っていたのですが、
トトロからなんですね...

会場の1階が男鹿さんの手がけた作品の展示がメインで、
3階は背景画はこんな風にして描かれる!...みたいなのを紹介、
そのあと、ジブリの背景で記念撮影コーナーが続きます。

totoro_doll.jpg

一人で行ったので、誰も写ってません。
まあ、あんまり人物撮るの得意じゃないんでいいんですけど^^;

会場の最後トトロの折り紙を作ろう!コーナーがあります。
せっかくなんでいざ、挑戦!
totoro_pre_origami.jpg

説明書眺めつつ、奮闘すること約15分。

totoro_origami.jpg

でけた!
左側の僕のサインが入ってるものが僕が作ったやつ。
右側がお手本です。
不器用な僕にしてはまあまあのできかな。

最後にショップで図録を購入。
oga_zuroku.jpg

サイン入りのが同じ値段で置いてあったので、
それを買ったはずなのに帰って開いてみると...
サインがどこにもない!

まあそれほどサインが欲しいわけでもなかったのでいいんだけど。


アニメの背景といえど、この展覧会は大人の人に見てほしい。
齢を重ね、心に原風景を重ねた人ほど、心に沁みるものがある。
たとえ同じ場所に二十年いたとしても、
二十年前と今では違う風景がそこにある。

忘れていた原風景を思い出すことで、
これから描くべき原風景がきっと見つかるはず。


自分の居た場所、居るべき場所がきっと見つかる。


...さあレポートに集中しなきゃ。


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Author: ただおー
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工業高専電気工学科卒業後、某大手電機メーカーでエンジニアとして14年間勤務。 退職後、多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学、 SC(スペースコミュニケーション)コースで空間デザインを学ぶ社会人美大生。 今一番興味あるのは建築。意匠と構造が有機的に融合した建築を実現するのが夢。 デザイナーでも、エンジニアでもない、しかしその双方を含むアーキテクトを目指します!

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