新春一発目．．．といっても実際には年末に観ましたが。
かつて存在したと言われるアトランティス大陸がテーマの物語。
ウォルト・ディズニー生誕100周年を記念して作られた冒険アニメーション巨編だそうですが、
Amazonのレビューによれば日本のアニメの「不思議の海のナディア」のパクリだとか
バッシングされていますが仮にそうだとしてもナディアなんかより数段映画の出来は良いと
僕は思います。ナディアは所詮お茶の間アニメです。この映画はスケール感の大きさを感じた。
全く同じものなら作る意味などないと思いますが、
インスパイアしてさらに良いものを作るのなら、それはいいんじゃないかと。
なんでもかんでもパクリがダメ、ってなったら本当に面白い作品なんてでてこなくなっちゃうよ。
もちろん制作者同士での合意の上で著作権の問題を平和的にクリアしておくのが前提ですが。
2001年の製作ですが、まあその頃にもすでにCG技術はあったんだろうけど、
そこからさらに飛躍的に進化したであろう現在から観てもこの作品は
その美しさが色褪せない。
物語的には幻の大陸を冒険する、という非常にシンプルなストーリーで
物語を楽しむ、というよりはその映像の美しさを楽しむものだと思います。
だから正直ナディアのパクリだとか、そういうのは気にならない。
この映画が放つ映像の美しさはこの映画独特のものだと僕には思えます。
巨大な潜水艦、アトランティスを守る守護霊たち、アトランティスの風景．．．
観るもの全てが美しく、観ていて飽きません。
最近のCGアニメと比べても勝るとも劣らないクオリティを誇っていると思う。
男鹿和雄展を観てからというものアニメといえどもその背景美術侮れず、
という意識もあるせいかもしれないけどこの作品はもはやアートの域に
あるんじゃないかと思ってしまうほど。
．．．褒めすぎかなあ。
でもまあそれほど好きだっていうことで。
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