東野圭吾初挑戦。
衝撃的。
あっという間に引き込まれ、
あっという間に読み終えてしまった。
特に文章力の巧妙さが目立つわけでもない。
しかし読んでいるといつのまにか引き込まれる。
まさに天賦の才を与えられた作家なのでしょうか...
あるいは物語のテーマが興味をそそる分野だったのか。
僕は評論家ではないのでその辺はよく分かりませんが。
物語は異常者の脳の一部を移植された主人公の人格が
徐々に異常者の人格にのっとられてゆく、というもの。
今日の自分は昨日までの自分と違っていたら...
いや、誰しも今日の自分は昨日の自分とは違うもの。
でもそれはあくまで自分の意思で変えるべきもの。
自分がつけてきた足跡をたどることで、人は「生きている」
という実感を得られる生き物なのかもしれません。
自分に自信がない人には必読の一冊です。
どんなつまらないことでも、どんな些細な事でも、
悩んでも、自信がなくても、不安でも、
自分で考えることに意味がある。
それはあなたの人生なのだから。
あなたの人生を他人が決めることはできないのだから。
自分で考えよう。
(2006/03/25 Tadaoh! Bookより移動)
ALICE
こんばんは。
本当に自分に少し自信が
なくなったときに読めば
自信が出るような作品ですね。
私は脳というものの神秘性を
また強く感じる作品になりました。