「天空の城ラピュタ」をみました。
劇場公開からもう20年も経つんですね...
何度もテレビ上映されていて、このブログでも一度記事を書いてますが。
名作は何度見てもいいもんです。
...というわけで再レビュー。
劇場公開から実に20年の歳月が流れたいまもなお、その魅力は色あせない。
「土に根を下ろし、風と共に生きよう。
種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。」
「どんなに恐ろしい武器を持っても、
たくさんのかわいそうなロボットを操っても、
土から離れては生きられないのよ」
エラを持たない人間が魚を羨むか。
翼を持たない人間は鳥を羨むか。
前者のような人間がジャック・マイヨールになり、
後者のような人間がライト兄弟になる。
人間は自分ができないことをできるようにすることができる、唯一の生き物。
しかしそれでも、「変えてはいけないもの」がある。
この映画はそれを教えてくれる。
己の欲のためにこれまで人間がどれだけ周囲の自然を傷つけてきたか。
特に20世紀はまさしく人間の恐るべきエゴで大地を破壊してきた。
幸いにも21世紀に入って、徐々にそのことに気づく人が出てきた。
科学が進めば現実にラピュタが実現可能になる日がくるかもしれない。
でもそれは果たしてそれは人類が、地球が望む幸せの形なのだろうか。
「不易流行」。
人間には変えるべき部分と変えるべきでない部分がある。
時にそれらは相容れない、矛盾したもの同士であることもある。
だからその選択は難しい。
でもそこから逃げてもいけない。
その選択自身が自分の幸せを選択することなのだから。
男鹿和雄展、早く観にいきたい〜
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