社会教育セミナーが終わった日曜日の午後。
先週に引き続き、もりあげ隊での作業です。
先週が避難経路整備だったのに対し、今回は耕作放棄地への植樹による地域美化。
...といっても実際にその美化の効果が現れるにはそれなりに時間がかかりますが。
当日の天候はあいにくの雨模様。
にもかかわらず、もりあげ隊環境部員を中心に20名ほどが集まりました。
原則ボランティアです。
たまの休日に地域を美化するために人が集まる。
とても素晴らしいことだと思いませんか?
人は皆、自分の力だけで生きているのではない。
それはリソースの多い都会でも同じこと。
分担が徹底している都会では、そのことに気づきにくい。
田舎ならではの結束力。
それはほどよい(実際は足らない、のですが)規模のエリアが、
人間に快適で幸福な生活をもたらすことを教えてくれる気がする。
人類にメガロポリスは本当に必要なのだろうか。
日曜日は遊子川地域活性化プロジェクト「遊子川もりあげ隊」の作業でした。
遊子川もりあげ隊には5つの部があるのですが、そのなかの一つ、
地域振興部による地区内の避難経路整備事業。
地域振興部は主に地域の安全を守る活動をしています。
遊子川は11の集落の集まりで、
それらの地区は中央の谷底を走る県道からツリー状で結ばれているわけですが、
中にはその県道を介さずに地区間を移動できる道があったりします。
というより、自動車のなかった時代、地区間の移動のための道は、
谷底ではなく、尾根伝いに築かれたそうです。
県道は自動車の普及と共にできた道であり、比較的新しい道なのです。
尾根伝いの道は昔ながらの山道であり、なかなか県道ほど整備されていません。
アスファルト舗装やガードレール・土塁はおろか、
コンクリが打ってあればまだいいほうで、その大部分は土が踏み固められた昔ながらの道。
左右には草木が生い茂り、ちょっと雨が降れば土砂が道端に落ちてきて、
自動車の走行の妨げになってしまいます。
山間部は海辺のような津波の危険はありませんが、
それとは別に土砂崩れによる別の危険があります。
渓谷地域である遊子川はとくにその危険が高く、地域の大半が危険地域に指定されています。
有事の際、谷底が必ずしも安全とは言えません。
もしかしたら逆に谷底のほうが危険なのかもしれない。
ツリー構造で幹である県道が麻痺するとその地域はアウトです。
その危険を少しでも回避するために昔ながらの道を避難経路として整備しておくことは、
地域の安全上とても大切なことなのです。
たまの休みの日曜日、決して楽とは言えない作業を黙々とこなすみんなの姿に、
遊子川もまだまだ捨てたもんじゃないな、と思えるのです。
遊子川地域活性化プロジェクト「遊子川もりあげ隊」では、
その活動内容の周知のために定期的に会報を発行しております。
夏の創刊号に引き続き、会報第二号が完成。
会報はもりあげ隊を構成する五つの部がそれぞれ原稿を作成。
僕は企画調整部の原稿と表紙のデザインを担当。
企画調整部は主にもりあげ隊のアピール及び会員からの意見の吸い寄せなどにより、
もりあげ隊の活動を推進する部です。
今号では、専用封筒やスタッフウェアなどのアピールグッズの作成、
会員からの要望・意見を吸い上げるための目安箱の設置、
盆踊り時の住民と帰省客との交流を図るための「思い出の写真館」の開催、
などを紹介しています。
表紙は雨包山は樽滝の紅葉をピックアップ。
遊子川の地域活性化プロジェクトチーム、「遊子川もりあげ隊」のTシャツができました!
ロゴを作った時点で、もりあげ隊をアピールするためのウェアを作ろう、という話が出て、
12月、住民全体での清掃活動を行なう「クリーン大作戦」で着よう、ということに。
前後にロゴを配しただけでデザインらしいデザインもしてないのですが、
できあがってみるとやはり嬉しいもので。
これでもりあげ隊をどんどんアピールしていきます!
「自分にはなにもできない」
僕はこの先、どんなことがあっても、こう思うことはないだろう。
自分にできることはなんなのか、自分がするべきことはなんなのか、
それを決めるのは自分次第、ということに気づいたから。
どんなに時間がかかろうとも、
求め続ければ「本当に」必要なものは「必ず」得られる。
強く信じることが前に進むエネルギーとなる。
そしてその姿勢をアピールし続ければ、自分を助けてくれる味方が必ず現れる。
その機会を逃さないことが重要だ。
遊子川の地域活性化組織「遊子川もりあげ隊」で地域おこし勉強会を開催、
8月の佐礼谷地区との交流会、9月の地域おこし協力隊研修会での成果を中心に
1時間ほどお話させていただきました。
本来ならば、こういう報告会は自ら積極的にしなければならないもの。
しかし、土地勘のない自分には、誰に、どのように、どのタイミングで行えば良いかが分からない。
有耶無耶になりそうなところへ公民館の主事さんが謀ったように助け舟を出してくれました。
日々の地域行事で、地域の「今」をこなすことで精一杯のはずの人が、
ちゃんと地域の将来を考えている。
それだけで僕はここで頑張る意味がある、と信じられる。
遊子川の地域活性化プロジェクト「遊子川もりあげ隊」の専用封筒ができあがりました!
サイズは角2タイプと、長40タイプの二種類。
山の緑をイメージして封筒の色は薄いグリーン。
単純にロゴを配しただけのシンプルなものですが、
これだけでもやはりちょっとしたやりとりがあって、
最終的にできあがったものが見れるのはとても嬉しい。
デザインをする機会はしばらくないかな、と思ってたけど。
気づくと、ロゴをデザインしていて、
会報の表紙をデザインすることになって。
...これも大学での学びのおかげだろうか。
遊子川地域活性化プロジェクトチーム「遊子川もりあげ隊」が
昨年度作成した計画書をベースに本年度より本格的に活動することになり、
活動計画、活動結果を広く住民に周知するために会報を発行することになりました。
その表紙をデザインしました。
遊子川の霊峰、雨包山のヤマアジサイを一面に載せました。
そして同時にもりあげ隊のロゴも作りました。
想いは分かりやすい形にすることでより正確に、より確実に伝わる。
「かたち」ってやっぱり大切。
水生生物調査なるものに参加させてもらいました。
小学生を対象に行うものなのですが、
小学校そばを流れる遊子川の水脈、野井川に生息する水生生物を採取して調査することで、
川がどれだけキレイか、を調べるのが主目的。
キレイなところに住む虫、汚いところに住む虫を確認することで、
川のキレイさを確認するわけです。
水生生物の専門家の先生の指導の元、
川で水生生物を採取、その後教室にて、採取した生物たちを観察します。
地域環境の調査、ということで、
遊子川地域活性化プロジェクトチーム「遊子川もりあげ隊」環境部のお仕事でもあります。
...でも正直虫って苦手^^;