「セカチュー」と一致するもの

世界の中心で、愛をさけぶ

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僕はドラマ版を一番最初に見た。
それではまった。

次に映画版を観て、原作を読んだ。

その割にはドラマ版のちゃんとしたレビューを書いてなかったので今更ですが。

ドラマ版では、現在の朔太郎(緒方直人)のそばにもアキがいる。


3つのセカチューの中でもドラマ版は一番悲しい物語のような気がする。
だから僕は泣きたくなったときにこのドラマ版を観る。


泣くことのできない人間が涙を絞り出すために。
心の中で行き場のなくなった悲しみを外に出して換気するために。


悲劇ってそのためにあるんだと思う。

100回泣くこと 【中村航】

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恋愛小説に期待ができなくなっていると思う一方で。
恋愛小説に期待を持ちたいという思いもある。

こんな矛盾に包まれながら僕は恋愛小説を読む。
恋愛に絶望しないために。


この本も「カフーを待ちわびて」と同じく表紙に惹かれました。
好きな色であるオレンジがバックであることもさながら、
「100回泣くこと」というタイトルに一番惹かれた。


100回泣くってどういうことだろう?
小さい頃は祖母の厳しい躾によく泣かされたけど、
大人になって僕はどれだけ泣いただろう。
...たぶん100回も泣いていない気がする。


だからこのタイトルに惹かれたのかな。


以下ネタばれ的な部分があるので結末を知りたくない人は読まないでください~

ただ、君を愛してる

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ただ、君を愛してる」を観てきました。
原作「恋愛寫眞 もうひとつの物語(市川拓司)」にすごく感激して、
すごく楽しみにしていた映画なのだけど...


最後のほうはもう激冷め。

...僕は思い込みが激しくて、ひねくれもので欲張りなのか。
それとも自分の中の感情センサーが鈍くなってきてるのか。

とにかくこれからはもう原作先読みはやめよう、そう思った。

原作者の市川さんはこの映画をみて、
「後半は嗚咽をこらえるのに必死だった」と言ってますが、
僕にはどうしてもそれが本意に思えない。

映画は概ね原作に忠実なのですが、
細かいところで設定を変えていて、そこが物語のリズムを狂わしていたような気がする。

例によって思い入れが激しい作品だけにネタばれ的なところがあるので
これから映画を観ようと思っていて、あんまりあらすじを事前に知りたくない、
という方は以降は読まないことをお奨めします。

観終わった後、どう感じたか、あらためてコメントなどいただけると嬉しいです。

天使の卵

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天使の卵』観てきました。

この記事は内容を暴露することが目的ではありませんが、
いかんせん観終わった後の感想であるがゆえに
一部ネタばれ的な部分もあります。
また僕は原作を先に読んで、その上でのレビューです。

小説、映画をこれから観よう、読もうと思ってる方は
ネタばれ前提で語られることを了承の上でご覧ください。
ネタばれしてほしくない人は以下は読まないでください。


では。

僕と彼女と彼女の生きる道

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僕の歩く道」開始にあわせてのPRか、現在再放送中。

仕事人間の夫。
家事育児はすべて妻に任せきり。
ある日妻が子供を残して家を出る。
残された夫と子供は...

放送当時は「僕生き」ほどあまり惹かれず観ませんでした。

当時は「僕生き」「セカチュー」「いまあい」など病気ものに
惹かれる傾向があったようで離婚とか、子供とかそういうもの
に関心があまりなかったせいかもしれない。

でもなぜ今は見てしまうのか。

それはこのドラマが「家族」がテーマだからです。

タイヨウのうた

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映画の前売り券って、当日券より安いんだな。
ということで今度観ようと思ってる「天子の卵」の前売り券を
買いに渋谷Q-AXへ。いくついでにどうせなら何か観ようかな、
ということで一番面白そうなのを選んだのがこの映画。

だいぶ前(6月ごろ?)に公開されて、
もうDVDも11月に発売が決まってて、
もうドラマ版も終盤(1回も観てないけど)にさしかかっている?
...のにまだ上映してたんだ~...ってな程度で。
あと、主題歌がなんかよかったな~...ってな程度で観たら。


...めっちゃよかった。
ストーリー自体は25歳の新人監督というのもあるのか、
少々荒削りな感じがしたけど。
ヒロインを普通の女優さんがしてたらどこか物足りない映画になってたと思う。
だからドラマはやっぱり見ないかな...

ぶっちゃけ。
この映画のレベルをぐんと引き上げてるのはヒロイン演じるYUIの声。
見た目もカワイイのだけど、ストリートライブのシーンでぶっ飛んだ。
上手すぎ。
声を聴いただけでぞろぞろ人が集まるシーンがあるのだけど、
演技だけじゃなく、実際にそれだけ人を惹きつけるパワーのあるボイス。
即ファンになりました。

塚本君もなかなかいい味出してたな。
結婚できない男」で注目し始めたんだけど、さえない軽めの男、
という役柄のせいか、ぱっとしねーなー...と思ってたんだけど
なんのその。ちゃんと純朴な好青年も演じられるんじゃん。

ストーリー自体はセカチューいまあい僕生きに通ずる病気もの。
感動ストーリーの王道です。
太陽光の下では生きられないという奇病のギター少女と
下手だけどサーフィン大好きなサーファー少年の恋物語。

生きることの価値はその長さにあるわけじゃない。
どれだけ真剣に、どれだけ自分の望むように生きたか、だ。
こういう映画を観るたびにそのことを学ぶ。
大切なことだから自分の芯に叩き込んでおきたい。
だからこういう映画を何度も何度も観たいのだと思う。

UDON

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UDON観てきました。
うどん大好き、コニタン超好き、ユースケそこそこ好き、という理由で。

夏休み最終日の平日昼間、というせいもあったのか、
公開1週間というのに六本木ヴァージンシネマはがら空き。

でも。
思ってた以上に豪華キャストで、面白くて、感動した。

キャプテンUDONサイコー!

家族愛あり、友情あり、恋愛...はまあほろっと程度に。

この映画を観ると香川へ讃岐うどんめぐりがしたくなります。

香川県は人口100万人の日本一小さな県です。
この香川県にはうどん屋さんが900件あるそうです。
日本一人口の多い東京にはマクドナルドが500件ほどだそうです。
いかに香川県がうどん王国かが分かります。

香川へはイサム・ノグチの庭園美術館セカチューの舞台、と
この秋に訪れてみようと思っていたのでうどんめぐりもしてこようかな。

陰日向に咲く 【劇団ひとり】

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今頃ですが劇団ひとりの処女作を読みました。
世間や周囲の評価がかなり良くて、「やぐちひとり」でもやぐっちゃんが
絶賛してたので期待して読んだのですが...
(Amazonでも新書はもう買えないみたいですし...)

一気に読んでしまうほどの引き込む力が確かにありました。
そして、ときに笑い、ときにほろり、とくる部分もたくさんあった。

が。
世間が騒ぐほどのもんかな、という気持ちが少なからず。
いわゆるセカチューが世間を騒がしたときみたいな。
(僕のなかではセカチューは大ヒットでしたけど)

「Overrun」で、公衆電話に電話をかける方法なんて知らないし、
というくだりでは爆笑したし、
「鳴き砂を歩く犬」では雷太と鳴子の恋にほろりときた。

それなりにいい作品。
「芸人にしては」いい作品。

僕は評論家ではないのでこの本の良し悪しは分からないけど、
ただ光る部分がありそうだな、というのは確実に思う。
この本だけで終わらず、次回作があるならぜひとも読んでみたい、
という期待はあります。

ただどうしても素の劇団ひとりは好きになれない~
芸風も嫌い。
「やぐちひとり」の春樹キャラは大好きなんですけどね...

白夜行 【第10話】

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第10話が終わりいよいよ次回は最終回。
結局毎回欠かさず見てしまいました。
東野ワールドは知らず知らずにその世界に人を引き込みます。

しかし毎回見るたびに心が重くなる。
彼らがしていることはまぎれもない"悪"なのだけど。
"自我"をも持った瞬間、本来彼らを守るべき存在であった人に
裏切られるとこうなってしまうのは至極自然な気がする。

ドラマではより多くの人が死にます。
古賀刑事や雪穂の育ての親、亮司の母親は原作では死ななかった。
それでいて、本当はいい子なんだけど可哀想な境遇だから、
という同情面を前面に押し出しているのは個人的にはちょっと
気に食わないかな。もう少し冷徹さを徹底させてほしいというか。

原作では主人公の心情はまったく描かれません。
あくまで本人のとった行動と周囲の人間の心情を通してしか
雪穂と亮司の心は見えてこない。
ドラマではそこを上手く補完している。
まさに原作とドラマは表裏一体。
セットにしてよりこの物語のテーマが見えてくる気がします。

来週はいよいよ最終回。
待っているのは悲しい結末と分かっていながらも
今から心がそわそわしてしまいます。

白夜行 【第1話】

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白夜行第1回を見ました。
事前に小説を読んでいてすごく興味があったし。

セカチューの山田&綾瀬コンビというのも興味深かった。
主題歌:柴崎コウ、エンディングの雰囲気までセカチュー
と同じでしたね。

で。
第1回を観て。

思ったよりよかった。
構成は大幅に違うけど。
小説では最後の最後に全てが解き明かされるけど
ドラマではいきなり、犯人が明かされてます。

この物語を推理小説ではなく、
あくまで人間の「こころ」をテーマに的を絞ったのだなと。
それはそれでありかな、というよりビジュアル的には
よりこの物語の良さがでていいと思いました。

セカチューが「光」の物語なら、白夜行は「闇」の物語。

彼は私の太陽だった。
自分が進むべき道を照らしてくれた。

出自がどうあれそう思える人がいる、ということは
幸せなことじゃないでしょうか。

今後の展開が楽しみです。

(2006/02/01 drecomより移動)