「大洲」と一致するもの

内子町並み散策再び。

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えひめ協同・まちづくりネットワーク主催の「えひめまちづくりシンポジウム」に
パネリストとして呼んでいただきました。

会場は内子。
シンポジウムの前に、前日午後から当日午前にかけて八日市・護国町並保存地区、
石畳地区、長田地区を参加者一同で散策。

各地区とも何度となく訪れている場所ですが、
今回はそれぞれ各地区を熟知しているガイドさんによる解説つきだけに、
より見えてくるものがあったような気がします。

同じ場所であっても、同じ時間は一瞬たりともない。
ただ物理的に遠くへ行くことだけが冒険なのではない。
同じ場所でどれだけ多くのものを見つけられるか。
それもまたワクワクする冒険なのではないだろうか。


まずは内子の街並みをあらためて歩いてみる。


大洲和紙会館

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ユスモクの木とコラボする素材を求めて内子へ。

大洲和紙を求めて大洲和紙会館に行ってきました。
大洲和紙、なのに内子なんですね。

ネットで調べてみると、先日愛大の講座でおじゃました龍宮茶屋の近く、
松山に行く時にいつも通る道のそば。
...まったく気づいてませんでした。


ここ最近ずっと言ってるような気がしますが、
近くにありながら気づいていない貴重な存在、というものがなんと多いことか。
そのような存在に気づくたびに、
少しずつ「幸せ」が積み重なっていくような気がして嬉しくなります。


本舗合同セミナー&オフ会

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愛媛の地域密着型ポータルサイト「本舗」のオフ会に行ってきました。

本舗は愛媛県としての一つの集まり、ではなく、
宇和島・八幡浜・大洲・西予・松山・愛南の各地方でそれぞれ本舗があり、
今回はその合同イベント、ということになります。

「機能」で集合する都会とは異なり、「地域」でつながる地方においては、
このような地域主体のポータルサイトは重要な役割を果たす...
...と思って、このブログを立ち上げた直後に、僕も西予本舗に登録はしたものの、
いまいちその効果が実感できず、結局放置状態でした。

そんな状態だったのでFacebookでイベントの誘いを受けた時も、
あまり乗り気ではなく、当初は行くつもりもなかったのですが、
大番頭の方が近くに来たついでに、とユスモクに寄ってくれて、
直接お声がけをしていただいたことで、思い直して行くことにしました。


ネットは大変便利です。
しかし、どんなにネットが発達したとしても、
直接会ってコミュニケーションすること以上のことはできません。
あくまで「直接のコミュニケーションをサポートする」というのが
ネットの役割であり、それはこれからも変わらないと思うし、
変わるべきじゃないと思います。

ネット世界、なんて言葉が常識的になりつつあるけれど、
僕はネットに世界があるなんて思わない。

ネットはしょせん離れた現実と現実を繋ぐツールでしかない。


遊子川周辺の温泉

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[宝泉坊冷泉]


比較的娯楽に対しては淡白な方だと思います。

お酒が飲めないので、宴会に出ることは嫌いではないといっても、
酒宴でお金を浪費することはなく。
食にも無頓着なのでグルメで浪費することもない。

女に対する執着もそれほどなく、
風俗はおろかキャバレーに行って遊びたい、とも思わず。
特定の女性に入れ込み、尽くし続ける、貢ぎ続ける、というタイプでもない。

ギャンブル運がない(...と思い込んでいる)ので、
ギャンブルで浪費することもない。

かつてはスキーに熱中していて、それでかなりお金をつぎ込んだ時代もあったけど、
今はそれもなく。


最近の楽しみはもっぱら景色のいいところに出かけて、写真を撮ること。
それでもかつてのようにカメラなどのガジェットにお金を注ぎ込みたい、
という欲もなく。

そして、冬ならではの楽しみが、温泉。
二十代はカラスの行水で温泉に何の魅力も感じなかったけれど、
三十代に入ってから、急に温泉が好きになった。

そして遊子川の周辺も、意外と温泉施設が多い。

心から望んでいるものに対しては、縁は自然と近づいてくる。
それを見逃さないこと。
それがチャンスをつかむということなんだ。


オオズキャンドルナイト

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土曜日。
午前中、愛大での面接を終えて、大洲へ移動。

しかしこの日は花粉症で体調がとくに悪かった。
クシャミ鼻水はそれほどでもないのだけど、咳がひどく、
咳のし過ぎでまたその他の症状を引き起こしている、みたいな。
頭痛がひどく、食欲はあるけど食べたら胃がムカムカする、みたいな。

昼食を食べた時点でぐったり。
駐車場で二時間ほど仮眠を取る。
明日大丈夫かなあ、と思いつつ、所用を済ませ、
目下のところのリラックス手段である温泉に一時間ほど浸かる。
幾分回復。

なんだかんだで結局夕方まで大洲にいることになったので、
せっかくなので、大洲城で開催されているキャンドルナイトを見学することに。
前にも行きそびれていたので、今回は何とか見ておこうと。


しかし、春が近づき、陽が長くなってきていて、なかなか見頃の暗さにならない。
いくらライトアップの撮影が夕闇が最適とはいえ、明るすぎる。
しかし、明日は大事な社会教育セミナーが控えており、体調も本調子でないこともあり、
やむなく暗くなるのをまたずに退散。

またもや今回も縁がなく。


でもまあ、大洲での地域づくりの一端を見ることができたのは良かった。

やっぱりライトアップってイイね。
心がほっこりする。


日本一夕日がキレイな駅

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JR四国・予讃線下灘駅。


僕は四国に来るまでまったく知りませんでしたが、
「日本一夕日がキレイな駅」だそうです。


何を根拠に「日本一キレイ」と言うのかは分かりませんが、
訪れてみると、そう言われればそうかもね、と納得してしまう。

普通の駅舎に、ありきたりのホームと屋根とベンチ。
取り立てて作為的に創意工夫を凝らしているようにも見えない。
ただ目の前に遮るものなく広大な海が広がっているだけ。


それだけで十分なのだ。
それだけで日本一と呼べる風景が作れる。

創意工夫とはとどのつまり、
余分なものを極限までそぎ落とす行為なのではないだろうか。


初日の出は拝めず、初日の入りも拝めず、
初日の入り+1を拝んできました。


赤橋

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年始もぼちぼち出かけております。

まずは北へ。


日本一夕日がキレイな駅、下灘駅がこの日のメイン目的。
いつもの買物スポット、大洲から県道24号線を北上、
肱川ぞいを進んでゆき、海に注ぐ河口の町が長浜町。

その河口にかかる赤い橋が長浜大橋。

通称「赤橋」。

日本で現存する最古の可動橋です。
あの勝鬨橋よりも古いとか。


橋大好き。
メカ大好き。
骨格大好き。


デジタル全盛の時代といっても。

奥行きのない世界など面白くない。
重力のない世界などありえない。


メリクリ

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  ♪ Silent night, Holy night,
    All is calm, All is bright,
   'Round yon Virgin, Mother and Child,
    Holy infant so tender and mild,
   Sleep in heavenly peace,
    Sleep in heavenly peace. ♪

  『Silent Night(きよしこの夜)』


クリスマスとか、バレンタインとか、あまり愛の行事には無頓着なほうです。

祝えるときはパートナーと一緒に祝い、そうでないときはそれなりに孤独に過ごす。
こういう日はどんな状態であれ、とにかく平穏無事であることをなにより感謝すること。
そういう日ではないでしょうか。


遊子川でのはじめてのクリスマス。
ここで希望を持って過ごすことができることに感謝。


A Happy Christmas !

...皆様が幸せなクリスマスを過ごせますように。


冬支度

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[冬支度前、夏仕様]


遊子川は寒い。

東北や北海道ほどではないにしても、
広島はもとより、東京より寒い気がする。
東京よりかなり南に位置しているというのに。
やはり山間部なんだな。

これから本格的な冬がはじまったら更に寒くなるわけで。

暑がりなので、これまでクーラーなしでは夏は過ごせなかった。
遊子川は涼しくて、人生ではじめてクーラーなしの夏を過ごしました。

逆に冬は暖房なしでも大丈夫。
夏はクーラーかけたまま寝ることもよくあったのに対し、
冬は暖房は必ず消す。布団で十分。
逆にあの「温風」というものが苦手なのかもしれない。
長時間温風にあたっていると、頭痛がしたり、気分が悪くなったりする。
コタツというものにも縁がなかった。
実家でも使うことはなかったし、上京してからも使わなかった。


しかし、この寒さではそうも言ってられない。
スキーでさんざん寒いのは経験してきたけれど、生活圏での寒さはまた別。
この寒さは経験したことない寒さだ。


...というわけで冬支度。


「魅力」の再認識 【その2】

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[臥龍山荘]


「魅力」の再認識 【その1】


東京の友人が遊びにきました。
代休をもらって一日アテンド。

内子を案内した後、大洲へ。
大洲城と臥龍山荘を案内しまた。


会社員時代の友人で年下なんだけど、とても世話になっていて、
会社を辞めて美大で社会人学生として貧乏暮らしをしてる頃、
(今もまだ貧乏だけど;;)色々と助けてくれました。

僕とは真逆のタイプ。
「なのに」というか、「だから」というか、
僕にしてはめずらしく、つかず離れず長く付き合ってくれている友人。

なんにでも興味を持つことができ、たいていのことは受け入れることができて、
現実的で、要領が良くて、頭もきれる。(口調はキツイけど)

そんな人間が、なぜに僕のような要領の悪い夢想的な人間を助けてくれるのか、
よく分からないけど、大切にすべき友人の一人であることだけは確か。


自分を甘えさせてくれる女性と、自分の甘さを指摘してくれる男性。
何歳になっても必要なものですな。

...何歳になっても自分が甘いだけなのか。