ただいま3年生最後の課題の学内展なのだけど。
正直これまでになくモチベーションが落ちている。
これからの進路への不安。
「展示」というものへの疑問。
「協業」というものへの疑問。
この学校のカリキュラムへの疑問。
理由はいろいろあるけれど。
一番の理由はやはり自分の中にある。
Architecture, Art, and sometimes Design.
第4セッションの最終プレゼンが終わりました。
結果から云えば、ちょっと中途半端に終わってしまった気がします。
卒業後の進路に応じて自分にマッチしたテーマを選ぶわけですが、
僕は建築関係の仕事に就きたい、との意向より、
第1セッションで取り組んだ住宅課題のブラッシュアップをすることに。
コンセプト重視で取り組んだ第1課題に対し、
就活に必要な「設計能力」のアピールをするために、
図面描画、動線計画など住宅設計のベーシックなテクニックを重視して
案を練り直しました。
しかしそうすると当然、というか案の定コンセプトの詰めが甘くなってしまった。
まあそれが経験の浅さで、自分の未熟さということなんだろうけど。
良いコンセプトと的確な表現力。
良い提案とはこの両者のバランスのとり方のあるのだろう。
火曜ゼミ「ものづくりのデザイン」の最終プレゼンが無事終了しました。
「魅力」をテーマに学生それぞれが考える魅力を作品として制作する課題。
今回自分は照明器具を製作しました。
あらためて自分は「自然」と「人間」との接点にデザインを使いたい、
という欲求が強いのだと思う。
最終的には照明器具を制作したわけですが、
最初から照明器具を作りたい、と考えていたわけではなく。
正直中盤過ぎまで創るものの機能は固まってなかった。
気がつけば師走も半ば。
火曜ゼミの課題の最終プレゼンが迫ってきました。
忙しすぎた前期に比べて、後期はやたらとのんびり。
自分が思う「魅力」を作品として1つ作成するのですが、
最初の1,2回はノウハウ的な授業だったのだけど、
それ以降は各自でエスキース。
出欠点として6割出席が条件なんだけど、その6割すら出欠の必要性を感じない。
もうちょっとカリキュラムの組み方を考えて欲しい。
そんなダラダラ感に引きづられギリギリまでなかなかとりかからず。
...今になってバタバタしております。
第4セッションの中間プレゼンが終わりました。
このセッションはこれまでの課題のような共通のテーマ設定がありません。
各学生の卒業後の希望進路に応じて学生自身がテーマを決定します。
いわば来年度の卒業制作の予行演習、みたいな。
この大学で就職のお世話になりたい人は、
自分が進みたい分野のポートフォリオを強化する必要があるし、
そうでない人は自分の興味あるものをテーマに設定すればいい。
駅舎、BAR、居酒屋、スポーツ施設、学童施設、カフェ、...
担当教官が器用なマルチタイプ、ということもあるのか、
よくもまあこれだけばらけるもんだなというくらい各学生バラバラのテーマ設定。
もはや空間デザインの枠を超えてやりたい放題、という感じ。
そんな中、僕が選んだテーマは一番オーソドックスな「住宅」。
そして住宅をテーマにえらんだのは唯一僕だけ。
毎週水曜日はデザイン講義の授業。
まず3限目は「環境生活デザイン」。
「これからの社会でデザインの果たす役割について自由に論ぜよ」、
というお題で自習レポート。
先週の授業で鶴見俊輔の「限界芸術論」を習ったので、
デザインに相当する「大衆芸術」というキーワードをさりげなく入れて。
デザインとは、「関係性」を表現する大衆芸術だと思う。
人と人の関係。人と物との関係。人と社会の関係。人と自然との関係。
様々な関係を様々な手段で表現する。
大衆芸術とは一握りの玄人が、大衆に向けて発信するものであるから、
社会を良い方向に導くものでなければならない。
だから良い関係を築くことがデザイナーの役割だと言える。
その点でデザイナーは社会を導くリーダー的役割があるだろう。
そもそも関係そのものは目に見えないものであるから、
分かりやすく伝えるために、様々な素材を加工して「イメージ」を作りあげる。
その工程が進化してデジタル化が進むことで、
イメージは次第に物質に囚われずに無限に広がりを持つようになった。
そしてデザイナーは素材を軽視するようになった。
どんなに広がりを持っていても人間は物質界にいるのだから、
最終的にイメージが物質界に還元してこなければ、
真に良い関係というものは生まれてこないはずだ。
...というようなことをA41枚の表裏につらつら書き上げる。
そして4限目の「アイデンティティ・デザイン」の授業へ。
[大学での課題作品一覧]
大学の芸祭期間に入りました。
芸祭関係者にはもっとも忙しい1週間だけど、
逆に関係のない者には1週間の休み。
お祭り苦手な僕はもちろん後者。
んで、一週間の休みに何をしようかと。
...がその前に。
休みの直前で新しいセッションがはじまりました。
住宅や美術館といった前回までのような共通設定は今回はないようです。
就活にむけて各自の強みを明確にし、それをアピールするための
強力なポートフォリオ作りがテーマと言えばテーマ。
つまり学生によって取り組む内容はまちまちといったところ。
んで、さっそく休み明けに自分の強みを明確にするための「自分」プレゼンがあります。
課題の最終プレゼンが無事終わりました。
2年生の見学、授業風景の取材、といつになく見学者が多い、ということもあって
いつもは遅刻してくる学生が多いのに、今回はほぼ定刻に8割方そろう。
正直この歳になってもプレゼンは苦手。
高専にいた頃はほとんどプレゼンなんてしたことなかった。
社会に出て、それなりにプレゼンをする機会はあったけど、
課題の最後に毎回プレゼンをする、という美大のスタイルに触れることで、
ようやくプレゼンの本質が見えてきたような気がする。
短い時間の中で自分の伝えたいことを的確に伝える。
手が技術に追いつかず、想いが言葉に追いつかない。
毎回それを痛感します。
スピーディーにプレゼンして、スピーディーに相手に想いを届かせる。
それが効率化社会における現代のプレゼンの本質なのだと思います。
しかし。
どんなに文明が進めど、本質そのものはゆっくり浸透する。
それを信じて自分の想いをじっくり整理する。
それがこのブログなのです。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
...僕はその典型です。
2つのことを同時に器用にこなすことがでけへん。(なぜか関西弁)
月・木の課題に集中してたら、火曜のゼミがそっちのけになってしまった。
良いアイデアも出ず、モチベーションも上がらず、授業を2週続けて欠席。
来週中間プレゼン、ということでとりあえずノーアイデアのまま学校に行く。
二兎が追えなければ一途に絞って追うしかない。
躊躇してると二兎とも逃してしまう。
第3セッションも中盤越え。
中間プレゼンが終わりました。
大どんでん返しがあったけど、もう時間がない。
各自のアイデアによってはこのセッションはリサーチのみでよい、
みたいな雰囲気もあるけれど、僕はやはり形に残すことにこだわりたい。
今後はこれまでのリサーチを元に最終プレゼンに向けて
形にしていくことに注力していきたいと思います。
けっこう自由度の高い課題なので、各人さまざまな提案があるのですが、
大きく分けて堅実な「現実型」と、突飛な「未来型」に分かれるようです。
年齢に反して僕はどうやら突飛な「未来型」らしい。
現実型は提案が実感できるので、受け入れやすい。
それに対して未来型は現実を離脱するために反発を受けやすい。
しかし建築は時間をかけてゆっくりと評価されるものと僕は信じる。
自分の感性を信じて突き進もう。
人生にはリズムがある。
そのことに気づいていれば、
調子が良くないときもいつかはまたよくなる、と希望が持てる。
水曜日、頑張って八王子に行ったらまた休講だった。
木曜日、やっとこさ浮かんだアイデアを先生にエスキースしたら、
「スケール感ないねえ」「あれこれ機能詰めすぎな割にはバラバラだねえ」
とだめ出しされた。
スケール感がないのはまあ当たり前といえば当たり前だ。
でも、たぶん僕はでっかいものを創りたいんだと思う。
高い塔を建てたくなるのはなぜだろう。
あれほど苦労して準備した展示もあっという間に終わり...
最後の撤収日。
撤収は搬入以上に時間がなくて、さらにあわただしかった。
10時半に開始して12時にはすべての荷物を会場から撤去しなけりゃならない。
設営ほど時間がかからないとはいえ、やはり時間に追われることになりました。
とは言っても課題も終わり、夏休みに入っていたということもあって、
搬入時よりは学生の集まりも良く、
うだるような夏の暑さの中で汗だくだくになりながらではありますが、
なんとか12時にはすべての荷物を撤収できました。
物事何でもやればできるもんだね。
ゼミで携わった展示を見にいってきました。
もっと早く、もっと足繁く行きたかったのだけど、
前期末で課題に、テストに、レポートに忙しく、ようやく。
それでも自分が苦労して準備した展示の実際の様子を見るのは良い気分だ。
どんなに苦労して準備しても、実際の展示の様子を見なければ、
その成果は分からないのではなかろうか。
自分たちが計画した会場計画を来場者はどのように受け取るのか。
それを学ばなければ、このゼミの意味はない。
第2セッションが終わりました。
...なんなんだ、この後味の悪さは。
原因はいろいろ考えられるけど。
一言で言うななら、やっぱり自分の力不足なのだろう。
新宿の初台にある、東京オペラシティのガレリア。
新国立劇場とオペラシティの間にある幅15m、長さ200mの細長い空間を使って
「なにか」を展示する空間を提案する。
それが今回の課題。
新しく空間を作り出すことと、今ある空間を活用してコンテンツを考えだすこと。
...両者は果てしなく別物ではないだろうか。
火曜日のゼミも大詰め。
翌日からの展覧会スタートに向けて搬入開始。
正午に大学集合。
総勢20名程度のゼミ受講生のうち、集まったのは男女2名ずつのたった4名。
夜間の大学だから、昼間働いてる人が大半なのも分かるけど、
それにしても学生のやる気なんてこんなものか、と思ってしまう。
汗だくになりながら、トラックに重いパーティションを積み込む。
汗だくになりながらトラックからパーティションを降ろし、
汗だくになりながら全くバリアフリーでない搬入路を台車で会場へ運び、
汗だくになりながら会場でパーティションを組み立てる...
...ふと、高い授業料払って自分はなにをやってるんだろう、と思うこともしばしば。
でも汗だくなりながら、6時間作業して疲れ果てた後、
やっぱりこのゼミも貴重な学びの場なんだと思うことができた。
デザインをする、ということはただ作品を創ればそれで完結するものじゃない。
さまざまな作業と過程と人の手を経て、社会に出て行かせることだ。
1週間前になったので告知させていただきます。
最近の僕から「余裕」を奪っている元凶です;;
しかしいろんな意味で勉強になってます。
建築家で多摩美上野毛キャンパスのスペースコミュニケーションコース(SC)教授、
山中玄三郎先生の個展です。
二子玉の高島屋本館屋上にあるルーフギャラリーにて。
会期:2009年7月16日(木)~7月28日(火)
時間:10:00~20:00(16日は19時まで)
会場:玉川高島屋SC本館屋上 ルーフギャラリー
詳細はこちら。
僕たち学生は週1回のゼミの受講、という形式で
この個展の計画、運営をお手伝いしてます。
...実際は週一どころじゃないけれど。
セッション1が終わりました。
SCコースに移って最初のセッションでしたが...
...思った以上に大変でした。
しかし思った以上に充実していました。
やはりSCに移動したのは間違いじゃなかった。
ボリューム模型を作って、
検討模型を作って、
図面を書いて、
プレゼン模型を作って、
プレゼン資料を作成する。
やることが多すぎる。
やってもやっても足らないと先生に言われる。
考える力と整理する力が必要である。
知力と同時に体力(耐力)も必要である。
デザインと同時に技術も必要である。
センス(感覚)と同時に論理的思考も必要である。
建築には全てが要求される。
だから難しいのだけどそこが面白くもある。
課題のエスキース日。
7個目の検討モデル。
2人の先生に見てもらったけど、
だいぶ肯定的な意見をもらえるようになりました。
本当は1/50スケールで検討する予定だったけど、
まだVectorworksに不慣れなのと、
学校のVectorworksが不調なのと、
Vectorworksの入ったPCルームが使えなかったことが重なって、
図面がプリントアウトできず、やむなく1/100で作成。
毎回形が変わるけど、目指すものは同じ。
その本質的なテーマを見失わずに、第三者に分かるように明確に表現する。
分かっちゃいるけどなかなか。
言うは易、行うは難し。
課題の2回目のプレゼンが終わりました。
2回目のプレゼン直前のエスキース後から構造の要素とストーリー性を
盛り込んで発表したのですが...
「要素盛り込み過ぎ」
...という教授陣のコメントでした。
ここまで作った1/100の検討模型は4つ。
先生に言わせれば全然少ないそうですが、
エスキースとプレゼンの度に厳しいアドバイスを受けて手直ししてきた。
それを否定とまではいかなくとも、厳しい言葉に曝されるとさすがに凹む。