7th Model

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課題のエスキース日。


7個目の検討モデル。

2人の先生に見てもらったけど、
だいぶ肯定的な意見をもらえるようになりました。

本当は1/50スケールで検討する予定だったけど、
まだVectorworksに不慣れなのと、
学校のVectorworksが不調なのと、
Vectorworksの入ったPCルームが使えなかったことが重なって、
図面がプリントアウトできず、やむなく1/100で作成。


毎回形が変わるけど、目指すものは同じ。
その本質的なテーマを見失わずに、第三者に分かるように明確に表現する。


分かっちゃいるけどなかなか。

言うは易、行うは難し。


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自然派の施主に自然の家を提供する。

いきなり緑の丘が登場するのは近隣住民にも違和感を与えるため、
最初はモダンな外観とする。

家の中心にコンクリートか金属の象徴的な「樹」を置く。
その周囲に緑を配する。
最初は「ガーデン」や「プラント」という名の控えめな存在で。

その象徴的な存在が自然の本質的な存在を
住民の日々の生活の中にいながら意識させる。

緑の割合は年を経るごとに増え、100年後には「緑の丘」となる...


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今回は中心の樹と建物四隅の間の対角線上に
屋根の支えとなる木の枝をアーチ曲線状に配しました。

「1つの大きな屋根」の下にいるという連帯感を意識しつつ
自然(樹木)を模した曲線下に直線的なモダンな箱を配します。
樹木の枝と枝の間に隙間があるように、
屋根と箱の間には適度な隙間があります。

自然は大いなる教科書である。
樹木下が気持ちいいのはなぜだろう。

適度な隙間は雨露をしのぎながらも適度な光量と風通しをもたらす。
だから木の下は気持ちいい。
そんな気持ちよさをこの家で実現したいと思いました。


最初はモダンな空間に快適さを見出すも。
中の自然を育てながら暮らすことで自然の中に快適さを見出してゆく。

緑の丘へと進化するモダンな住宅。


そんな家の魅力が伝えられる最終模型を
残り1週間ちょっとで仕上げなければならない。


やるぞ!