あれほど苦労して準備した展示もあっという間に終わり...
最後の撤収日。
撤収は搬入以上に時間がなくて、さらにあわただしかった。
10時半に開始して12時にはすべての荷物を会場から撤去しなけりゃならない。
設営ほど時間がかからないとはいえ、やはり時間に追われることになりました。
とは言っても課題も終わり、夏休みに入っていたということもあって、
搬入時よりは学生の集まりも良く、
うだるような夏の暑さの中で汗だくだくになりながらではありますが、
なんとか12時にはすべての荷物を撤収できました。
物事何でもやればできるもんだね。
大学に持ち帰った荷物をそれぞれ元にあった場所に戻し、
模型や家具、資料パネルなどは先生の事務所に送って...
13時半頃には学生は作業完了。
その後先生たちの作業が完了するのを待って打ち上げ。
これまでの苦労をねぎらっていただきました。
今回は本当にあわただしくて作業の写真を撮るヒマがなかったので、
打ち上げが終わって家に帰る途中でみつけた先生が手掛けた住宅、
尾山台の「Creator's House」を撮ってみました。
住宅って中が見れないのが残念。
今回一連の展示作業をやってみて、
ものを運ぶ、ということがいかに重要で大変な作業か、ということを学んだ。
とくに搬出時は運搬物の保護よりも時間が優先させなければならない状況で
運搬物をけっこう傷つけてしまう部分もあった。
こうしてみると引っ越し屋さんや宅配屋さんは
運ぶことについて良く訓練されたエキスパートなんだなあ、と実感。
重力を感じる、とはこういうことなのだろう。
重力を意識した仕事をしていきたい。
重力を意識して生きていきたい。
重力を感じる、ということは「生きる」ことを感じることだ。
デジタル世界がどんなに進んでも、そこには重力はない。
制約のない世界では世界そのものが自由であっても、
その自由を感じることはできない。
重力という縛りが、自由を意識させる。
7月が終わる。
さあ、これからが本当の夏休みだ。
...と思ってたら楽しみにしていたジェームズ・タレルの光の館への宿泊が
ちょっとした手違いでフイになってしまった。
...予定通り平泉に行くことにしよう。
その前にしばらく見に行けなかった展示を見に行くことにしよう。