stick screw cube

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stick_screw_squre.jpg


気がつけば師走も半ば。

火曜ゼミの課題の最終プレゼンが迫ってきました。

忙しすぎた前期に比べて、後期はやたらとのんびり。
自分が思う「魅力」を作品として1つ作成するのですが、
最初の1,2回はノウハウ的な授業だったのだけど、
それ以降は各自でエスキース。

出欠点として6割出席が条件なんだけど、その6割すら出欠の必要性を感じない。
もうちょっとカリキュラムの組み方を考えて欲しい。


そんなダラダラ感に引きづられギリギリまでなかなかとりかからず。

...今になってバタバタしております。

perfume_rhino_framingo.jpg
[グラフィックなら簡単なこの造形をいざ造る、となると...]


困ったときは過去に見つけた「本質」を応用する。
(...別目「使い回し」ともいいます^^;)

「本質」はどんなものへも応用が効くのだ。
(自分だけの本質かもしれないけど^^;)

2年生の時に作成した香水瓶の「ねじれる立方体」を、
木の丸棒で格子状に組み、照明器具とします。
コンセプトなどはプレゼン終了後にあらためてアップします。

この造形が本当に直線要素だけで構成出来るHP曲面なのか、
確認してみたい、というのもあったし。


しかし、実際作ってみるとこれが大変。

まずスタイロフォームと竹ひごで簡易モデルを作成
まあなんとかなりそうだ、ということで材料のハンズへ買出し。

Φ10の丸棒(45cm)が28本とこれを支える上下の板が主なパーツ。
丸棒をラミン材、板材をMDFにして加工費込みで5千円弱に収まりました。

木工室という施設がありながら、週末は閉室というありえない状況のため、
購入以来使っていなかったハンドドリルがここでようやく出番。
しかしこの穴あけが意外と重労働。
しかもバッテリーの持ちが異常に悪い。
運良く同級生がドリルを貸してくれてなんとか穴開け作業終了。

次に木材の反り防止のためのコーティング。
木の素材感を出すために、色付けはせず、
クリヤーつや消しのラッカースプレーを使用。
シンナー塗料だけに長時間の作業になると頭痛がしてくるよね。
環境にも良くないし。
シンナーに代わるエコ塗料ってないのかな...


そしてやっとこさ組み上げ作業。

これが思ったてた通り大変。

グラフィックなら形を描き上げた時点で終わるものも、
プロダクトではここから重力との闘いが始まる。
その意味では「構造」がプロダクトに命を与えると言える。

四苦八苦しながらなんとか形を組み上げ、仮止め。
底部をボンドで固定した時点で時間切れ。

8割方完成、といったところだろうか。
明日でなんとか完成させたいところ。


誰もいない教室で一人もくもく作業。
地味な作業を地道にやるわけで、大変なんだけど、
ものづくりの過程で、モノが実際に組み上がっていくこの工程が一番好きだ。

どんな素晴らしいイメージも、
現実の世界に触れられる形として現れなければ、その魅力は半減する。


だから、「触れるもの」にこだわりたい。
「空間」も、「プロダクト」も。