ライト・オブ・ダービー(ジョセフ・ライト)「酋長の未亡人(インディアンの寡婦)」
(1783年/1784年)
大塚国際美術館での展示作品。
会場内は撮影可能ということで、気の向くままにお気に入りの作品を撮影しました。
本記事ではロココ、新古典主義、ロマン主義、バルビゾン派、写実主義をピックアップ。
ルネサンスの反動で広がった不安定さ、無秩序さ、ダイナミズムは
マニエリスム、バロックを経てロココまで広がったところで、
再び安定・秩序へと向かう新古典主義の時代を迎えるが、
その後は再び不安定・無秩序のロマン主義が展開してゆく。
多少の時代背景の差異はあれど、様式というものはこうした安定と不安定の間を
波のように行ったり来たり繰り返すものなのだろう。
一方でこうした波の影響をものともせず、
写実主義やバルビゾン派など、独自の様式を展開することもある。
...あくまで素人の自分なりの独自の解釈です。
知識不足、勘違い、根拠に欠ける部分も多々あることをご了承ください。
照明がやや暗めで暖色系のため、作品画像はピンぼけ気味でやや赤っぽくなっています。
また、陶板特有の光沢もあります。
さらに傾き補正やレンズ補正をかけているため、
必ずしも作品(本物)の内容や構成を忠実・正確に表すものではないことをあらかじめご了承ください。
「だいたいこんな感じのもの」という感じで見ていただけたらと思います。
[モナ・リザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ、1503年−1505年/1507年)]
大塚国際美術館での展示作品。
会場内は撮影可能ということで、気の向くままにお気に入りの作品を撮影しました。
本記事ではルネサンスからバロックまでをピックアップ。
近世の幕開けとなったルネサンス期は、もともと古代への復帰・再生を目指す運動であったが、
結果としてその後の近世期の芸術を大きく転換、発展させていくものとなった。
それゆえルネサンスの時代区分を近世に組み込んだのでしょうか。
古代における秩序や安定を規範としたルネサンスはやがてその反動として、
ねじれや不安定、ダイナミズムを求めるマニエリスムやバロックへと展開してゆく。
...あくまで素人の自分なりの独自の解釈です。
知識不足、勘違い、根拠に欠ける部分も多々あることをご了承ください。
照明がやや暗めで暖色系のため、作品画像はピンぼけ気味でやや赤っぽくなっています。
また、陶板特有の光沢もあります。
さらに傾き補正やレンズ補正をかけているため、
必ずしも本物作品の内容や構成を忠実・正確に表すものではないことをあらかじめご了承ください。
「だいたいこんな感じのもの」という感じで見ていただけたらと思います。
徳島県鳴門市の大塚国際美術館に行ってきました。
愛媛の山奥から片道9時間(下道)かかりました。;;
この美術館は世界の名画を陶板で再現した世界初の「陶板名画美術館」だそうです。
また「行ってよかった日本の美術館&博物館」で1位に選ばれたこともあるそうです。
古代から現代までその数千点以上。
高い保存技術でその品質は二千年以上経っても色褪せないそうです。
陶板はいわば高画質プリントである。
そしてそれは、絵画がただの二次元でないことを教えてくれる。
平面のキャンパスに描かれる絵画にも「厚み」があることを教えてくれる。
絵画は「グラフィック」ではなく、「プロダクト」なのだ、と。
広島県呉市にある大和ミュージアムに行ってきました。
呉港のすぐそばにあります。
呉は港町。
かの有名な戦艦大和が造られた街であります。
呉高専出身で、かつては毎日のように呉を通っていたけど、
呉港には一度として行ったことはなかった。
呉駅から歩いていける距離であることも知らなかった。
もちろん、船に乗って愛媛に渡ったこともなかった。
だからこの二十年で呉港がどれだけ変貌したのかは正直よく分からない。
しかしまあ、このあたりも開けてきたんだな、という雰囲気は何となく感じる。
すっかり呉の街も観光地化してるようです。
夢の島公園内にある第五福竜丸展示館に行ってきました。
入場無料。
忘れてはならない記憶、というものがある。
モニュメントは人類が永遠に記憶にとどめておくべきイメージである。
1954年3月1日、ビキニ環礁を航行していた漁船・第五福竜丸は
アメリカの水爆実験に巻き込まれて被爆した。
広島・長崎に投下された原子爆弾に次ぐ、日本における第三の原子力災害となった。
なにごとも、踏み込んではならない領域というものがある。
科学の力ですべてを制御できるなど、人間の驕り以外のなにものでもない。
本展示館はこのことを心に刻むための施設として1976年に開館しました。
GWも後半。
同級生から建築系の面白そうなインスタレーション展示をやっていると聞き、
久々に竹橋の国立近代美術館へ。
アトリエ・ワン、中村竜治、中山英之、鈴木了二、内藤廣、菊地宏、伊東豊雄。
日本の7人の建築家によるインスターレーション展示。
「建築はどこにあるの?」
...何とも深いテーマじゃないですか。
この展覧会の嬉しいところはめずらしく写真撮影OKだということ。
見る人それぞれの「建築はどこにあるの?」の答えをflickrの専用サイトに
アップしよう、というキャンペーンもあるとか。
とりあえず僕は文章と写真でその答えを整理したいので、
いつも通り自分のブログにアップしますが。
さらに入場料がいつもより安い。
学生料金450円でもいつもより安いのに、
キャンパスメンバー特典でさらに250円へ値下げ。
GWとあって混雑しているかなあ...と思いきや、チケット売り場で並ぶこともなく、
会場も快適に鑑賞することができ、写真をたくさん撮ることもできました。
はたして僕の建築はどこにあるのか。
まだはじまってもいない自分にその答えは見えようはずもないのかもしれないけど。
外を散策後。
東京都庭園美術館の内部公開。
写真撮り放題。
休日。
...ということもあって、いつにもまして館内は人で溢れていました。
正直こういう場所は雑踏は似合わない。
静けさの中にあってこそ、時代が重ねてきた格調というものを堪能できる。
空間を堪能するのはあきらめ、
「プロダクト」を堪能してきました。
それでもやはり時代を超えて残る美しいものを眺めるのは気分が良い。
人はなぜ、「美」を求めるのだろう。
内観編
中目黒の目黒川の桜はまだ八分咲きでした。
満開になると枝が川面に向かって垂れ、それはとても美しいのだけど。
ちょっとまだ時期早々。
その足で目黒川を南下して目黒は東京都庭園美術館へ。
ここの桜も同じくまだ八分咲きでしたが、
現在、庭園美術館の内部公開展示「アール・デコの館」が開催中ということもあって、
たくさんの人が訪れていました。
過去2回(1回目/2回目)訪れましたが、
チケット売り場に行列ができているのを今回はじめて見た。
通常は美術館内部は撮影禁止であるのが、
この展示期間中はほぼ全面的に撮影可となることもあって、テンションアップ。
しかしまずは美術館周辺の庭園と美術館外観を鑑賞することにしよう。
小金井市にある江戸東京たてもの園に行ってきました。
小金井公園の中にある有料展示ゾーンで、
昭和初期の建物が展示してあります。
入場料400円。
紅葉がキレイでした~
「美の巨人」で紹介されてから訪れてみたいと思っていた、
前川國男自邸のある、江戸東京たてもの園へ行ってきました。
東小金井の駅からバスで10分ほど。
ここでは一番のお目当ての前川國男自邸をレポートします。
江戸東京たてもの園全体については別途レポートします。
松島の藤田喬平ガラス美術館へ行ってきました。
「美の巨人」で藤田喬平氏とその作品が紹介されているのを見て、
実物が見たくなりました。
もっとこじんまりとした美術館かと思いきや、
松島の美景にマッチした美しい庭園に囲まれた立派な美術館でした。
ガラスの透明性を全面的に出すのではなく、
あえて曇らせ、色をつけ、模様をつけて光を柔らかく透過させることで
ガラスに彩られた色彩を美しく映えさせる。
淋派の芸術をガラス工芸に持ち込み、
生涯をかけて独自の美の表現を追求した。
...そこに惹かれた。
せんだいメディアテークへ行ってきました。
意匠設計:伊東豊雄、構造設計:佐々木睦朗
意匠・構造・機能のどれをとっても未来的なこの建築、
場所もさぞかし未来的な開発地域みたいなところにあるのかな...
と思ったら、ごく普通に街中に建ってました。
仙台駅から地下鉄で二駅の勾当台公園から徒歩6分。
[ニコラス・G・ハイエックセンター]
建築エンニジアリング集団「Arup(アラップ)」の
設立20周年記念展覧会へ行ってきました。
この展示のビジュアル全般をうちの大学の先生がやっている、
という伝で知ったのですが、建築構造に興味がある、と言っておきながら
全くはじめて知る名前でした。
Arupは1946年にオーヴ・アラップにより設立。
ヨーン・ウッツォンのシドニー・オペラハウス、
レンゾ・ピアノ&リチャード・ロジャースのポンピドゥー・センター
など著名建築家の構造設計を数多く担当。
日本では1989年に関空の設計を機に日本事務所であるArup Japanを設立。
以来国内においても実に数多くの著名建築の構造設計を手がけてきました。
関空、セントレア、メゾンエルメス、犬島アートプロジェクト、ソニーシティ、
新丸ビル、秋葉原UDX、新宿/名古屋のモード学園ビル、
ザ ジュエルズ オブ アオヤマ、ジ・アイスバーグ、
ホテルメトロポリタン、富弘美術館、ノマディック美術館、モバイルアート、
そして今回の展示会場であるニコラス・G・ハイエックセンター...
どこかで目にしたことのある美しい建築構造のほとんどをArupで
手がけているといっても過言ではない圧倒的な実績の多さ。
それでいて、あまり世間には知られていない控えめさ。
...これぞエンジニアリングの鏡ではないでしょうか。
クレマチスの丘。
ヴァンジ彫刻庭園美術館編。
ビュッフェ美術館エリアとヴァンジ彫刻庭園美術館エリアの間はバスで3分程度。
歩いていけなくもないですが、道に迷って断念。
イタリアの現代具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの、
世界で唯一の個人美術館として、2002年に開館しました。
ヴァンジ氏は今もご存命で、精力的に活動されているみたいです。
今回のクレマチスの丘訪問はビュフェ美術館が目的で、
こちらの彫刻庭園美術館についてはヴァンジの名さえ知りませんでした。
つまりノーチェックだったわけですが、意外に良かった。
が、ヴァンジの作風自体はちょっと自分の好みじゃないかな。
ちょっとグロすぎる。
彫刻に色を塗った作品などは蝋人形みたいでチープになってしまう気がした。
彫刻庭園といえばイサム・ノグチのものを思い浮かべますが、
今、あらためて彼の偉大さが分かったような気がします。
「Hanging Man(ぶら下がる男)」
日米混血の彫刻家イサム・ノグチは、
日本とアメリカに自らの作品を展示する庭園美術館をつくりました。
アメリカ・ニューヨークにある美術館は、
イサム自らが生前に自身の作品を展示する場所として心血を注いで作ったもの。
今回そのニューヨークのノグチ・ミュージアムに行ってきました。
香川の庭園美術館を訪れてから、かねてよりこちらにも行ってみたいと思っていました。
建物の内外に所狭しと作品が展示されています。
展示数は日本よりも断然こちらのほうが多いようです。
日本の庭園美術館同様作品の解説はなく、
見たままを感じてもらいたい、という主旨のようです。
(ただし日本はツアー形式で係員がある程度説明はしますが)
こちらはエントランスとショップ以外には係員もいません。
平日昼間でクイーンズという場所柄もあってか、人も少なく、
ほとんどのエリアで一人きりで静かにゆっくり鑑賞することができました。
静観してもらいたい。
日本人の父を持つ彼の日本観を垣間見たような気がします。
ニューヨークのアメリカ自然史博物館へ行ってきました。
自分的にはそれほど興味なかったのだけど、
けっこういろんな人に薦められて。
場所はセントラルパーク西端の真ん中。
セントラルパークをはさんでメトロポリタン美術館のちょうど向かい側。
基本入場料は14ドルですがこれだけだと閲覧エリアが制限されていて、
プラネタリウムやゴールドエリアなどの一部エリアについては別料金を
支払う必要があります。
※2016年現在、基本入場料は22ドルに上がったようです。(最下部【information】参照)
僕は今回はグッゲンハイム美術館を見た後の午後2時ごろに入館して、
時間もあまりなかったので基本料金エリアで見れるところだけ見ることに。
それでも全然時間が足らず、最後のほうは端折りに端折って、
迷いに迷って、あせりにあせりながら閉館時間まで歩き回ってました。
ここもメトロポリタン並みにデカイ。
そしてメトロポリタン以上に入り組んでいるので迷いやすい。
子供一人では絶対迷子になるね。
開館時間は10:00~17:45ですが17:30にはその広大さゆえに
係員による追い出しが始まります。それだけに余計あせって迷った。
入ってきた1階正門からではなく、地下1階の門から追い出された。
目玉の恐竜の骨格群をはじめ世界中のありとあらゆる動物の剥製、
人間の骨格標本や世界中に文化や道具、鉱物、資源、 果ては宇宙まで。
ありとあらゆる自然と科学にまつわるものが展示されてます。
自然科学に興味がある人にはまさに3日こもっても飽き足らないだろうね。
パブロ・ピカソ「ガートルード・スタインの肖像」(1905年−1906年)
ニューヨークのメトロポリタン美術館に行ってきました。
本記事では、お気に入りの絵画作品をレポート。
海外の美術館は撮影自由なのが嬉しいのですが、
悲しいかな、MoMAを出た後に地下鉄にカメラ(一眼レフ!)を置き忘れ;;、
予備のコンデジで撮影したのであまり画質がよくありません;;
ニューヨークのメトロポリタン美術館に行ってきました。
場所はセントラルパーク東側の真ん中あたり。
入場料は大人20ドル。
開館時間は9:30~17:30(ただし金・土は~21:00)、月曜休館。
※2016年現在、入館料は25ドル、開館時間は10:00〜、月曜休館はなくなっているようです。
(最下部【information】参照)
世界4大美術館の一つだけあってデカイ。
まともに全作品を鑑賞していると1日では回りきれない。
...ので今回はほぼ流し気味で見て歩き、興味を惹いたものだけ
ゆっくり鑑賞することにしました。
ここもMoMAと同じく作品の撮影OK。
...というわけで撮りまくりました。
まずは館内入ってすぐの大ホール。
チケット売り場、インフォメーションがあります。
正面ゲート入って右側がエジプトエリア、左がギリシャ&ローマエリア、
正面奥は2階に上がる階段があります。
チケットは通常の紙のチケットはなく、写真のような入館バッジを渡されます。
先端を折り曲げて衣服の目に見える場所に取り付けるらしい。
上衣に適当な取り付け場所がなく、
ズボンのポッケという見づらい場所につけてましたが
とくに係員にとやかく言われることもなかった。
厳密にはチェックはしてないようです。
あくまで記念に、ということなのかな。
建物は4階くらいまであるようですが、鑑賞する主なフロアは1階と2階、
エリアによっては3階に上がるところもある、といったところ。
エリアは基本的に1階、2階で共通ですが、効率よく観て回るために
まずは1階を全部観てから2階に上がる、としました。
本記事では、主に会場の様子と立体作品をレポートします。