
[ニコラス・G・ハイエックセンター]
建築エンニジアリング集団「Arup(アラップ)」の
設立20周年記念展覧会へ行ってきました。
この展示のビジュアル全般をうちの大学の先生がやっている、
という伝で知ったのですが、建築構造に興味がある、と言っておきながら
全くはじめて知る名前でした。
Arupは1946年にオーヴ・アラップにより設立。
ヨーン・ウッツォンのシドニー・オペラハウス、
レンゾ・ピアノ&リチャード・ロジャースのポンピドゥー・センター
など著名建築家の構造設計を数多く担当。
日本では1989年に関空の設計を機に日本事務所であるArup Japanを設立。
以来国内においても実に数多くの著名建築の構造設計を手がけてきました。
関空、セントレア、メゾンエルメス、犬島アートプロジェクト、ソニーシティ、
新丸ビル、秋葉原UDX、新宿/名古屋のモード学園ビル、
ザ ジュエルズ オブ アオヤマ、ジ・アイスバーグ、
ホテルメトロポリタン、富弘美術館、ノマディック美術館、モバイルアート、
そして今回の展示会場であるニコラス・G・ハイエックセンター...
どこかで目にしたことのある美しい建築構造のほとんどをArupで
手がけているといっても過言ではない圧倒的な実績の多さ。
それでいて、あまり世間には知られていない控えめさ。
...これぞエンジニアリングの鏡ではないでしょうか。



会場は銀座のSwatch Group Japanの本社ビル、
ニコラス・G・ハイエックセンター最上階。
Swatchグループの代表の名前がそのままビルの名前になってるようです。
設計はあの坂茂氏。そして構造増設計がArup Japan。
そしてこの建物は2009年日本建築学会賞を受賞しているんですね。
エントランスは高い吹き抜けになっていて、
変な形のエレベーターが複数動いてます。
片側の壁面が壁面緑化されていますが、
パトリック・ブランのような壁の垂直面に植物が生えてるのではなく、
水平の棚を積み重ねていくタイプ。


最上階は天井が鉄が編み込まれた曲線で構成される、
いかにも坂氏らしいデザイン。
しかしこれもArupの技術あってこその実現なんでしょうね。
会場は主に3本の展示ラインと窓際ラインの模型展示エリアで構成。

[展示ラインの独特な展示台]
全部で25台あるみたいで、なんと展示終了後に希望者にプレゼントするとか。
(ただし配送料は自己負担)
しかし僕が行ったときにはすでに全台予約済みでキャンセル待ち。
でもこんな大きくて重そうな台、もらっても置くスペースがない。
欲しいといえば欲しいけど、

[樹木のような柱]
とても面白い空間で、
そんなに広くない会場内を何度もウロウロしてしまいました。
最後になんと本日発刊されたばかりのArup Japanの本を購入。
定価3千円ですが、会場では500円引きの2500円で買えます。
本を買うとこんなバッグをくれます。

ちなみに先日自由学園を見に行ったのですが、
池袋駅からの道中にあるホテルメトロポリタンのエントランスキャノピーも
Arupのお仕事でした~


デザインはともかく、構造のアピール力はスゴイ。
やっぱ構造って面白い。
