GWを前にして体調を崩してしまいました。
折しも豚インフルエンザの猛威をふるう中。
ちょっと心配しましたが、いつものごとく発熱ははないので
やはりいつものごとく風邪なのでしょう。
ここのところ寒暖の差が激しいからなあ...
さて、そんな中、実技セッションの最初のプレゼンです。
今回のプレゼンはコンセプトを伝えることが第一目的。
...なんとか乗り切りました。
以下、プレゼン内容を記録します。
今回のテーマは「多世帯住宅」。
担当講師が実際に設計予定の物件をシミュレートします。
いくつか条件が与えられています。
・多世帯で住む(親+子+孫)
・文化・伝統の伝承(反核家族)
・街に対して都市の山居となる(緑の丘)
・省エネエコロジーの追求(デザインと性能)
敷地は閑静な住宅街の中(第一種低層住居専用地域)、
広さは107坪、建蔽率60%、容積率100%、高さ制限10m、
第一種高度地区、北側に4m、西側に7.5mの道路、
南側と東側は住居が隣接の角地...
といったところ。
この条件の中で僕が一番重要視したのが「緑の丘」というキーワード。
そして僕が今回の提案で一番実現したいことは、
「多世帯であっても、1つの家族として一体感を持って過ごしたい」
ということ。
このコンセプトを実現するにあたり3つの要件を考えました。
まず1つめは「広い敷地をくまなく歩かせる」。
そうすることで家族間の交流を活発にする。
さらに施主は自然派ということで緑の中を散策するように家の中を移動させたい。
そこで家全体を「緑の丘」に見立てたい。
2つめは「世帯ごとにゾーニングしない」。
3世帯で分割しても十分なほどの広い敷地ですが、
分割してしまうとどうしても世帯で固まってしまい、動きも生まれない気がする。
そこで広い敷地をあえて「1つの家」とし、生活機能ごとにゾーニングします。
導線を明確にし、緑の中を移動させたい、ということで
1つの家なのですが3棟に分割し、その間に緑を配します。
3つめは「1つの家」に住んでいる、という明確なアイコン(外観)を与える。
「文化・伝統の伝承」という条件から切妻屋根を採用し、
3棟の上に1つの大きな屋根をかけることで実現させようと思ってます。
で、大まかなゾーニング。
A. 「生活機能ゾーン」
B. 「共有ゾーン」
C. 「専有ゾーン」
に分けます。
そして各ゾーン間を緑で埋めます。
フロアレイアウト。
特徴的なのは中央二階部分の「Meditation Room」。
家族間の交流を目指しつつも「個」を大事するスペースを設けました。
一応間取りも考えたのですがまだ流動的なので、
今回のプレゼンでは提示せず。
ラフスケッチ。
...デッサン力のなさを痛感しますが。
「緑の丘」ということで家全体を緑で覆ってしまうか、
切妻屋根の形状を強調するか、現状では決めかねているところ。
模型だけでなく、CG(Shade)でもシミュレーション。
模型と併せて利用することでより的確なシミュレーションを行います。
先生からの評価は、
・「緑の丘」としての表現がまだ弱い。
・ボリュームの配置がまだ外観に囚われている。
・長手方向の明確な導線がないので不安定に見える。
などでした。
これまでのエスキースでも言われていたことなので、
概ね予想範囲内なので安心しました。
今後はこの指摘内容を検討しつつ詳細の設計を進めていく予定です。
GW明けにこれらの改善案をエスキース予定。
GWもけっこう忙しくなりそう...
それでも先生に言わせれば「まだまだスタディが足らない」そうですが。
しかしまずは今日1日乗り切ってゆっくり休んで風邪を治さなくては。
...これから八王子で授業。
頑張ります!!!