造園学

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GW直前にて体調不良。

発熱はないので巷で流行中の豚インフルではなく、
単なる風邪なんだけど。
最近寒暖の変化が激しいからなあ...


なんとか実技科目のプレゼンを乗り越え、
GWまであと1日。
しかしそのあと1日がハードだった...


まずは朝から八王子キャンパスへ。

本日受講したのは「造園学」。
環境デザイン学科のオープン科目。

頭痛鼻水咳に悩まされながら、1時間半かけて教室に行ったのに。

事前通告なしの先生出張により、ビデオ鑑賞。
そして先週は休講。

...なんだよそれ。


庭園は好きです。
これも歳をとってきたせいなのかな。

良い建物には良い庭園。
良い建築とはそういうものなのかな...と思って受講することにしました。

講師は枡野俊明さんというお坊さんでありながら作庭家なのだとか。
僕は全然知らなかったのですが、けっこう高名な方のようです。
ビデオも山田吾郎氏が日本庭園の魅力を枡野先生にインタビューする、
というものでした。

貴族文化に端を発した浄土庭園から禅宗に影響を受けた枯山水へ、
そしてやがては武士階級の大名庭園へと日本庭園は変遷していきます。

ビデオでは西芳寺、天龍寺、龍安寺、南禅寺、大仙院、金地院、桂離宮
庭園が紹介されていました。

水を使わず、石で水や滝を表現する。
合端とか、天端といった石の微妙な配置で空間に流れを生む。
それを「石心」とか「気勢」というそうですが、
日本古来の「しつらえる」という言葉につながる部分があるのかなと思った。
状態は常に変化するもの捉え、その時々の状況に見合った対応をする。
それが「しつらえ」の精神。日本の精神。


とても素晴らしい内容のビデオだったと思います。
しかしそれでも微妙な空気の流れまでは表現できない。
直接生の声で伝えることには到底及ばない。

これほどの高名で、かつ僧侶という人格者であるならば、
この辺は重々ご承知なのだと思いますが。
ご高名ゆえの多忙なのかもしれませんが。

貴重な学習の機会のために貴重な時間を割き、高い授業料も払っている。
切なる想いを持って授業に臨む学生の気持ちを大切にしてほしい。


帰り際に教室に財布を忘れてしまい、長津田まで戻ってきたところで
ようやくそのことに気付き、大学へ引き返す。
それから上野毛キャンパスに戻って、夜はゼミ

会場の模型を作りつつ、全体の進捗を確認し、
授業後は多摩美の奨学金の説明会へ。


...もうクタクタ。
しかし学年最初の冒頭をなんとか乗り切りました。

ホント今年はなんかせわしない。
共通教育科目の履修を去年でクリアしておいて、ホント良かったと思います。

明日は軽井沢の建築現場へ行く予定でしたが、体調が思わしくないのでパス。
この2日間は家でゆっくり休みます~