松島の藤田喬平ガラス美術館へ行ってきました。
「美の巨人」で藤田喬平氏とその作品が紹介されているのを見て、
実物が見たくなりました。
もっとこじんまりとした美術館かと思いきや、
松島の美景にマッチした美しい庭園に囲まれた立派な美術館でした。
ガラスの透明性を全面的に出すのではなく、
あえて曇らせ、色をつけ、模様をつけて光を柔らかく透過させることで
ガラスに彩られた色彩を美しく映えさせる。
淋派の芸術をガラス工芸に持ち込み、
生涯をかけて独自の美の表現を追求した。
...そこに惹かれた。
東北本線松島駅より徒歩10分程度。
巨大な旅館に隣接してます。
ここは全館撮影OKなのが素晴らしい。
素晴らしい作品の数々が撮り放題。
他の美術館も見習うべきだよ、まったく。
一番手前の入口からさらにこんな立派な道を進んで...
エントランスホール。
「青のホール」。
第一展示室、第二展示室の作品群。
[飾筥(かざりばこ)「竹取物語」]
[飾筥「花吹雪」]
[飾小筥「湖上の花」]
[飾小筥「花園」]
[ヴェニス花瓶]
照明も良い感じ。
[オブジェ「瑞巌寺を思う」]
氏曰く、「松島とヴェニスは似ている」とか。
[オブジェ「睡蓮 花・葉」]
遺作。
第二展示室を出て渡り廊下を渡って第三展示室...の前にある展望台。
第三展示室には氏の御子息、藤田潤氏の作品が展示されています。
第三展示室を出たところでお茶のサービス。
茶碗も氏の作品でしょうか。
展望台を降りるとガラスのチャペルがある庭園へと続きます。
蝶も舞ってます。
ガラスのチャペル。
その内部。
ガーデン。
再び建物の中へ戻って最後はミュージアムショップ。
いろいろステキなガラスグッズがあったけれど、
厳しい懐事情にぐっとこらえて1,500円の図録のみ購入。
いやー、とても素晴らしい美術館でした。
【information】オフィシャルサイト
アクセス:東北本線松島駅より徒歩10分程度
開館時間:9:30~17:00(企画展最終日は9:30~13:30、月末最終日は9:30~15:30)
入館料:大人1200円、小中高生700円