
せんだいメディアテークへ行ってきました。
意匠設計:伊東豊雄、構造設計:佐々木睦朗
意匠・構造・機能のどれをとっても未来的なこの建築、
場所もさぞかし未来的な開発地域みたいなところにあるのかな...
と思ったら、ごく普通に街中に建ってました。
仙台駅から地下鉄で二駅の勾当台公園から徒歩6分。

[空洞だったり...]
この建物の特徴はなんといっても柱。
有機的な大小13本の柱が樹木の幹のように並んでいる様は
ビルの中に樹が立っているようにも見える。
柱の中はエレベーターだったり、階段だったり、設備のダクトだったり、
単に空洞だったり。

[エレベーターだったり...]

[階段だったり...]

[設備ダクトだったり...]
正面ファサードは全面ガラス張りなのですが、
正面には大きな並木通りで樹木で全体は見渡せず。


裏側はいたって普通のビルって感じ。

1Fから順に。
1Fは展示場(行ったときは会場設営中でした)、本屋、カフェなど。

[エントランスホール]

[本屋]
2Fはメディアライブラリー。

3-4Fは図書館。

多摩美八王子の図書館とちょっとにてなくもない。
5-6Fはギャラリー。


5Fはグリーン。


6Fはピンク。
7Fはスタジオ。

天井の蛍光灯の配置がカオス。

僕としては21世紀美術館のような雰囲気を予想していたのですが、
正直何度でも行きたくなる、という場所ではなかったかな。
「総合メディアセンター」というこのビルの機能にもよるんだろうけど。
もうちょっと「くつろぎ」の空間があってほしいなと思いました。
ビルの周囲に緑を配し、散策、休憩できるスペースがあってほしかった。
この辺はクライアントとの政治的な事情もあるのかもしれないけど。
22時までやってるので夜の様子も見にいこうと思ったけど、
ちょっとがっかりしたのと疲れていたこともあって断念。
【information】
アクセス:仙台市地下鉄南北線勾当台公園駅下車、「公園2」出口から徒歩6分