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3月の最大の残務。

木工文化を地域に根付かせるためのクラブ活動「ユスモク・クラブ」の成果展示、
「モッコー・ケッコー・タノシーゾ」展を現在開催中です。

宇和町のギャラリー喫茶池田屋にて。
3月9日(日)まで。

過去のワークショップでの成果物に加えて、メンバーによる自由制作品も展示してます。
みなさまからのお越しをお待ちしております。


Facebookでは早くから告知してたのですが、
ブログでは展示がはじまってからの案内になってしまいました。
すみません。



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すっかり更新が少なくなったこのブログですが、
別にネタ切れしたわけではなくて、
逆にネタがありすぎて、ブログにアップする間がなかったといった状況でした。

忙しくしてるうちに、集落応援隊(地域おこし協力隊)としての自分の任期が、
2月いっぱいで終了してしまいました。
といっても、すべての仕事が終了したわけではなく、
3月前半くらいまで残務をこなさなければならないのですが。

本来は年度末である3月末日が本来の任期満了日なのですが、
次の進路の都合上、3月は無職である必要があったので、
自己都合で一ヶ月退職を早めてもらいました。
別段仕事でヘマをしたとか、もういやになったとかではありません。

まあ、でも地域おこし協力隊という仕事としてはおなかイッパイかな。
まだまだ課題はありますが、自分がやるべきことはやった、
という達成感はそれなりにあります。

地域づくりという仕事は、一人の人間がずっとやるものではありません。
いろんな人間がいろんな目線で地域を眺めることで、
地域の良さを引き出していくものだと思います。



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えひめ地域政策研究センター主催の政策研究セミナーに行ってきました。
愛大の南加記念ホール。

今回の講演者はあの「里山資本主義」の著者、藻谷浩介氏。
日本総合研究所の主席研究員だそうですが、経済に疎い僕はつい最近まで、
この方を知りませんでした。

地域おこし協力隊として田舎の地域振興に携わるようになって、
周囲の人からよく勧められたのがこの「里山資本主義」の本。
中には献本までして薦めてくれる人もいました。
そして実際読んでみて、とても良い本だなと思いました。

僕は金勘定が苦手で、経済論はさっぱり分かりませんが、
それでもこの本が現代社会が抱える問題を見つめ、
その問題を解決し、より良い未来を築くにはどうしたら良いか、
考えるきっかけを与えてくれる、と感じました。

地域づくりに携わる人だけでなく、
すべての日本人に読んでもらいたい。



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地域おこし協力隊を管轄する総務省と全国市町村国際文化研修所(JIAM)との共催で
開かれた「地域おこし協力隊ステップアップ研修」に参加してきました。

対象は着任2年目から3年目を迎えた地域おこし協力隊、およそ30名。
「次のステップに踏み出すためのアイデア・方策を見つけ出すために必要な
知識や実務能力の向上を図る」のが研修の目的となります。

今月一杯で任期終えるにあたり、現在三年間の活動を報告する報告書を作成中ですが、
まさにこういうツールが欲しかった、という感じでとても良い研修だったのですが、
2年目と3年目の隊員は回を分けて開催してほしかった、と思いました。
2年目の隊員と3年目の隊員ではかなり温度差があり、
その温度差がせっかくの内容の良さを減じているように感じました。

講義や事例紹介が3分の1、残りの3分の2がグループワークでした。
講義や事例紹介は自分がやってきたことをそれなりに裏付ける上でとても参考になりました。
ただ、グループワークについては、
やることはやり、次に何をするか自分的には明確であるが、
それを他人に説明する資料を作りたい、と思っていた自分ににとっては、
他人の情報を知ることよりも、自分の情報をまとめたいという気持ちが強く、
少々冗長的に感じた部分もありましたが、まあこれは個人差なので仕方ないのかな。

総じて期待以上の効果が得られた、良い研修だったように思います。



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遊子川小の学習発表会。
毎年この時期に公民館で行われています。

学校主導の行事なので、公民館は基本的に場所を貸すだけなのですが、
年を越してからすぐの時期からおよそ1ヶ月弱のあいだ、
ほぼ毎日のように公民館にきて出し物の練習を一生懸命やってる姿を
傍目に見てると、「頑張れ!」と応援したくなります。

普段は頼りなく、フザケてはしゃぎまわっている姿からは到底想像できないのですが、
これがいざ本番、となると大人顔負けの演技をするからスゴイ。
先生の指導の賜なんでしょうね。


僕自身は自分以外の何かを演じる、という行為が非常に苦手です。
子どもの時分にそういう劇とか演芸を経験してこなかった、というのもありますが、
自分以外の何かになる、ということにすごく違和感を感じてしまいます。
たぶん、エゴが相当強いんだと思う。

ただ、こういう発表会を見てると、
自分以外の何かになる練習をすることで、より自分を深く知ることができるのかな、
とも思います。

喜怒哀楽の表現は人間らしさの根源である。
その表現力に欠ける自分はどこか欠陥品、という劣等感が自分の中にどこかある。
そんなに深刻なものではないのだけど、この仕事をしていると
この欠点はやはり治したほうがいいのかなあ、という気になります。

何歳になっても人は変われる。何歳になっても人は成長できるんだ。



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新年最初のユスモク・クラブは2回にわたって、
木工旋盤(ろくろ)を使っての木皿づくりに挑戦しました。

ろくろは皿やお盆、コップなど、円筒・円柱状のものを加工するときに使われる機械。
作業には熟練を要し、誰でも簡単に扱えるシロモノではないですが、
遊子川公民館及びユスモクでは木工文化を普及するという目的であえて導入し、
愛媛大学の工作実習室で旋盤の指導をしている専門職員の方に講師をお願いして、
ろくろの基本的な扱い方を学びました。

いきなりお皿などの大物の加工は難しいので、
1回目は1〜2センチほどのどんぐりの小物加工で基本操作を学び、
2回目は直径10センチ弱の小皿づくりにチャレンジしました。

熟練が必要な機械なので、すぐにお店に出せるレベルのものが作れるわけではないですが、
普段目にしている木器がどのようにして作られているかを知り、
実際に自分でも作ってみることで、モノづくりの楽しさを体感することは
木の良さ、モノづくりの大切さを認識する上でとても貴重な体験だと思うのです。
そこから地域性を生かしたモノづくりが生まれたらいいなと思います。

作ることは楽しいんだ。
まずはそれを知ってもらいたい。



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休暇中の記事が続きましたが、実際は仕事バリバリモードです。
...というか仕事がバタバタしていて記事の更新が遅れております。


仕事始めの翌日。
遊子川の子どもたちを相手にカホン作り&演奏体験のワークショップを行いました。
カホンとはペルー発祥の打楽器で、外見は木箱、
音が反響するように箱の中にスナッピーと呼ばれる金具が取りつけられており、
この木箱の上に座って演奏します。

音楽はもっぱら聴くだけで演奏にはとんと縁がありませんが、
この楽器を知ったのは先月の東京出張でのこと。
東京の木を活用する活動に取り組む会社を視察したときに、
この楽器を手作りするワークショップにより普及活動をしている組織、
「手作りカホンプロジェクト実行委員会」の存在を知ったのでした。
そして後日、世田谷ものづくり学校で実際にそのワークショップの様子を見学し、
担当の方とも話し、いろいろ協力が得られそう、ということで
遊子川でもワークショップをやってみることになりました。

広島在住の手作りカホンプロジェクト実行委員会スタッフを紹介してもらい、
カホン作りに必要な材料、作り方などの情報提供していただきました。

1日目に制作をし、2日目に演奏体験を行いました。

外見はただの木箱なのに、いざ叩いてみると魅力的な音色が出るんだな、これが。



2014年1月 1日

あけおめ2014

その他

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新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いします!

大晦日は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」三部作を見ながらの、
のんびりとした年越しになりました。
去年と同じく年越しスキーに行こうと思ってたのですが、
腰痛の不安がぬぐいきれず、おとなしく家での年越しとしました。

今年は、地域おこし協力隊としての任期を早々に終え、
新しい転機となる年になります。
この一年での動きが、今後遊子川で10年、20年を過ごしていけるかを
左右するといえます。


気合を入れて、今年一年の目標を立てたいと思います。



2013年12月31日

今年の反省2013

その他

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早いもので大晦日。

恒例の反省タイム。
年頭に立てた目標に基づき、この一年を振り返ります。

今年は以下の五つの目標を立てました。


1.地域おこし協力隊終了後の進路を決める。

2.痩せる。+運動する。

3.旅する。

4.お金を貯める。

5.作品を作る。


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ユスモク・クラブ第8回。
今年最後のワークショップです。

今回は砥部町で家具の制作やリフォームを手がける株式会社LINK WOOD DESIGN代表、
井上大輔氏に来ていただきました。

木材塗装が強み、ということで木材塗装のノウハウを
実際の木工作を楽しみながら学びました。

塗装、というとただ色づけをするだけが目的のように思われますが、
木はナマモノ。
反ったり割れたり、腐ったりと工業製品としてはなかなか取り扱い材料でもあります。
その特性を一定に保ち、また木材を保護するために、という目的もあります。

僕自身は木目も木の魅力として積極的に表現に使っていきたいと考えていますが、
長く大切に使ってもらうためには、
何も塗らない、という選択を簡単にしてしまうわけにもいかない。

木目の良さを引き立てるような塗料、塗装を学びたい。



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木工先進地視察で東京に行くことになったので、
久々に母校・タマビへも顔を出そう、と恩師に連絡をとっていたら、
自分の自宅の一部を改装して整えたコミュニティスペース「シェア奥沢」にて、
今の僕の活動について報告することになりました。

日本には気軽に近隣住民が交流できるスペース「アゴラ(広場)」が少なすぎる。
公民館や市民プラザといった類のものがパブリックスペースとしての交流の場に
相当するわけですが、得てしてこういう場所は形式的な手続きが必要だったりして
「気軽に」交流するには今一歩だったりします。

シェア奥沢は古い民家をベースとしているので、
親しみやすく気軽に立ち寄ってフランクに会話がしやすい雰囲気となっています。
イベント運営費も参加者同士リーズナブルな価格でシェアし合う。

こうした「繋がりやすさ」が本音を引き出しあい、
新しく良いものが生まれる土壌となるのではないでしょうか。



2013年12月13日

KINO

地域おこし活動

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オケクラフト視察を終え、ゆっくりする間もなく、
次の目的地、東京へとんぼ返り。

およそ2年ぶりの東京。
今回は北海道に続いての木工先進地視察。
厳密には「木工」の先進地ではなく、
「東京の木」を活用した新規ビジネスの見学になります。

今、東京では花粉症対策で、
従来品種のスギを花粉症になりにくい品種への植え替え作業が進んでいます。
伐採されたスギは手入れが行き届かないため小径木であり、
建材など従来の用途には向かず、その新しい使い方を模索している会社を訪問しました。

株式会社budori。
Webデザイン、グラフィックデザインを主たる業務とするデザイン会社。
budoriが取り組む東京の木の活用プロジェクト「KINO」の担当者が、
なんとタマビの同窓生。その伝手で今回の視察が実現しました。

隣でデジタルワークに従事する傍ら、東京の自然に目を向ける活動への従事。
デジタル全盛のこの時代、デジタルの最先端をいく都会においては、
なかなかできることではないと思います。

デジタルがどんなに優秀なツールであっても、それはしょせん道具であって世界ではない。
行き過ぎたデジタルへの過信は、人間が本来生きるべき場所である自然を破壊しつつある。
しかし一方でデジタルは人間の可能性を飛躍的に高めたのも事実。
今さらデジタルを捨てることは、時代の流れに逆行することであり、
けっしてスマートな行為とはいえない。

それならば。
デジタルとアナログが、良いカタチで融合するような道を探そうじゃないか。
同時に、都会と田舎のほどよい関係を探そうじゃないか。

今、まさにそういう世界が求められている...気がする。


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木工で地域づくりに取り組むに当たり、
先進事例に学ぶべく、さまざまな木工による地域づくり先進地を訪れました。

その中でも一番最初に知り、最も行きたかった場所。
それが北海道の置戸町で展開しているオケクラフトでした。
しかし、遠方であることからなかなか行くことがかなわず、
地域おこし協力隊の任期終了間際になってようやく行くことができました。


今から30年前、公民館活動の一環としてオケクラフトはスタートしました。
木工の文化がほとんどなかったので、まずは木に関する本を集めることからはじめ、
その中に、工業デザイナーの秋岡芳夫氏に関するものが多かったことから、
秋岡氏に依頼して置戸に講演にきてもらい、地元の青年木工グループと交流を深めました。
その後秋岡氏の紹介により木工デザイナーである時松辰夫氏が地域に入り、
技術面での指南を受けながら置戸町での木工活動がスタートしました。
「オケクラフト」という名前も秋岡氏による命名です。

特筆すべきなのは、オケクラフトの推進が「生産教育」という概念を元に、
教育委員会主導で行われていること。木工職人を育てるための環境を用意し、
内外より人材を招き入れ、モノづくりに関する教育を施し、
自立していくまでのサポートを行っています。

さらにオケクラフトの活動を継続的なものとするための経済活動を民に委ね、
官の部分でできること(教育)、民の部分でできること(経済活動)を把握し、
官民の連携がきっちりと取れていることが素晴らしい。

そしてなにより勇気づけられたのは、
オケクラフトがはじまった状況が、今の遊子川とよく似ているということ。

それは取りも直さずユスモクの将来性を信じさせてくれるものでもあります。



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11月最後の週末。

松山はひめぎんホールで開催されたえひめ生涯学習「夢まつり」にて、
ユスモクの木工体験を実施しました。

基本的には、奥伊予ふるさと祭りでやった木工体験と同じ内容、
フォトフレーム作りと本棚作りを都会部で実施しました。

最初は材料代くらいは、とふるさと祭りの時と同じ値段で参加費を設定してましたが、
フタを開けてみると、周囲の出展者が無料もしくは低価格としていたこともあって、
最初は全然客が来ず。

やむなくフォトフレームだけでも参加費を無料にした途端、
人がどんどん来るようになりました。


木工に対して、趣味のレベルからもう一ランク上の意識を持ってもらいたい。
そこがなかなか難しい。



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11月の週末はほぼユスモクの木工教室です。

市からの依頼で親子木工体験を開催しました。
本来なら、木工所で実施したかったのですが、
10組20名ほどの人数で入りきらない、ということで、
おとなりの小学校図工室を借りての開催となりました。

さて、何を作ってもらうか散々悩んだ結果、
昨年度、遊子川小のクラブ活動で作った宝箱を作ってもらうことにしました。
言ってしまえば新たなる妙案が思い浮かばなかったわけですが、
こういう時に過去の実績が役に立つわけで。

前回は1回45分を6回、と十分な時間をかけることができたのですが、
今回は親のサポートがあるとはいえ、3時間程度の1回で完成させなければならず、
あらかじめ各パーツを準備しておくなどして極力作業を簡略化し、
さらには見た目をもう少し良くするなどしてブラッシュアップを行いました。

さらに前回は近所の建具屋さんが助っ人で来てくれたのですが、
今回は都合が悪くて来てもらえず、自分一人でやらねばならず。


まだまだイベントごとには不慣れで、毎回ドキドキしながら取り組んでます。


ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
aikiboy
広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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