遊子川小の学習発表会。
毎年この時期に公民館で行われています。
学校主導の行事なので、公民館は基本的に場所を貸すだけなのですが、
年を越してからすぐの時期からおよそ1ヶ月弱のあいだ、
ほぼ毎日のように公民館にきて出し物の練習を一生懸命やってる姿を
傍目に見てると、「頑張れ!」と応援したくなります。
普段は頼りなく、フザケてはしゃぎまわっている姿からは到底想像できないのですが、
これがいざ本番、となると大人顔負けの演技をするからスゴイ。
先生の指導の賜なんでしょうね。
僕自身は自分以外の何かを演じる、という行為が非常に苦手です。
子どもの時分にそういう劇とか演芸を経験してこなかった、というのもありますが、
自分以外の何かになる、ということにすごく違和感を感じてしまいます。
たぶん、エゴが相当強いんだと思う。
ただ、こういう発表会を見てると、
自分以外の何かになる練習をすることで、より自分を深く知ることができるのかな、
とも思います。
喜怒哀楽の表現は人間らしさの根源である。
その表現力に欠ける自分はどこか欠陥品、という劣等感が自分の中にどこかある。
そんなに深刻なものではないのだけど、この仕事をしていると
この欠点はやはり治したほうがいいのかなあ、という気になります。
何歳になっても人は変われる。何歳になっても人は成長できるんだ。
会場後方より、低学年の子どもたちの登場。
粋なあいさつで発表会スタート。
粋なバンド演奏。
中学年の子どもたちによる「キバのないオオカミ」。
自分の中の「決めつけ」で他人を傷つけちゃいないかい?
...という人権劇。
この地域は人権教育に熱心です。
素直に感動した。
低学年の子どもたちによる「すきくわ千丁」。
すきくわ千丁の数え方やいかに?
PTAによる合唱。
PTAによる寸劇は定番の「水戸黄門」。
これが毎回笑わせてくれるのだけど、
今回とくに嬉しかったのが遊子川もりあげ隊の活動をピックアップしてくれていたこと。
劇中では「もりもり隊」だったけど。
もりあげ隊の活動がじょじょに地域に浸透しつつあることの証。
ユスモクも。
トマトうどんも。
デマンドタクシーも。
定番の悪代官シーン。
「あ〜れ〜」。
「そんなご無体な」。
「ここにおわす方をどなたと心得る!」
高学年の子どもたちによる「杜子春」。
高学年は毎回シリアスもので迫真の演技に迫る。
劇の終わりにカホンの演奏。
先日のワークショップの成果を披露しました。
子どもたちを通じて地域づくりの成果を披露できるのって最高に素晴らしいことだよね。
やってる時は「本当にこれで地域が活性化できているだろうか」と、
よく分からないまま、常に不安を感じながらの手探り状態なのだけど、
それなりに前進できているのかな、と感じることのできた嬉しい瞬間でした。
僕はそれなりにこの地域の役に立てているのだろうか。
コメント