ユスモク・クラブ第8回。
今年最後のワークショップです。
今回は砥部町で家具の制作やリフォームを手がける株式会社LINK WOOD DESIGN代表、
井上大輔氏に来ていただきました。
木材塗装が強み、ということで木材塗装のノウハウを
実際の木工作を楽しみながら学びました。
塗装、というとただ色づけをするだけが目的のように思われますが、
木はナマモノ。
反ったり割れたり、腐ったりと工業製品としてはなかなか取り扱い材料でもあります。
その特性を一定に保ち、また木材を保護するために、という目的もあります。
僕自身は木目も木の魅力として積極的に表現に使っていきたいと考えていますが、
長く大切に使ってもらうためには、
何も塗らない、という選択を簡単にしてしまうわけにもいかない。
木目の良さを引き立てるような塗料、塗装を学びたい。
今回はクリスマスツリー状にカットされた木に色づけして、
オリジナルのクリスマスツリーを作ります!
先生が作ったサンプル。
まずはどのようなツリーを作りたいか、ドローイング。
マスキングテープで色を塗り分けしていきます。
塗料は保護するためのベース剤に色をつける顔料を混ぜて調合していきます。
現在は人工化合物であるウレタンを使ったものが主流のようです。
環境に配慮した自然塗料もありますが、保護効果はやはりウレタン系には及ばないとか。
ハケで丁寧に塗っていきます。
今回はハケ塗りでしたが、参考までに、とエアガンも持ってきてくれました。
水で操作感を体験。
十人十色のツリーができあがりました!
今回は塗料という液体を扱うこともあり、その準備も後片付けも大変だったことと思います。
それでも愚痴一つ言わずに笑顔で対応してくれた井上さんに本当に感謝!です。
来年も木工を楽しく感じてもらうためのワークショップを企画していきます!
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