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ラスト・プレゼント

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久々の更新です。

この更新の空きの長さが示すように一段と古典回帰、現代映画離れが進んでます。

とりあえず観たい映画はある。
でもなんとなく映画館まで足を運ぶ気力が湧かない。
そうして上映期間が過ぎていく...

テレビで放映される映画もとりあえず観る。
でも所感をブログに書く気になれない。
いい感想を書けそうにないから。


...そんな日々が続く中、ようやくちょっと心に響いた1本。

グリーン・デスティニー 【レビューその2】

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1年ほど前にレビューしていますが、
今その記事を読み直してみると自らの心情をよく映しだしているとは思うのだけど、
映画自体に関してはまともにレビューしてないな...

...という気がしたので再レビューです。
ちょうどBook1stでアカデミー賞キャンペーンで1,480円で売ってたので
思わず買っちゃいました。

いやー何度観てもいい映画です。

第73回アカデミー賞4部門(外国語映画賞、撮影賞、作曲賞、美術賞)受賞。
アクション監督にマトリクスのユエン・ウーピン、チェロ演奏にヨーヨー・マ、
主演リー・ムーバイ役に男たちの挽歌のチョウ・ユンファ、
ユー・シューリン役に007ボンド・ガールのミシェル・ヨー、
イェン役にLOVERSのチャン・ツィー。

ミシェル・ヨーって中国人じゃなかったのですね。
いや中国人かもしれないけど生まれはマレーシアで中国語も基本的には
話せないそうです。いわゆる華僑ってことなのかな。
特典のインタビューにもはきはき明快に答えていて、
オリエンタルというよりは西洋の合理主義を彷彿とさせます。
そんな彼女が作中でオリエンタルな女性像を見事に演じきっている。
見事な演技力です。


物語は碧銘剣(グリーン・ディスティニー)という秘剣に翻弄される男女の物語。
ミシェル・ヨー、チャン・ツィーのアクションが鮮やか。
本格的なカンフースターでないチョウ・ユンファも演技力でカバー。

「英雄」「LOVERS」同様、武術のもつ芸術性を高め、
さらに東洋思想の奥深さを描いたところがスバラシイ。


邦題は剣の名を冠していますが、英名タイトルは
"Crouching Tiger Hidden Dragon"。

一見派手なアクションに目が行きがちですが、
その真髄はその英名タイトルが示すとおり身を潜めた虎に龍が隠れているが如く、
『物事の影に潜む真実に目を向けよ』。
...そういうことではないでしょうか。


真実は常に影に潜んでいる。

英語完全征服

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年末実家の広島へ帰省中に観ました。

韓国映画。
英会話スクールで繰り広げられるどたばたラブ・コメディ。
ストーリーは単純でありがちなものですが、好きだな、こーゆーの。
リズムがいい。ストーリーよりもノリで観る映画だね。

ヒロインのヨンジュを演じるイ・ナヨンがまたキュートなんだな。
三つ編みのメガネ姿はメガネ男子・メガネ女子が流行っているとはいえ、
けして美人とはいえない(もとはいいんでしょうが)。

美人というよりはキュート。
止まっているときより、動いてるときのほうが輝いてる。
女性の魅力というのはそういうところにあるんじゃないのかな。

グリーン・デスティニー

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白夜行を熱読しています。
ようやく三分の一を越えました。
相変わらず東野ワールドに引き込まれています。
それにしてもこの物語は長い。
年内に読み終えるかどうか微妙です。

そして今、『グリーン・デスティニー』を観てます...
(本読めって...^^;)

人の生きがいって何でしょう?

仕事に生きること?
私利私欲に走ること?
愛に生きること?
家族のために生きること?

なんでもいいと思います、満たされるのなら。

私の中の頭の中の消しゴム

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デジタルハリウッド協賛という特典で
私の頭の中の消しゴム』の試写会に行ってきました。
とくに韓国映画が大好き!というわけでもないんですが。

物語はせつない、せつないラブストーリー...だったのですが。
途中からトイレにいきたくなって十分堪能できなかったよ。
でも映画自体は本当にいい作品だと思いました。

何より主演の二人が気に入った。
男のほうはトヨエツをちょっと無骨にした感じで、なかなか味のありそうな。
女のほうはぱっと見チェ・ジウほどの華やかさはないのだけども見方に
よって輝きを変えるダイヤモンドのような、これまた味のありそうな、って感じ。

やっぱこの歳になってくるとただ美人であるとかいうよりも「味のある」
ほうに魅力を感じるようになるもんかなー。

いい映画と思いましたが「いまあい」「セカチュー」ほどぐっとはこなかったかな。
韓流ブームといってもやっぱ日本と韓国とでは感動のポイントが違うのかなー、
って自分的には少し思ったりもして。

いや、でもいい映画だよ。
ぜひぜひ観てほしい映画です。

イルマーレ

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コーヒーにミルクたっぷり入れた飲み物...
それはカフェオーレ!

さえないギャグですみません。
映画鑑賞三昧の連休でございます。

友達のススメで『イルマーレ』観ました。
韓国映画。
「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン主演。

彼と彼女に間にあるものは2年という時間。
けして会うことのできない二人。
(彼のほうは会えますが彼女は彼を"まだ"知らない)
せつない、せつないラブストーリーなのです。
物語は淡々と進みいまいち盛り上がりにかける気が私はしました。

「Back to the Future」や「ターミネータ」など超時空がテーマの映画は
たくさんあります。「あの時こうしてたら」とか「10年先はどうしてるだろう」
など時を越える願望というものは誰にでも少なからずあるものだろうか。
もしかしたら今時分がいる世界とは違う世界の自分がいるかもしれない。
でもやっぱり僕は今自分がいるこの世界から抜け出すべきではないと思う。
たとえ科学の力でそれが可能になったとしても。
たとえいま辛いときを過ごしていたとしても。

自分の過去に責任を持つべきだし、未来は自分で作るもの。
誰かに操作されるものではない。

それがいい人生、いい生活というものではないでしょうか。

(2006/01/29 drecomより移動、修正)

英雄

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♪ヒーロー、ヒーローになる時、あーあそれはいま~♪
by 甲斐バンド。

ただおーの「お」は英雄の「雄」。
名前説明の時だいたいこう説明します。

これまた本文とは何の関係もありません。
スンマセン、すっかり外してしまいましたね。

HERO』のDVDを観ました。
美しい。この一言につきます。
やはり映画館の大きなスクリーンで見るべきでした。
そうすればその美の感動は層倍のものだったろうに。ちょっと後悔です。
グリーン・デスティニー』が好きな人は必ず好きになれます。
武術と映像美の融合。
男性は逞しさ、女性は美しさを美しい中国背景に織り交ぜ見事な映像美に
仕上がっています。ストーリーよりは絵の美しさ、動きの華麗さを楽しむ
作品だと私は思います。

マギー・チャンはジャッキー・チェン映画のヒロインとしてよく観てましたが
こんなに美しい人だったっけと。思ってしまいました。

武道家として武術がアートとして美しく描かれるのはとても共感がもてます。
強さは美しさでもある。
無駄のない動きには流れがある。流れのある動きは美しい。
中国武術が美しいと思うのはその流れが芸術の域に達しているからです。
功夫(カンフー)は打突系の武術なのに流れがある。
そこになんともいえぬ不思議さがある。
そして対峙する二人の距離『間合い』が絶妙なのです。
合気道も『流れ』と『間合い』が大切な武道です
(さらにもう一つ『あたり』というものが加わりますがこれはまた別の機会に)。
だからすごく勉強にもなる作品でした。

武術はアートだ。日本の武道もアートにできるといいな。
なんかちょっと自分のテーマが見えてきた気がします。

(2006/01/29 drecomより移動、修正)

星願~あなたにもういちど~

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アジア版「ゴースト」みたいな感じかな。
不慮の事故で死んでしまった主人公が、
生前好きだった女の子のところに別人として5日間だけ戻る事を許される。
しかしけして自分の正体を明かすことはできない...
なんとかして自分の気持ちを伝えようとする主人公の姿が
最初はコミカルに描かれていて笑えるのですが、
後半はお互い好きだと分かっているのに別れなければならない...

せつなーい気持ちになります。
涙がじんわり浮かんでくる、みたいな。

愛に飢えてる人にオススメの作品です。

(2006/09/27 drecomより移動)