デジタルハリウッド協賛という特典で
『私の頭の中の消しゴム』の試写会に行ってきました。
とくに韓国映画が大好き!というわけでもないんですが。
物語はせつない、せつないラブストーリー...だったのですが。
途中からトイレにいきたくなって十分堪能できなかったよ。
でも映画自体は本当にいい作品だと思いました。
何より主演の二人が気に入った。
男のほうはトヨエツをちょっと無骨にした感じで、なかなか味のありそうな。
女のほうはぱっと見チェ・ジウほどの華やかさはないのだけども見方に
よって輝きを変えるダイヤモンドのような、これまた味のありそうな、って感じ。
やっぱこの歳になってくるとただ美人であるとかいうよりも「味のある」
ほうに魅力を感じるようになるもんかなー。
いい映画と思いましたが「いまあい」「セカチュー」ほどぐっとはこなかったかな。
韓流ブームといってもやっぱ日本と韓国とでは感動のポイントが違うのかなー、
って自分的には少し思ったりもして。
いや、でもいい映画だよ。
ぜひぜひ観てほしい映画です。
まだ公開前なのであまりあらすじは言わないほうがいいと思うのだけど。
一つだけ。心に書き留めておきたい言葉があったのでメモっておきます。
「『許し』とは心の部屋の鍵を開けること」
僕は自分の心の中に頑丈な鍵をかけている。
でも本当は開けたくて開けたくてしょーがなくて。
それがこのブログという形であらわれてるのかもしれません。
生父母がしたことはけして許せる行為ではなかったけれど、
それでも許さなければ僕自身が前に進めない。
自分が欲しがっている幸せを手に入れることはできない。
だって家族を許せない人間が家族を築けるわけがないのだから。
そして実際失敗したのだから。
でもやはり心の部屋の鍵を開けるのはとてもコワイ。
「僕たち兄妹はなぜ捨てられたの?」
- 「お前たちは必要とされなかったからだよ」
僕の心の根底の部屋にはこんなことを言う住人が居ついて離れない。
その住人が鍵をかけて閉じこもっている。
そして前に進みたいと思うもう一つの自分もこの部屋の鍵を
開けるのをためらっている。
もしかしたらどうにもできない事情があって僕たち親子は
離れ離れにならなければならなかったかもしれない。
でも、でも。
本当に、本当にろくでもない人間だったら...
僕は今度こそ本当に立ち直れない。
だからコワイ。とてもコワイ。
でも僕は許さなければならない。生父母を。そして自分を。
(2006/02/01 drecomより移動、修正)
コメント