「東野圭吾」と一致するもの

容疑者Xの献身

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ガリレオシリーズ劇場版。

難解な完全犯罪を卓越した科学力で解き明かしていく面白さが全面に出ている
ドラマ版に対して、こちらは「愛」を全面に押し出しているような気がしました。

確かに犯人は頭の切れる人間だけれど、はたして数学者ならでは手口なのか。

まあ、それはともかくこの物語は人間の繊細な部分をもろにわしづかみにする。

東野圭吾の原作は読んでないけれど、
この物語の主役は湯川博士と内海刑事のコンビではなく、
天才数学者・石神のように思える。


「あなたは人をここまで愛せるか」


まさにこの映画にぴったりのキャッチフレーズ。

秘密

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「おくりびと」オスカー受賞記念記念でテレビ放映してましたね。


東野圭吾は好きだけど。
広末涼子も好きだけど。

原作を読んでないからとか、じゃなくて。
ストーリーが現実的じゃないから、とかじゃなくて。
役者の演じ方とか、脚本のクオリティ、とかじゃなくて。


...ただある部分において、気持ち悪かった。

親と子を同一の器に入れる、というその設定が。
「いきもの」としてどうしてこういう発想ができるのか、不思議でならない。


親子は血縁的には最も近い存在だ。
しかし限りなく近くてもけして交わることのない関係。

...それが親子というものだと思う。

レイクサイド マーダーケース

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久々に良い映画に出会えました。


東野圭吾原作「レイクサイド」の映像化。
「容疑者Xの献身」大ヒット御礼スペシャルで放映。


子供の受験合宿中に妻が愛人を殺してしまった。
子供の受験に支障が出ないようにと関係者一同は事件を隠蔽しようとするが...


親が子供を守るとはどういうことか。
子供のために親がしなければならないことはなんなのか。

手紙 【東野圭吾】

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映画を観た後に原作読みました。
相変わらず東野作品は読みはじめると止まらない。
映画を観てある程度筋書きを把握していたのもあるかもしれないけど
一気に読んでしまいました。


...映画以上に泣けた。

映画は概ね原作に忠実で、だけど「ただきみ」同様細かいところで
設定が違う部分がいくつかあったけど、原作の良さを生かしつつ、
映画オリジナルの良さもあった。

僕的には原作も映画も満足のいく、いい物語だと思った。

以下映画との対比をしていきたいと思いますが、やはりネタばれ的な
ところがありますのでこれから映画や原作本を楽しもうという方で
あらすじを知りたくない方は以下は読まないでください...

白夜行 【東野圭吾】

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『変身』に引き続く東野圭吾二作目。
スゴイ。やっぱり引き込まれる。
文章自体はいたって自然で、シンプルで、分かりやすい。
それでいて奥深いところまで突き刺さってくる。
つくづくこの人は天才肌の小説家なんだなと感じます。

物語自体は幼少時代に深く傷つけられた少女と、
その少女を守るためにひたすら「負」の人生を生きる少年と
その周囲の20年にもわたる心の闇を描いたもの。
面白いのは主人公の男女の心情描写が一切ないこと。
しかし彼らが感じていることが切実なまでに読者に伝わる。

ただ刺激を求める人にはこれほどもってこいの本はないと思う。
しかし。
過去に辛い傷がある場合。確実に疼きます。
今心にネガティブな部分が少しでもあるなら、
その部分が活性化します。
そういう意味では危険な本だな、と感じました。

光があるから闇がある。
その逆もまた真なり。

(2006/03/25 Tadaoh! Bookより移動)

ハリーポッター 炎のゴブレット

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次は東野圭吾原作の『変身』を観にいくつもりだったのですが、
ひょんなことから六本木に寄ることがあって、ヴァージンシネマで
先行レイト上映していたハリーポッターの新作を観てきました。

やっぱ超娯楽大作ですな。すっげー面白かった!
物語もどんどん佳境に入ってきたようで。
しかし観るたびに出演者が成長しているな、この映画は。

次回がまた楽しみですな。

しかし人間ってどーして現実世界にない世界、
幻想世界(ファンタジー)を観たいと思うんですかね。
おかげでこの映画の制作者は生活できるわけですが。

変身 【東野圭吾】

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東野圭吾初挑戦。
衝撃的。
あっという間に引き込まれ、
あっという間に読み終えてしまった。

特に文章力の巧妙さが目立つわけでもない。
しかし読んでいるといつのまにか引き込まれる。
まさに天賦の才を与えられた作家なのでしょうか...
あるいは物語のテーマが興味をそそる分野だったのか。
僕は評論家ではないのでその辺はよく分かりませんが。

物語は異常者の脳の一部を移植された主人公の人格が
徐々に異常者の人格にのっとられてゆく、というもの。
今日の自分は昨日までの自分と違っていたら...

いや、誰しも今日の自分は昨日の自分とは違うもの。
でもそれはあくまで自分の意思で変えるべきもの。
自分がつけてきた足跡をたどることで、人は「生きている」
という実感を得られる生き物なのかもしれません。

自分に自信がない人には必読の一冊です。
どんなつまらないことでも、どんな些細な事でも、
悩んでも、自信がなくても、不安でも、
自分で考えることに意味がある。

それはあなたの人生なのだから。
あなたの人生を他人が決めることはできないのだから。
自分で考えよう。

(2006/03/25 Tadaoh! Bookより移動)