暑い夏がやってきました。
夏と冬のどちらが好きかと聞かれれば、迷わず冬と答えます。
海と山のどちらが好きかと聞かれれば、迷わず山と答えます。
だから遊子川に来たのに。
愛護班のわくわく体験活動に行ってきました。
去年は遠出して四国中央市に行って、紙漉き体験しながら山でキャンプ、
というスタイルから一転して今年は市内明浜地区のシーサイドサンパーク(きゃんぱ)
でがっつりシーサイドキャンプ。
海に行く、ということで、海が苦手な自分としてはパスしたかったのですが、
愛護班の活動でありながら、イベントの準備、取り仕切りは実質公民館なので、
選択の余地なく参加メンバーに加えられてしまいました。
当日は思いっきり夏日。
ハードな週末が待っていました。
合気道にスキー、バドミントン、テニス、インラインスケート...
二十代から三十代前半は暇さえあれば身体を動かしていました。
スキーはそのなかでも熱中していたスポーツの一つで、
基礎スキー、モーグル、そしてたまにポールをやったり。
冬のシーズンはほぼ毎週雪山に出かけ、夏のオフシーズンも
室内スキー場やインラインスケートなどのオフトレに明け暮れていました。
まさにスキー漬けの人生で、スキーを中心に生活は回ってました。
10年ほど前に、三年がかりで東京都スキー連盟の準指導員資格を取得しました。
といっても社会人スキー部で大人相手にレッスンしていただけで、
子どもたちやスキー初心者に教えることはほとんどなく。
指導員資格、といっても教え方のノウハウを練磨するのではなく、
滑り方の技術や理論を練磨するもので、また、スキースクールでは
この資格がなければ教えてはいけない、というものではなく、
あくまでスキー技術の到達度を客観的にアピールするものにすぎない。
指導力は実際に指導の実績を積むことでしか蓄積されない。
...ということを今回痛感しました。
遊子川愛護班連絡協議会主催のスキー体験活動に参加してきました。
子どもたちにスキーを教えるのって難しい。
ついこの間まで暑い暑い、と言っていたのが、
気づけば山の緑にところどころ紅や黄が混ざるようになって、
もう秋は終りに近づいているという。
遊子川の秋は短いみたいです。
早く雨包山の紅葉を見に行かなくちゃ。
さて、愛護班の「ふるさと探訪」という企画に同行させてもらいました。
子どもたちに自分たちが暮らすふるさとの姿を心に刻んでもらいたい、
という願いのもとに毎年実施されている企画なのだそうです。
感性豊かな時期に美しい故郷の姿を刻みこむ。
子どもの時分には刻まれたものの重要さはなかなか理解できないかもしれないけど、
大人になったとき、それが貴重な財産になることは間違いない。
とても素晴らしい企画だと思います。
今年は平岩地区にあるという白岩城跡他を探訪することに。
城跡といってもここしばらくは放置されていた場所で、
探訪の三日前に雑草で生い茂っていた城跡までの道を主事さんと一緒に草刈りして前準備。
公民館は大忙し。
もはや地域のなんでも屋と化してますな。
しかし、それでも未来を見失わずに地域を活性化させていこう、という意気込みもある。
だから僕も何とかしたい、って気になれる。
愛護班キャンプ、午前中の紙漉き体験を終えた後は。
三島公園でランチ。
ここは、映画「書道ガールズ」のロケ地にもなった場所。
芝生がキレイで、四国中央市が一望できる丘の上からの眺めが素晴らしい。
ランチの後は、エリエール(大王製紙)の工場見学。
遊子川の親子たちには好評だったようだけど、僕はどうも。
あの喧騒と引き換えに人間は何を得て、何を失ったのだろう...
工場見学後は、森と湖畔の公園へ。
テントを張り、夕食の準備。
夕食の後、花火、自然観察(昆虫採集)。
慣れない作業の連続、盛りだくさんの一日で身も心もヘトヘト。
お酒が少し入ったこともあって、夜十時前にはご就寝。
インドア派なだけに、こういう機会でもなければキャンプなんてめったに行かない。
そう思うとやはり貴重な経験ができた、いい一日でした。
愛媛県はとても教育熱心。
東京からやってきた自分の目にはそのように写ります。
学校以外の教育、つまり社会教育活動を担う機関として、公民館があるわけですが、
そのほかに社会教育を行う地域の自治組織として「愛護班」というものがあります。
学校でいうところのPTAみたいなものなんだろうけど、
東京にいたときはもちろん、広島にいた時でさえ、
愛護班なる言葉は聞いたことがありませんでした。
Wikipediaにもないところをみると、愛媛県独自のローカル組織なのでしょうか。
その愛護班の活動の一環として、キャンプへ行ってきました。
キャンプといってもその内容は、
紙漉体験や工場見学などのプログラムも折り込まれたボリューム満点のもの。
遊子川在住のお巡りさんが企画立案したものなのだけど、
その本人は遠く東北の震災支援へ。
...お勤めご苦労様です。
インドア派かアウトドア派かと問われると、迷わずインドア派と答える自分ですが、
これも地域住民の方とのまたとない交流の場。
...というわけで行ってきました。
場所は四国中央市。
製紙工場が立ち並ぶ、紙の町。
まず最初は、紙の町資料館での紙漉き体験。