愛媛県はとても教育熱心。
東京からやってきた自分の目にはそのように写ります。
学校以外の教育、つまり社会教育活動を担う機関として、公民館があるわけですが、
そのほかに社会教育を行う地域の自治組織として「愛護班」というものがあります。
学校でいうところのPTAみたいなものなんだろうけど、
東京にいたときはもちろん、広島にいた時でさえ、
愛護班なる言葉は聞いたことがありませんでした。
Wikipediaにもないところをみると、愛媛県独自のローカル組織なのでしょうか。
その愛護班の活動の一環として、キャンプへ行ってきました。
キャンプといってもその内容は、
紙漉体験や工場見学などのプログラムも折り込まれたボリューム満点のもの。
遊子川在住のお巡りさんが企画立案したものなのだけど、
その本人は遠く東北の震災支援へ。
...お勤めご苦労様です。
インドア派かアウトドア派かと問われると、迷わずインドア派と答える自分ですが、
これも地域住民の方とのまたとない交流の場。
...というわけで行ってきました。
場所は四国中央市。
製紙工場が立ち並ぶ、紙の町。
まず最初は、紙の町資料館での紙漉き体験。
金生川そばに建つ「紙の町資料館」。
まずは紙漉き体験。
まずは紙の原料が浸された液体の中に枠を入れて紙を掬いとる。
紙の上に色付き糊を塗って、押し花や切り紙を載せていろいろデザイン。
この工程が一番楽しい。
僕の作品。
...これでも美大卒なんですけど。
あれもこれも載せすぎて、この欲深さがのちのちの失敗に。
レイアウトを終えたら、乾燥機の上に乗せて一気に水分を吸収し、
さらに熱したプレートの上に乗せて乾燥させる。
最後にはがきの宛名面のスタンプを押し、ローラーで最終的なプレスをかけてできあがり。
紙の町資料館、ということで紙に関するさまざまなものが展示されています。
[水引の立体版?]
[紙の地球儀?]
三千円相当の紙製品が詰まった「カミエモンボックス」。
外には昔使われていたと覚しき大きな釜が。
もっと丁寧に展示すればいいのに。
個人的には今回の紙漉き体験が一番面白かったかな。
続いて製紙会社の工場見学、キャンプへ。
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