愛護班キャンプ'11−その2.【工場見学&キャンプ】

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愛護班キャンプ、午前中の紙漉き体験を終えた後は。

三島公園でランチ。
ここは、映画「書道ガールズ」のロケ地にもなった場所。
芝生がキレイで、四国中央市が一望できる丘の上からの眺めが素晴らしい。

ランチの後は、エリエール(大王製紙)の工場見学。
遊子川の親子たちには好評だったようだけど、僕はどうも。
あの喧騒と引き換えに人間は何を得て、何を失ったのだろう...

工場見学後は、森と湖畔の公園へ。
テントを張り、夕食の準備。
夕食の後、花火、自然観察(昆虫採集)。

慣れない作業の連続、盛りだくさんの一日で身も心もヘトヘト。
お酒が少し入ったこともあって、夜十時前にはご就寝。


インドア派なだけに、こういう機会でもなければキャンプなんてめったに行かない。
そう思うとやはり貴重な経験ができた、いい一日でした。


三島公園。

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大王製紙工場。

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担当者が3人もついて、丁寧に説明してくれたけど。
このような大規模工場がない時代にも人間は幸せに暮らしていたことを考えれば、
果たしてこのような工場を建ててまで、紙を大量生産する必要があるのだろうか。
もっと小規模で、人間に紙の機能を十二分に提供する術はないのだろうか。
...その答えの一つとして、デジタルが考えられはすまいか。


森と湖畔の公園。

入り口のふれあい橋。

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鶴の求愛ポーズをイメージしているとか。


森と湖畔の公園の湖畔。

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キャンプ設備を完備した、キャンプ場事務所。

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ただ、今回は5トントラック満載、万全の備えで行ったので、
あまりお世話になることもなかったけれど。


総勢40名弱のテント群。

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念入りに練習した割にはけっこう手こずったなあ...


キャンプといえば、ラジオ体操。

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事前になんども練習した、空き缶飯盒。

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おかげさまで、つつがなく炊きあがりました。


ホンモノの飯盒炊飯。

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こっちは練習しなかったせいか、
火力が強すぎて焦がしてしまい、飯盒を洗うのが大変だったなあ...


昆虫採集のためのしかけ。

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最近はカブトムシ専用のエサ、というものがあるんですねえ。

しかし仕掛けたところには全くカブトムシは来ず、
翌朝地元のおじいさんが別の場所で捕まえた大量のカブトムシを子どもたちに分けてくれました。

しかし子どもってどうしてあんなに虫が好きなんだろ。

翌日も子どもたちは元気に遊びまわり、大人たちはお片づけ。
お昼ごはんに五平餅を焼いてつつがなく全プログラムを終了。
一路、遊子川へ。

16時定刻通り遊子川へ帰着。
5トントラックの荷物をおろし、終了。
大きなけが人を出すこともなく、無事2日間の日程を終えました。

いうまでもなく、その日は家に帰るなりバタンキュー。
疲れた〜。

しかしいい経験をしました。

1ヶ月以上も前から準備に奔走し、
テントを建てる練習、空き缶飯盒の練習、と
地道に練習を繰り返すあたり、この地域の人々の真面目さが伺えました。

そして、遊子川では子どもたちが大事にされているな、と感じました。
明日を担う子どもたちが大事されている、ということはとてもいいことだと思います。

ただ、メディアの影響からか、多少過保護な部分もあるような気もしなくはないですが。
ジェネレーションギャップだろうか。
それとも、単に自分が年をとっただけだろうか。


子どもたちを危険から守るだけが親の役目ではない。
危険を教え、危険から自分の身を守る術を教えるのも親の務めではないだろうか。
...と子どもを持ったことのない自分が言っても説得力ないけど。

いずれにせよ、子どもたちの将来について、
真剣に考える組織があるってすばらしい。