僕はドラマ版を一番最初に見た。
それではまった。
その割にはドラマ版のちゃんとしたレビューを書いてなかったので今更ですが。
ドラマ版では、現在の朔太郎(緒方直人)のそばにもアキがいる。
3つのセカチューの中でもドラマ版は一番悲しい物語のような気がする。
だから僕は泣きたくなったときにこのドラマ版を観る。
泣くことのできない人間が涙を絞り出すために。
心の中で行き場のなくなった悲しみを外に出して換気するために。
悲劇ってそのためにあるんだと思う。
人のふり見て我がふり直せ
僕はドラマ版を一番最初に見た。
それではまった。
その割にはドラマ版のちゃんとしたレビューを書いてなかったので今更ですが。
ドラマ版では、現在の朔太郎(緒方直人)のそばにもアキがいる。
3つのセカチューの中でもドラマ版は一番悲しい物語のような気がする。
だから僕は泣きたくなったときにこのドラマ版を観る。
泣くことのできない人間が涙を絞り出すために。
心の中で行き場のなくなった悲しみを外に出して換気するために。
悲劇ってそのためにあるんだと思う。
ようやく話題のベストセラーを読みました。
まずドラマ版を観て、次に映画版を観て、最後に原作を読んだ。
ドラマ版も映画版も原作にかなり脚色が加えられていて、
やや違う物語になっていたけど僕はどれも好き。
ドラマ版にはドラマ版の良さが、映画版には映画版の良さが、
そして原作には原作の良さがあった。
Amazonのレビューではけっこう酷評されていたけど、僕は好きです。
ただ、ドラマ版や映画版は原作をさらにスケールアップさせたがために
原作で伝えようとしていたメッセージが隠れてしまったな、という気持ちも少なからず。
僕が原作で一番好きな部分は朔太郎の以下のセリフ。
「人を好きになること以上に、みんなの役に立つことがあるとは思えないけどな」
人を嫌うことは意外と簡単だ。でも好きになることは意外と難しい。
好きなら争いも起こらないし、もめごとも、犯罪も起こらないはず。
恋愛、友情、家族など「好き」の種類はたくさんあるけれど
どれも大切なものだと気付かせてくれる。
純愛を思い出したい人には必読の一冊です。
純愛って時代じゃないのかもしれないけど、
やっぱり純愛はあって然るべきものだと思う。
(2006/03/25 Tadaoh! Bookより移動)
「セカチュー」ドラマ版をテレビの特番かなんかで放送してるのをみてはまり、
DVDを購入して、何回も何回も観てそのたびに涙しました。
映画版も観よう観ようと思っているところへ秋の特番か、
テレビで放送してるのを観ました。
設定が全然違っていて、同じ原作なのにドラマ版とはまったく違う物語だと
思いました。でも僕はどちらも好きです。
原作は読んでないのですがここまで違ってくると原作を読んでみたくなります。
ドラマ版では悲壮感が強かったのに対し、映画版はめぐり合わせというか、
人生の不思議、というものが色濃く出ていたように思います。
人は過去には生きられない。
でもなぜ人はこんなにも過去に囚われる生き物なのでしょうか。
それがせつない。やるせない。そこに涙する。
「バイクに二人乗りしているときの朔ちゃんの背中が一番大切なものでした」
最後の亜紀のテープに録音されていたこのセリフにぐっときました。
人の大切なものって案外そんなもんなんですよね。
でもなかなか見つからない。
そして気付いたときには、すでに時遅しだったりする。
でもそうやって人は成長していくのでしょう。
「人は後悔するようにできておる」とは蝉しぐれの小和田逸平の言でしょうか。
そう思うと蝉しぐれが見たくなってきた。
いよいよ今週末公開です。
(2006/02/01 drecomより移動、修正)