世界の中心で、愛をさけぶ

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「セカチュー」ドラマ版をテレビの特番かなんかで放送してるのをみてはまり、
DVDを購入して、何回も何回も観てそのたびに涙しました。

映画版も観よう観ようと思っているところへ秋の特番か、
テレビで放送してるのを観ました。

設定が全然違っていて、同じ原作なのにドラマ版とはまったく違う物語だと
思いました。でも僕はどちらも好きです。
原作は読んでないのですがここまで違ってくると原作を読んでみたくなります。

ドラマ版では悲壮感が強かったのに対し、映画版はめぐり合わせというか、
人生の不思議、というものが色濃く出ていたように思います。

人は過去には生きられない。
でもなぜ人はこんなにも過去に囚われる生き物なのでしょうか。
それがせつない。やるせない。そこに涙する。


「バイクに二人乗りしているときの朔ちゃんの背中が一番大切なものでした」


最後の亜紀のテープに録音されていたこのセリフにぐっときました。
人の大切なものって案外そんなもんなんですよね。

でもなかなか見つからない。
そして気付いたときには、すでに時遅しだったりする。
でもそうやって人は成長していくのでしょう。

「人は後悔するようにできておる」とは蝉しぐれの小和田逸平の言でしょうか。
そう思うと蝉しぐれが見たくなってきた。
いよいよ今週末公開です。

(2006/02/01 drecomより移動、修正)

2006/02/01:追記

結局原作本を友達がくれて、映画版のDVDも買いました。
これで原作・映画・ドラマ全てを手に入れちゃいました。
公開当初は見向きもしなかったのに不思議なもんです。