神戸で兵庫県立美術館、メリケンパークを訪れた後、一路大阪へ。
お目当ては国立国際美術館で開催中のプーシキン美術館展。
プーシキン美術館はロシアの首都モスクワにあるヨーロッパ最大の美術館であり、
収蔵品数は約10万点でエルミタージュ美術館に次いで世界二位。
本展はその膨大なコレクションの中から、フランス風景画に焦点をあてたものになります。
金曜・土曜の午後5時〜9時のナイトタイムで会場内での写真撮影が可能、
ということで夕方5時に現地に到着して夜の美術館を堪能してきました。
Architecture, Art, and sometimes Design.
[図録 2300円]
愛媛県美術館で開催中の「ターナーからモネへ」展へ行ってきました。
本展は1907年設立の英国ウェールズ国立美術館が誇るコレクションより、
19世紀から20世紀初頭にかけてイギリスやフランスで活躍した画家たちの作品70点あまりを展示したもの。
規模的には先月観に行った新居浜市美術館での東京富士美術館コレクション展とほぼ同じなんだけど、
こちらのほうがボリュームが大きく感じたのはそれだけ良作が多かったからでしょうか。
(いや、東京富士美のコレクションも良かったのだけれど^^;)
また、「ターナーからモネへ」というタイトル通り、
ロマン主義から印象派、ポスト印象派までを年代順に章立てし、
イギリス、フランスと地域を限定することで分かりやすい内容になっているのも良かったです。
[ルーアン大聖堂(クロード・モネ、1893年)]
大塚国際美術館での展示作品。
会場内は撮影可能ということで、気の向くままにお気に入りの作品を撮影しました。
本記事では印象派をピックアップ。
一番好きなジャンルなのだが、大塚国際美術館で見ると一番がっかりするジャンルでもある。
それはそれまでの絵画が極力「タッチ(筆致)」を消すものであったのに対し、
印象派ではタッチを画家の個性、表現として重要視するから。
陶板画はいわば二次元プリントであり、筆致までをも再現することはできず、
平滑なキャンバスになってしまう。
それでは本当の印象派を理解することはできない。
...あくまで素人の自分なりの独自の解釈です。
知識不足、勘違い、根拠に欠ける部分も多々あることをご了承ください。
照明がやや暗めで暖色系のため、作品画像はピンぼけ気味でやや赤っぽくなっています。
また、陶板特有の光沢もあります。
さらに傾き補正やレンズ補正をかけているため、
必ずしも作品(本物)の内容や構成を忠実・正確に表すものではないことをあらかじめご了承ください。
「だいたいこんな感じのもの」という感じで見ていただけたらと思います。
モネの絵が好き。
一見、どこかぼやけていて、焦点が合わなさそうなその絵は、
目を細めて眺めると、あたかも目の前の現実として存在しているかのような
リアルさをかもし出す。
モネは晩年は一連の睡蓮シリーズの絵を描くために、
フランスはジヴェルニーの自邸に睡蓮の庭を築いたことで有名です。
ジヴェルニーには今もそのモネの庭が観光地として整備されていて、
その庭の管理人に正式に認可された庭が高知にあります。
それが高知県北川村のモネの庭、マルモッタン。
「マルモッタン」はフランスの美術館の名前をいただいたとか。
ジヴェルニーへはいつか訪れたい、と思っているけれど、
やはり遠く、なかなか行くことはできない。
んじゃ、とりあえず行けるところから。
[カルロ・ドルチ『悲しみの聖母』(1655年)]
国立西洋美術館。
1959年に370点におよぶ松方コレクションが核となって始まり、
現在ではおよそ5,500点の作品を所蔵しています。
常設展における所蔵品作品については撮影可能となっています。
日本の美術館の中でも屈指のコレクションを誇る国立西洋美術館の作品群について、
完全に自分の好みでピックアップ。
撮影日時は2009年8月末。
企画展「ル・コルビュジエと西洋美術館」が開催されていました。
絵画の魅力が少しでも伝われば幸いです。
[クロード・モネ『ラ・グルヌイエール』(1869年)](出典:Wikipedia)
最近のマイブーム、「僕の好きな絵」シリーズ。
風景画の多い印象派が好きですが、その中でもモネが一番好きです。
そのモネの作品の中で最も好きなのがこれ。
光を追求した印象派。
光は混色すればするほど明るくなる(最終的には白になる)のに対し、
絵の具は混色すればするほど暗くなる(最終的には黒になる)。
そこに気付いた画家は絵の具を混ぜ合わせず、
視覚的に混色させることを思いつく。
キャンパスに思いっきり近づいて絵を眺めると、
そこにはただ絵の具が塗りたくっているだけにしか見えない。
だんだん視点を遠ざけていくと...リアルな絵が現れる。
これがタッチと並んで印象派最大の魅力である「筆触分割」。
そして筆触分割による光の表現が顕著に現れるのが「水」なのです。
[日傘の女性](展示では右向きバージョンが展示、画像は大塚国際美術館の陶板画)
国立新美術館で開催中のモネ大回顧展に行ってきました。
さっそく学生特権を使うわけですよ。
通常大人当日券は1,500円ですが、
ここでもらったばかりの学生証を提示すると...
学生料金の1,200円になるはずなのですが...
なんと!
多摩美は特別会員かなんかで団体料金扱いでさらに安くなって、
900円でした~
多摩美入ってほんとうによかった...
んでこれがチケット。
世界で最も愛された画家らしく、平日だというのにけっこうな混雑でした。
まあでも会場が広いぶん、行列になって待つ、ということはないですけど。