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2009年8月30日

開館50周年記念 ル・コルビュジエと国立西洋美術館【国立西洋美術館】

建築デザイン/ 展示・イベント

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久々に上野へ行ってきました。

国立西洋美術館でこの美術館を設計したコルビュジエの展示をやる、というので
行こう、行こうと思いつつ毎度のことながら行くのを先延ばしにして...
最終日の1日前でようやく行ってきました。


今年は西洋美術館の館50周年にあたります。
それを記念しての展示なのですが、いわゆる企画展ではなく、
常設展の一部に組み込まれて、常設展料金で見ることができます。

ちなみに多摩美はキャンパスメンバーなので無料です。
貧乏学生には助かります~


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日本唯一のコルビュジエ作品である国立西洋美術館は、
戦後、日本に変換された松方コレクションを展示する美術館として、
1959年にまず本館が建ちました。

コルビュジエの「無限成長美術館」を体現する美術館であり、
1964年に坂倉準三により講堂と事務棟が(現存せず)、
1979年に前川國男により新館が、1997年に前庭地下に企画展示館、という順に
コルビュジエの日本人弟子たちの手により三段階に渡って渦を描きながら拡張されました。

1998年には耐震工事が施され、2016年にはコルビュジエの建築群の一つとして世界遺産にも登録、
保存に関しては盤石の体制が整っているわけですが、
せっかくの「無限成長美術館」ですから、今後も何かしら成長し続けてほしいものです。

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美術館そのものが展示テーマ、ということで
美術館のいろいろなアングルを撮ってみました。


まずは本館。

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向かいにある東京文化会館。

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こちらはコルビュジエの弟子の前川圀男が設計。
国立西洋美術館と高さを合わせて周囲との調和が図られています。


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[サイドビュー]


ブールデル「弓をひくヘラクレス」

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ロダン「地獄の門」

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ロダン「考える人」

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ロダン「カレーの市民」

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中に入って...

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建設当初は外部ピロティでした。
ピロティも無限成長美術館の拡張性に寄与する重要な要素ですね。


本館中央に位置する19世紀ホール。

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常設展の入口になっています。
9メートルにも及ぶ二本の大黒柱は姫小松の木枠で固められたコンクリート柱。
美しい木目がコンクリートの地肌に映りこんでいます。


本館展示室。

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19世紀ホールの周囲を取り囲む回廊形式。
規模の拡張に柔軟に対応した「無限成長美術館」というコルビュジエのコンセプト。
また、外側と内側で天井差をつけて会場内のアクセントをつけています。


本館2階から渡り廊下で新館へ接続。前川國男の空間が広がります。

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吹き抜けスペース。

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天井のトップライト採光のための丸窓が特徴的。

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この吹き抜けスペースにより新館でも天井差によるアクセントがつけられています。

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1階のロダンの彫刻エリア。

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そこから見える中庭の見事な眺望。

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[中庭(入ることはできないみたいです)]


会場は本館の19世紀ホールと新館の小企画展ホールの2会場構成。

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[小ホール前の休憩所からの眺望]


コルビュジエの「無限成長美術館」は現在インドに2箇所、
そして日本の国立西洋美術館の3館存在しますが、
その中でも国立西洋美術館はもっとも完成された「無限成長美術館」とされています。


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規模的にはそれほど大きくはないですが、
豊富な写真やスケッチ、精度の高い模型、モデュロールの実寸スケールなど、
見応え十分で大変満足。やっぱり来て良かった。

それにしても模型の出来の良さにはびっくりしました。
今まで見た模型の中でも一番の出来映えのように見えました。
とくに木を使った断面模型が良かった。


最後にカタログを購入。
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このあと、弟子の前川圀男設計の東京文化会館、東京都美術館を見学しました。

歩きまくった。...疲れた。


追記:2016年5月

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推薦から7年、二度の見送りを経てコルビュジエの建築群17作品が
世界遺産に登録されることがほぼ確実となりました。

日本では20番目の世界遺産、
大陸間をまたいだものとしては初の登録みたいです。

登録は喜ばしいことですが、
ゆっくり美術鑑賞できる場であり続けてほしいなあ。


【information】

アクセス:JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分、京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
     東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車 徒歩8分

開館時間:午前9時30分~午後5時30分

休館日:毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は翌火曜日)、年末年始(12月28日~翌年1月1日)

常設展観覧料:一般430円、大学生130円、高校生以下及び18歳未満、65歳以上無料
       ※企画展は別料金、企画展チケットで常設展の観覧が可能


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