「木工」と一致するもの

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訪問日:2018年4月17日(火)


おおよそ2ヶ月前の話。

出張で久々に上京しました。
最終日は移動のみで飛行機の時間が夕方だったので、
その待ち時間を利用して、久々のアート巡り。
...といっても2スポットのみだけど。

まずは東京ステーションギャラリーで開催中だった建築家・隈研吾の展示。
9年前に開催されたTOTOギャラリー「間」での展示以来二度目。
9年前でもすでにかなり有名だったとは思うのだけれど、
個展の範疇を超えない小規模だったのに対し、
今回は一流のアーティストとして見応えあるボリュームで楽しむことができました。


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2016年の瀬戸内国際芸術祭最終日、
粟島での消化不良感を解消すべく丸亀のMIMOCAを訪れた
そこの企画展も好みに合うものではなく、更に消化不良感が増しそうだったのだが、
2階の造形スタジオで開催されていた公募展「みんなで選ぶミモカアート賞」。
これに救われた。

応募対象を丸亀市在住・在勤在学者に限っていながら、
とても魅力的な作品が並んでいた。
自分が好きな作品3点を選んで投票するのだけど、
平面作品が多い中、数少ない立体作品の中に一際輝くガラスのヒマワリに惹きつけられた。
それが東條裕志さんの作品で、彼の作品が見事1位に輝き、
凱旋展示を同じ造形スタジオで開催してる、ということで見に行ってきました。


しかし丸亀日帰りは遠かった〜
帰りはトラブル発生するし。

まあ、それを差し引いても実りある1日でした。


I'm pinterested in !

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インスタ同様、pinterestの画像もブログに簡単に貼り付けられるようです。

pinterstはいわゆる画像のブックマークツールですが、
del.cio.usなどのいわゆるURLブックマークツールよりも浸透しつつあるのは、
画像のもつ可視性によって、質の高い画像が集まることでpinterstそのものが
自然と「おしゃれツール」になるところにあるんでしょうね。
その点はインスタと共通する部分ではないでしょうか。

pinterestではどのような画像をセレクトして、どのようにカテゴライズするかが、
個々のアカウントの個性となるわけですが、
赤の他人の画像を無作為に集めてくる場合は自己主張というよりは、
アイデアの参考に、というスタンスで使うのが主目的になります。
アイデアを他人に盗用されたくない、という旧来の考え方の世代には浸透しないのでしょうが、
ネット文化が浸透し、「アイデアの共有」が基本のオープンソース世代が増えつつある
時代になって成立するようになったWebサービスといえます。


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四国唯一の特別名勝・栗林公園の中にある商工奨励館と讃岐民芸館。


【商工奨励館】
明治32年に「香川博物館」として建築され、本館・西館・東館・北館とそれを結ぶ廊下により回廊構造となっています。栗林公園の情報や伝統的工芸品の展示・実演などを行っています。また、本館の二階には世界的家具デザイナーであるジョージ・ナカシマのテーブルや椅子を展示、ベランダから美しい南庭方向を望むことができます。(パンフレットより)

【讃岐民芸館】
香川をはじめ各地の焼き物、木工品、漆器など生活に密着した民具が、収蔵・展示されています。代表的なものに、香川漆器、高松張子、理平焼、一閑張などがあります。(パンフレットより)


自分が訪れたのは瀬戸内国際芸術祭の作品鑑賞が主な目的でしたが、
なかなかどうして、建物を含め見どころ満載のスポットでした。
逆に瀬戸芸の作品が力負けするくらい。


宇和島高等技術専門校での制作物(2014)

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タマビを卒業後、愛媛県西予市に移住し木工による地域おこし活動に三年間従事した。

木工経験がほとんどなく、手探りしながらの活動ではあったが、
木工の何たるかを知る一助となった。

一方で、木工に関する専門的な技術と知識の必要性を思い知る機会ともなり、
地域おこし協力隊卒業後、宇和島市にある高等技術専門校(職業訓練校)の
木工クラフト科に2014年4月より入学し、一年間学んだ。


木工に関する専門技術・知識を学ぶには良い場所ではあったが、
木工業界の厳しさををさらに思い知ることにもなった。


倉敷美観地区

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2014年8月、岡山県・倉敷市の美観地区に行ってきました。

この年は地域おこし協力隊が任期終了となり、
木工作家になるために職業訓練校に通った一年でしたが、
地域おこし協力隊時代にはたいした貯蓄もできなかった上に、
基本的に失業保険で生活していかなければならない苦しい時期でした。
そのためにほとんど旅行らしい旅行もできず、
唯一日帰りで訪れたのがこの倉敷の街でした。

一番の目当ては大原美術館でしたが、
江戸時代の雰囲気が色濃く残る伝統的建造物が立ち並ぶ町並みは美しく、
なかなか感慨深いものがありました。

大原美術館については別途レポートすることとして、
ここでは美観地区についてレポートします。


ユスモクでの制作物(2011〜2014)

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[ユスモクロゴ]


2011〜2014年の三年間、
総務省の「地域おこし協力隊」制度により、
愛媛県西予市の特別職員として過疎地域の地域活性化活動に従事してきました。

「木工による地域おこし」活動を「ユスモク」という愛称でブランド化し、
地域内の使われなくなった保育所を木工所に転用して活動拠点とし、
制作活動や木工教室の開催などをしてきました。

本記事ではこの三年間で創った制作物を紹介します。


「モッコー・ケッコー・タノシーゾ」展

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愛媛に来てから三年間、
総務省の「地域おこし協力隊」制度により、
西予市の特別職員として過疎地域の地域活性化活動に従事してきました。

その活動の一環として、「木工による地域おこし」を提唱し、実践してきました。
具体的な内容はブログ「遊子川の日々」を見ていただくとして、
ここではその集大成を報告する場として、実施した展示をレポートします。



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木工先進地視察で北海道置戸町に行ってきました。

地域おこし協力隊の任期中、木工で地域づくりに取り組むに当たり、
先進事例に学ぶべく、さまざまな木工による地域づくり先進地を訪れました。

その中でも一番最初に知り、最も行きたかった場所。
それが北海道の置戸町で展開しているオケクラフトでした。
しかし、遠方であることからなかなか行くことがかなわず、
最後の最後になってようやく行くことができました。


今から30年前、公民館活動の一環としてオケクラフトはスタートしました。
木工の文化がほとんどなかったので、まずは木に関する本を集めることからはじめ、
その中に、工業デザイナーの秋岡芳夫氏に関するものが多かったことから、
秋岡氏に依頼して置戸に講演にきてもらい、地元の青年木工グループと交流を深めました。
その後秋岡氏の紹介により木工デザイナーである時松辰夫氏が地域に入り、
技術面での指南を受けながら置戸町での木工活動がスタートしました。
「オケクラフト」という名前も秋岡氏による命名です。

特筆すべきなのは、オケクラフトの推進が「生産教育」という概念を元に、
教育委員会主導で行われていること。木工職人を育てるための環境を用意し、
内外より人材を招き入れ、モノづくりに関する教育を施し、
自立していくまでのサポートを行っています。

さらにオケクラフトの活動を継続的なものとするための経済活動を民に委ね、
官の部分でできること(教育)、民の部分でできること(経済活動)を把握し、
官民の連携がきっちりと取れていることが素晴らしい。


空想美術館【萬翠荘イルミネクション】

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松山ひめぎんホールでの木工教室を終えた晩、
萬翠荘で開催されたイベントを見に行ってきました。

簡単にいえば、萬翠荘を巨大なスクリーンに見立てたプロジェクションマッピング。
あらかじめ県内いくつかの小学校でこどもたちに「萬翠荘ぬりえ」を描いてもらい、
それを投影します。

主催/いよこころざし大学・愛媛県、共催/萬翠荘、協力/エプソン。

今年度より遊子川地区では県の紹介を経て地域づくり活動に
プリンタメーカーのエプソンさんの協力を得ています。

今年の盆踊り大会では、学校の校舎に大きなスクリーンを設置して
遊子川の今と昔の写真の投影を行ったり、
盆踊りの参加者が自分の携帯カメラで撮影した写真を会場で印刷してプレゼントする
企画を実施しました。

また、遊子川の名景を大判印刷した写真展を開催したりもしています。

遊子川に良く来ていただくエプソンの担当者の方から今回のイベントを教えていただきました。