インスタ同様、pinterestの画像もブログに簡単に貼り付けられるようです。
pinterstはいわゆる画像のブックマークツールですが、
del.cio.usなどのいわゆるURLブックマークツールよりも浸透しつつあるのは、
画像のもつ可視性によって、質の高い画像が集まることでpinterstそのものが
自然と「おしゃれツール」になるところにあるんでしょうね。
その点はインスタと共通する部分ではないでしょうか。
pinterestではどのような画像をセレクトして、どのようにカテゴライズするかが、
個々のアカウントの個性となるわけですが、
赤の他人の画像を無作為に集めてくる場合は自己主張というよりは、
アイデアの参考に、というスタンスで使うのが主目的になります。
アイデアを他人に盗用されたくない、という旧来の考え方の世代には浸透しないのでしょうが、
ネット文化が浸透し、「アイデアの共有」が基本のオープンソース世代が増えつつある
時代になって成立するようになったWebサービスといえます。
あれよあれよという間にピン数は3000、ボード数は30を超えました。
美しいカタチとは?...について考えるために。
良いデザインとは?...について考えるために。
良い建築とは?...について考えるために。
良い空間とは?...について考えるために。
良い芸術とは?...について考えるために。
木工のあるべき姿について考えるために。
樹木は自分の中の大きなテーマの一つ。
このテーマをどう表現するか。
美しい花が人を惹きつけるのはなぜだろう?
ヒトというイキモノを知るにはヒト以外のイキモノを知る必要がある。
自然の一部としてのヒトを知るにはやはり自然そのものを知る必要がある。
自分が作りたいモノの一つ。
良いチェアとはどんなものなのだろうか。
自分が作りたいモノの一つ。
良いテーブルとはどんなものなのだろうか。
「ねじれ」は自分の中の大きなテーマの一つ。
だから美しい螺旋階段に惹かれる。
単純な繰り返しで美しさを表現するものに惹かれる。
だから階段そのものに興味がある。
美しいもの象徴、「光」。
それを産み出すものに興味がいくのは至極当然のことか。
日本人として生まれたなら、やはり「日本らしさ」というものを常に意識していたい。
美しい乗り物。
美しさを表現する要素の一つ。
だから常に「色」を意識していたい。
自分が作りたいモノの一つ。
良いスツールとはどういうものなのだろうか。
我々は重力のある世界に生きている。
重力に逆らわず、自然に成立するためのカタチを考える。
橋は美しい構造を考えるためにある(気がする)。
自分が作りたいモノの一つ。
美しいベンチとはどういうものなのだろうか。
信心が集まり、向かう先にある美しさというものに興味がある。
だから宗教建築に心が向く。
美しい景観とは?...について考えるために。
バベルの塔よろしく人は高いものに恋い焦がれる。
だから美しい塔に心が向く。
このようにpinterestは「良い画像」を収集するのにえらく便利なサービスなのですが、
ピン元の著作権管理は基本的にピンする人の自己責任でサービス提供者側はノータッチ、
最初のピンが外部から入ってからは基本的にpinterest内部でピンからピンという形で完結、
というスタンスでピン元サイトに飛ぶことはあまりなく、
ピン元の著作権の存在が希薄になってしまう(と自分は感じている)問題があります。
言ってしまえば著作者にはあまりメリットのないサービスのように感じます。
圧倒的に消費者目線のこのサービス、長続きするんでしょうかね...
セレクトする画像を自分の画像のみとすれば自己アピールツールとしても使えると思うのですが、
上記の問題点より現段階で自主公開(アピール)のメリットが感じられないため、
このブログでは自分に著作権がある画像はpinterestでの自主公開はしてません。
また、pinterestからこのサイトに来てくれないのなら、あまりピンしてもらいたくもない、
ということでブロックをかけておりますのであしからず。
pinterestに限らず、そもそも画像検索はサイト情報を探すテキスト検索と違って、
画像そのものを探す行為なので、SEO対策に有効なのかな、という疑問が自分の中にあるんですが、
実際のところどうなんでしょうね...