[横浜美術館前からの眺め]
横浜美術館でシュルレアリスム展を見に行ったわけですが。
久々の横浜で天気も良かったので、
その帰り道、みなとみらいを少し散策しました~
Architecture, Art, and sometimes Design.
[横浜美術館前からの眺め]
横浜美術館でシュルレアリスム展を見に行ったわけですが。
久々の横浜で天気も良かったので、
その帰り道、みなとみらいを少し散策しました~
大学の同級生に横浜美術館でシュルレアリスムの展示をやっている、
との情報を聞きつけ調べてみるとなんと12/9が最終日。
フェルメール展を見に行く予定を急遽変更し、横浜美術館へ向かいました。
シュルレアリスムは大学の授業で学び、
本も何冊か読み(現在はダリの自伝を苦読中...;;)、
エゴがたぶん人一倍強い自分には非常に興味のある分野の一つ。
...というわけで興味津々で本展に臨んだわけですが。
[図録 2500円]
クリスマス・イブも近づいてフィラデルフィア美術館展も
それと同時に終わってしまうということで急ぎ出かけてきました。
上野は東京都美術館。
オルセー美術館展以来です。
あの時は桜が満開の時期で周囲はピンク一面でしたが、今回は黄色一面。
[美術館入口の銀杏]
12月に入って日に日に寒くなっているというのに
上野公園はまだ秋の装いの美しさを保っています。
えー、報告遅れましたがすでに第4セッションはじまってます。
今年最後のセッションと同時に1年生最後のセッションでもあります。
年明け後は後期試験の他に集中実習とかいう正体不明の実習が待ってます。
いまさらながら気づいたのですが、2月の後半から3月一杯は春休みらしい。
なんと。夜間カリキュラムで時間が足らないはずでは?
こんなにのんびりしてていいのか。
もっともっと学びたい。
でもまあおかげでやりたいことも徐々に見つかってきてるし、
今度こそ自主制作期間として一人頑張るのもいいかもしんない。
さて。
前置き長くなってしまいましたが、第4セッションのはじまった感触はというと。
シュルレアリスムの創始者で『シュルレアリスム宣言』を出した、
アンドレ・ブルトンの代表作。
巌谷国士さんの『シュルレアリスムとは何か』を読んで、
読みたくなりまして。
しかしね。
シュルレアリスム文学を読めば読むほど(...というほど読んでないですが^^;)
やっぱりシュルレアリスムは読むものじゃなく、見て感じるものだと思うのです。
つまり文学よりはアートを見るほうが僕は面白い。
ナジャはシュルレアリスム文学の中でも比較的分かりやすいほうだと
思うのですがそれでもやっぱり分かりにくい。
内容はぶっちゃけて言えばナジャという女性との出会いを描いたもの。
いってしまえば単なる恋愛物語...じゃなくて恋愛ドキュメンタリ
(ブルトンは小説、というスタイルを嫌っているので)
を高尚な世界に引き上げたもの...なのでしょうか。
シュルレアリスムは「自動記述」が特徴的ですが、
本書はそのように書かれたようには見えません。
というのも本書は1928年の初版に対して、およそ35年後の1962年に
70歳になろうかというブルトン自身により修正が加えられたものなのです。
ただ、巻末の訳者・巌谷さんの解説を読むと、
初版もけっこう推敲しながら執筆したようにもとれますけどね。
仮に自動記述でここまで書けるとすれば、
人間の深層心理、ってかなり奥深いものだなあ、って思います。
大学の授業で、先生の薦めにより読んでみました。
授業でダダやシュルレアリスムの存在を知って、
ちょっと興味を持って、本を読んだりしてみたけれど。
活字だといまいちよく分からなかった。
絵画やオブジェなどを見てるのは面白いんだけど。
そんな中、この本は分かりやすかった。
まさにシュルレアリスムの入門書といえるでしょう。
大学で「社会と芸術」という授業を選択していますが、
その講師である中村隆夫先生の著書。
授業ではゴヤにはじまり、
ダダイスムからシュルレアリスムへときたところで夏休み。
夏休み明けからはダリとロルカ、ピカソあたりからスタート予定。
けっこうな年齢にも関わらず革ジャンにジーパンがよく似合う。
長髪で白いアゴヒゲで見た感じいかにも芸術家肌。
機関銃のようにしゃべるけど話し方もユニークで聞いていて飽きない。
僕に美術をもっと身近にしてくれた人の一人です。
本書は授業ではあまり扱うことのない、象徴主義がテーマですが、
現実を疑問視し、厭世的になるあたりはダダイスム、シュルレアリスムへの
布石となる部分があるといえます。
授業での機関銃のような口調そのままのような文面で、
中にはけっこう理解に苦しむ部分もありますが、
概ね芸術は哲学であり、
「自分とはなにか」とか、「自分がすべきことはなにか」とかいうことを
普段から考えているような人には面白い本だと思います。
ダダイスムに続いて起こった芸術運動がシュルレアリスムです。
ダダはただひたすらに現状の破壊し、
「反芸術」を求めるものであったのに対し、
シュルレアリスムは表面上の現実に囚われず、
無意識下の中に「本当の自分」を見つけようとする、
「超現実主義」と呼ばれるものでした。
ダダよりももう一歩人間の精神の奥深くに入り込むものであったといえます。
フロイトの影響を強く受けたのも特徴的です。
シュルレアリスムには「オートマチズム(自動性)」という
「考えるよりも早く手を動かす」ことで無意識のうちに表現するものが
「本当の自分」を表すのだという考えがありました。
んで僕もやってみました。
題名は「Floating Man(浮遊男)」。
これで僕もシュルレアリスト?
アール・ヌーヴォーと並び、
デザインを学ぶ上で避けては通れない様式であるアール・デコ。
19世紀末から20世紀初頭に現れたアール・ヌーヴォーに続き、
1920年代から1930年代に登場したデザイン様式。
アール・ヌーヴォーが植物的・有機的・曲線的であるのに対し、
アール・デコは、無機的・直線的。
...とまあ大学の授業で学んだところではこんなところですが、
まあもうちょっと詳細を知りたい、ということで図書館で借りてきたのですが。
意外にも日本で唯一のアール・デコの入門書らしいのですが、
...難しかった~
アール・デコ様式をいいところはもちろん、悪いところも含めて
その全貌を説明する、という趣旨の元に突出した著名人だけでなく、
無名のデザイナーの作品なども紹介されているところが内容を難しくしている
一因かもしれません。
ガウディといえばサクラダ・ファミリア。
...というか僕はそれしか知らなかった。
空へ伸びる有機的な尖塔の数々。
没後80年が過ぎてなお、建設され続けるこの建物を設計したガウディとはいかなる人物だったのか?
...というわけで読んだのですが。
...余計分からなくなったような^^;
この本は建築のことを知らない人には難しすぎる。