アルゼンチンババア観てきました。
とくに堀北真希のファンってわけでもなく。
とくによしもとばななのファンというわけでもなく。
原作どころかよしもとばなな作品自体読んだことないですが。
テレビで映画の宣伝を観て。
なんとなく観たくなった。
...で行ってきました。Q-AXシネマ。
映像がキレイでした。
広い空。そして広い野原。そこにすむアルゼンチンババア。
広い心は広い場所で育つ。
アルゼンチンババアというタイトルから
アルゼンチンが舞台の物語かと思ったのですがばりばり
日本が舞台なんですね...
堀北真希カワイイ。
「ALWAYS三丁目の夕陽」もそうでしたがこの娘は純朴キャラがよく似合う。
それにしても鈴木京香がババア役なんて歳をとったんだねえ...
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早くもTV放送。
HDDレコーダに録れていたのですが個人的にはあまり興味がなくて
しばらく放置していて、何気なく観てみると...
すっげー面白いじゃないか!!
戦後復興に沸く東京タワー建設中の昭和三十年代。
鈴木オート一家と"センセー"と飲み屋のおかみを中心に繰り広げられる
どたばた人間ドラマ。笑いあり、感動あり。
なにげに当時の時代背景をCGを駆使して再現しています。
時代的には僕の親の子供の頃ですがなぜか懐かしく感じる。
堀北真希はやはりこのような田舎の純朴娘の役がよく似合う。
Dr.コトーといい、吉岡秀隆はすっかり味のある役者に成長したなあ。
意外に意外の名作でした。
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先に映画の存在を知ってなんとなく興味があったけど
ホラーっぽくて(ホラーは苦手なのだ)観ずにいて...
というところで原作を読み始めました。
この物語はホラーじゃなくて、ミステリー。
マインドミステリー、それは人間の深層心理に迫る物語。
そこがこの物語に引き込まれていく理由なのかもしれない。
「人間なんて心の奥底ではなにを考えてるかわかりゃしない」
こんなふうに考え出すともう疑念のスパイラルから逃れられない。
幼少時代に大人に裏切られた人間はこの疑念に囚われたまま、成長する。
心の中に「隠れ家」を宿したまま。
その疑念のスパイラルを打ち破るには自らの強い意思と
「友」に恵まれることが必要なのだろうか。
まだ最後まで読み終わってないので総合的な考察はまた後日。
映画版は映画館ではもう観れないと思いますが、DVDで絶対観ると思う。
それくらい引き込まれる。
映画版の主演は内山理名。
不思議な魅力を持った女性だ。
バラエティとか素で話しているときの彼女は普通の女性。
派手な美貌を武器に、というタイプではないけれど、
ひとたび女優として映画の中に登場すると
女が本来持っている魅力とでもいうものに、つい引き込まれてしまう。
それが女優としての彼女の能力の高さなのか。
はたまたこれが本当の「いい女」なのか。
(2006/01/31 drecomより移動)