アルゼンチンババア

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arubaba.jpg


アルゼンチンババア観てきました。
とくに堀北真希のファンってわけでもなく。
とくによしもとばななのファンというわけでもなく。
原作どころかよしもとばなな作品自体読んだことないですが。

テレビで映画の宣伝を観て。
なんとなく観たくなった。
...で行ってきました。Q-AXシネマ


映像がキレイでした。
広い空。そして広い野原。そこにすむアルゼンチンババア。
広い心は広い場所で育つ。

アルゼンチンババアというタイトルから
アルゼンチンが舞台の物語かと思ったのですがばりばり
日本が舞台なんですね...


堀北真希カワイイ。
ALWAYS三丁目の夕陽」もそうでしたがこの娘は純朴キャラがよく似合う。
それにしても鈴木京香がババア役なんて歳をとったんだねえ...

妻(手塚理美)の死を受け入れられず、
男(役所広司)はアルゼンチンババア(鈴木京香)の元へ逃げる。

父を連れ戻そうとする娘・みつこ(堀北真紀)と
父の妹(森下愛子)とその息子(滝本信一・新人)たち...

...ってな展開。
なにげに豪華キャスト。

みつこの初恋役のココリコ田中がなにげにいい味出してんな。
ココリコミラクルタイプで磨いた演技力を徐々に発揮、というとこですか。


逃げた父...まさに僕の父とぴったしな父親像です。
うちの場合は母は死別じゃないですけど。
母も逃げた。

そんな父母が許せなかった。

でも人間みんな弱い。自分も含めて。
事実を受け入れるのに時間がかかる場合もある。
それが分かったとき、僕は父母を許せた。
そういう状態で観れたから僕はこの映画を楽しめたと思う。

奈良美智の挿絵も含めてビジュアル的にもキレイでよかったです。
今度はハードカバー版の原作も読んでみよう。
(単行本は奈良さんの挿絵がほとんどないので)