...この街は広すぎる
BIG CITY IS A LONELY PLACE
独りぼっちじゃ
街の明かりが
人の気を狂わせる...
(アン・ルイス『六本木心中』)
課題が一段落して、芸祭期間で大学が1週間の休み。
かねてから見に行きたかった展示を見に行ってきました。
・山種美術館 速水御舟展
・ギャラリー「間」 隈研吾展 Studies in Organic
・21_21 Design Sight THE OUTLINE 見えてない輪郭
天気も良かったので、散策がてら恵比寿~乃木坂~六本木を歩きました。
山種美術館での速水御舟展を見たあと、
TOTOのギャラリー「間」で開催されている隈研吾展へ。
天気もいいことだし、散歩がてら歩いてゆくことに、
六本木を経由して乃木坂へ。
TDW期間中、ということもあって人も多く、しかも外国人が多かった。
今日見に行った3つの展示のうち、
正直一番期待してなかった展示だけど、
結果的には一番良かった。
今、建築に一番興味が向いている、というのもあるし、
氏の建築が(僕の)想像以上にオーガニックを意識したものであるからだろう。
個人美術館の課題で等々力の村井正誠美術館を訪れてから、
隈さんに興味を持つようになった。
そして著書「負ける建築」を読みはじめました。
20世紀の建築は大地から「切断」されたものだった。
21世紀の建築は大地と「融合」したものでなければならない。
そのための膨大なエスキース。
答えはその中にしかない。
個人美術館の課題。
来週月曜の最終プレゼンに向けて、最後の追い込みの最中ですが。
できるだけ曲線を多用して有機的な造形・空間にしようと
模型を作りながら模索しているわけですが。
...形が卑猥すぎる。^^;
通常課題のプレゼンは受講学生と先生以外にとくに見物人はいないのですが、
今回はSCコース2年と一部課題もかぶっていることもあって、
2年生が見に来るのと、大学のサイトで授業異風景を紹介するコーナーがあって、
今回僕らの課題がピックアップされて、最終プレゼンを取材に来るみたいなのです。
狭い教室にゲスト満載。
...というわけで珍しく多数の観客人の中でのプレゼンで、
恥ずかしい作品を見せたくはないのですが...
...今日、屋根をつけてみたら、それなりの格好になりそうな...
...気がする。
...不安だ。
なにはともあれ、芸術の秋です。
21_21 DesignSightで「Second Nature」を見たあと、
デザインタイドのメイン会場に行ってきました。
今年は会場がミッドタウンに移りました。
入場料千円。
会場で配られていたバッグ。
中には出展者一覧を紹介する図録が入ってました。
TDWに比べると規模が小さいせいもあるんでしょうけど、
こちらは分かりやすくて良かったです。
今年のTDWでも思ったのですが、
デザインタイドも今年は「もういいかな」という感じでした。
とくに内容に幻滅したとかいうのではなくて、
自分にはこういうオムニバス形式の展覧会は向いてない、
もう必要としていない、ということを強く感じた。
芸術の秋。
今年も行ってきました、TDW。神宮外苑。
今年ははじめて平日夕方から、ナイトタイムに行ってきました。
平日は16時まではビジネスタイムで入れないのです。
16時ちょうどに会場に入ったのですが、
平日ということもあって空いてて快適に見学できました。
事前登録していれば発行されるQRコードですんなり入場できる...
...はずなのですがスタッフがシステムに慣れていないのか、
ちょっと並ばされましたけど。
今年で4度目の見学なのですが、最初の2回は失望、
去年はまあ満足、とだんだん好感触となっているのですが、
今年は失望、という意味でなくて「もういいや」という感じでした。
毎年来るほどのものでもないな、と。
今の自分の状態ではもう見るだけじゃ満足できない。
展示する側に回りたい。
デザインの動向を知る、というよりは、
そんな自分の中の変化を感じた今年のTDWでした。
DesginTideに行ってきました。
DesignTideは青山・表参道・渋谷を中心に分散的に展開するデザインイベントで、
これまでは100%Designを見終わるとヘトヘトの状態で、
いつもあきらめざるを得なかったのですが、今年は100%Designの会場の近く
国立競技場そばにメイン会場を開設する、ということではじめて行ってきました。
100%Design会場から歩くこと10分。
メイン会場はどこかの体育館を使ってるらしく、なんとも奇妙で雑多な雰囲気でした。
でもけっこう面白かった。
[マイケル・ヤングの巨大なモニュメント。柱がちゃちい気がするのは僕だけでしょうか...]
土曜日、TOKYO DESIGNER'S WEEK 2007に行ってきました。
直前まで行くことを迷ってました。
TOKYO DESIGNER'S WEEKには過去2回(05/06)行ってるのですが、
どちらも失望したからです。
しかしDesign Channelを見て今年はちょっとよさげだったのと、
ただの「デザインに興味がある一般者」から「デザインを学ぶ学生」という
立場になったことで少しは見方も変るかな、ということで行くことに。
結果的にはやはり今年は面白かった。
多分主催者側、見る側双方に成長があったからでしょう。
...と妙に偉そうな口調になってしまいましたが今年の報告をば。
少しアップが遅れました。
今年も行ってきました、TOKYO DESIGNER'S WEEK 2006。
アップが遅れたのは少し悩んだからです。
このイベント自体を否定する気はありません。
このイベントを楽しんだ人はたくさんいたのは事実ですし。
ただ、あくまで僕の主観で、僕が感じたままを書きます。
こんな感じ方をした人もいた、ということを残すことは
やはり大切だと思うので。
TOTOといえばトイレ。
トイレに行くたびに「TOTO」の文字が目に入りますよね。
しかし実際はキッチンやバスルームなどのその他住宅部分をはじめ、
出版やデザインにも力を入れており幅広く活動しているのです。
(...とえらそうにいう僕も今日はじめて知ったのですがw)
TOKYO DESIGNER'S WEEK 2005やミラノサローネに出展したり、
ギャラリー「間」を運営したりしています。
トイレという排泄行為を処理する場はどうしても「汚い」というイメージを
持ってしまうもの。それだけに企業イメージとしての「清潔感」には
人一倍敏感さが必要なのでしょうね。そしてその「清潔感」のイメージを
全面に押し出すためのデザイン戦略。
見習うべきところは多いのではないでしょうか。
TOKYO DEIGNER'S WEEK 2005にいってきました。
場所は神宮外苑。
今まで聞いたことないし、たいしたイベントじゃねーだろーなとのんびり
夕方4時半ごろに行ったら....
スゴイ長蛇の列。
でもまあ10分ほど並んで入場。
入り口付近で配っていたビニケースと小冊子。
そして同じく入り口付近で配っていたペーパー。
イベントは大きく3つに分かれています。
・100%Design Tokyo
・コンテナ展
・学生作品展
100%Design Tokyoは大きな仮説テントの中で多種多様の
デザイン会社やデザイナが所狭しとブースを開いていました。
人多すぎ。ゆっくり見る間もなく人ごみにもまれながら急ぎ足で見て回る。
でもまあいろんなデザインが見れてオモシロカッタ。
コンテナ展は20個くらいの貨物コンテナが野外に置いてあって、
各社それぞれ趣向を凝らした展示がしてありました。
人気ブースは行列ができたりしていましたが個人的には正直
内容の薄さを感じてしまいました。
学生作品にいたってはただ作品が野外に置いてある
(というより放置してある)だけで、途中からポツポツ雨が降り出した
こともあってこちらも急ぎ足でざっと見てまわって帰ってきたのでした。
正味2時間弱でしたが開催者、参加企業がもっと丁寧な説明を
考慮してたら倍の4時間は楽しめるボリュームだったと思います。
さらにこのデザイン展を考察...