TOKYO DESIGNER'S WEEK 2005

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TOKYO DEIGNER'S WEEK 2005にいってきました。
場所は神宮外苑。
今まで聞いたことないし、たいしたイベントじゃねーだろーなとのんびり
夕方4時半ごろに行ったら....

スゴイ長蛇の列。
でもまあ10分ほど並んで入場。

入り口付近で配っていたビニケースと小冊子。
goods_100pdt.jpg

そして同じく入り口付近で配っていたペーパー。
paper_100pdt.jpg

イベントは大きく3つに分かれています。

  ・100%Design Tokyo
  ・コンテナ展
  ・学生作品展

100%Design Tokyoは大きな仮説テントの中で多種多様の
デザイン会社やデザイナが所狭しとブースを開いていました。
人多すぎ。ゆっくり見る間もなく人ごみにもまれながら急ぎ足で見て回る。
でもまあいろんなデザインが見れてオモシロカッタ。

コンテナ展は20個くらいの貨物コンテナが野外に置いてあって、
各社それぞれ趣向を凝らした展示がしてありました。
人気ブースは行列ができたりしていましたが個人的には正直
内容の薄さを感じてしまいました。

学生作品にいたってはただ作品が野外に置いてある
(というより放置してある)だけで、途中からポツポツ雨が降り出した
こともあってこちらも急ぎ足でざっと見てまわって帰ってきたのでした。

正味2時間弱でしたが開催者、参加企業がもっと丁寧な説明を
考慮してたら倍の4時間は楽しめるボリュームだったと思います。

さらにこのデザイン展を考察...


デザインがある程度分かる人、デザインを専門職にしている人には
このイベントはまたとない交流の場になるでしょう。

しかし。
デザインの重要性を広く社会にアピールしたいと主催者が意図していたとしたら、
このイベントは失敗だと僕は思いました。デザインとアートを混同させている気がする。
デザインに興味があるけどそんなに詳しくない自分にはそう見えました。

デザインは第三者に対して、なんらかの「共通の認識」を持つものだと思います。
ものづくりにおいて作成者の自己満足、自己主張のために作るものが「アート」。
作成者の認識とアートを受け取る側の認識はバラバラでも別段なんの問題もない、
というよりアートとはそういうものではないか。

しかしデザインは作成者とそれを受け取る側で共通の認識がなければならない。

誰のためのもので、どのように使ってほしいのか、どういう意図でデザインしたのか。
本来それをしっかり共有することがこういうデザインイベントの趣旨のはず。
しかしこのイベントでは特に説明員もいず、ただ放置してあるだけのデザインが多すぎ。
少ない要員で人を多く入れ、多くのデザイン製品を売りつける、
(ブースによっては展示品を即売してるところもありました)という目先の利益を
優先させているように見えました。

正直残念でした。
ビジネスチャンスの場としてアピールするのは全然かまわないと思うのですが、
もっとデザインの重要性を、生産性をアピールしてほしかった。