「SC3」と一致するもの

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「木の下で暮らす」というテーマで第1セッション第4セッションで住宅をデザインしました。

その提案の根底にはどんなに高度な文明社会を築いても、
自然の一部である以上自然と共に生きることが人間の根源的な幸せである、
との想いがあります。

しかし、意外と賛同してくれたり、共感してくれたりする人が少ないのは、
ひとえに自分の表現力不足、デザイン力不足から来るものなのでしょう。

しかし、実際自分と同じように考え、実現している人たちを見つけた。
自分の考え方は決して間違った方向に向かっていないことを確信できた。


その2つの事例を紹介します。


樹の下で暮らす家【最終プレゼン】

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第4セッションの最終プレゼンが終わりました。


結果から云えば、ちょっと中途半端に終わってしまった気がします。

卒業後の進路に応じて自分にマッチしたテーマを選ぶわけですが、
僕は建築関係の仕事に就きたい、との意向より、
第1セッションで取り組んだ住宅課題のブラッシュアップをすることに。

コンセプト重視で取り組んだ第1課題に対し、
就活に必要な「設計能力」のアピールをするために、
図面描画、動線計画など住宅設計のベーシックなテクニックを重視して
案を練り直しました。


しかしそうすると当然、というか案の定コンセプトの詰めが甘くなってしまった。
まあそれが経験の浅さで、自分の未熟さということなんだろうけど。

良いコンセプトと的確な表現力。
良い提案とはこの両者のバランスのとり方のあるのだろう。


陰翳礼讃【ものづくりのデザイン・最終プレゼン】

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火曜ゼミ「ものづくりのデザイン」の最終プレゼンが無事終了しました。


「魅力」をテーマに学生それぞれが考える魅力を作品として制作する課題。
今回自分は照明器具を製作しました。

あらためて自分は「自然」と「人間」との接点にデザインを使いたい、
という欲求が強いのだと思う。

最終的には照明器具を制作したわけですが、
最初から照明器具を作りたい、と考えていたわけではなく。
正直中盤過ぎまで創るものの機能は固まってなかった。


樹の下で暮らす家【中間プレゼン】

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第4セッションの中間プレゼンが終わりました。


このセッションはこれまでの課題のような共通のテーマ設定がありません。
各学生の卒業後の希望進路に応じて学生自身がテーマを決定します。
いわば来年度の卒業制作の予行演習、みたいな。

この大学で就職のお世話になりたい人は、
自分が進みたい分野のポートフォリオを強化する必要があるし、
そうでない人は自分の興味あるものをテーマに設定すればいい。


駅舎、BAR、居酒屋、スポーツ施設、学童施設、カフェ、...

担当教官が器用なマルチタイプ、ということもあるのか、
よくもまあこれだけばらけるもんだなというくらい各学生バラバラのテーマ設定。
もはや空間デザインの枠を超えてやりたい放題、という感じ。


そんな中、僕が選んだテーマは一番オーソドックスな「住宅」。
そして住宅をテーマにえらんだのは唯一僕だけ。


アーキテクト・スケッチ・ワークス

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有名建築家のスケッチ・ワーク集。


スケッチは頭の中のイメージを外に出すための最初のステップ。
身体(脳)の一番近くにあるものだけに、
スケッチをする人の個性が出る。

国内外の建築家のスケッチが実建築と一緒にたくさん載っているわけですが、
日本人建築家のそれは線が細く緻密。
スケッチの段階からきっちりダイヤの原石を研ぎ澄まそう、という姿勢が見える。

一方海外の建築家のそれは、線が太く、荒削りでダイナミック。
特にリベスキンドなんかそのスケッチだけで空間のイメージが滲み出る気がする。
...好みの問題かもしれないけど。


美大にはいるまで、スケッチなんてほとんどしたことがなかった。
もちろん正規のデッサン教育も受けていない。

我流ではあるけれど、量を積めばそれなりに形になるものなのかな。


等々力の森自然美術館【最終プレゼン】

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課題の最終プレゼンが無事終わりました。

2年生の見学、授業風景の取材、といつになく見学者が多い、ということもあって
いつもは遅刻してくる学生が多いのに、今回はほぼ定刻に8割方そろう。


正直この歳になってもプレゼンは苦手。
高専にいた頃はほとんどプレゼンなんてしたことなかった。
社会に出て、それなりにプレゼンをする機会はあったけど、
課題の最後に毎回プレゼンをする、という美大のスタイルに触れることで、
ようやくプレゼンの本質が見えてきたような気がする。


短い時間の中で自分の伝えたいことを的確に伝える。
手が技術に追いつかず、想いが言葉に追いつかない。
毎回それを痛感します。


スピーディーにプレゼンして、スピーディーに相手に想いを届かせる。
それが効率化社会における現代のプレゼンの本質なのだと思います。

しかし。
どんなに文明が進めど、本質そのものはゆっくり浸透する。

それを信じて自分の想いをじっくり整理する。
それがこのブログなのです。


芸術の秋

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個人美術館の課題
来週月曜の最終プレゼンに向けて、最後の追い込みの最中ですが。

できるだけ曲線を多用して有機的な造形・空間にしようと
模型を作りながら模索しているわけですが。


...形が卑猥すぎる。^^;


通常課題のプレゼンは受講学生と先生以外にとくに見物人はいないのですが、
今回はSCコース2年と一部課題もかぶっていることもあって、
2年生が見に来るのと、大学のサイトで授業異風景を紹介するコーナーがあって、
今回僕らの課題がピックアップされて、最終プレゼンを取材に来るみたいなのです。
狭い教室にゲスト満載。


...というわけで珍しく多数の観客人の中でのプレゼンで、
恥ずかしい作品を見せたくはないのですが...

...今日、屋根をつけてみたら、それなりの格好になりそうな...
...気がする。


...不安だ。


なにはともあれ、芸術の秋です。

等々力の森自然美術館【中間プレゼン】

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第3セッションも中盤越え。
中間プレゼンが終わりました。

大どんでん返しがあったけど、もう時間がない。

各自のアイデアによってはこのセッションはリサーチのみでよい、
みたいな雰囲気もあるけれど、僕はやはり形に残すことにこだわりたい。
今後はこれまでのリサーチを元に最終プレゼンに向けて
形にしていくことに注力していきたいと思います。


けっこう自由度の高い課題なので、各人さまざまな提案があるのですが、
大きく分けて堅実な「現実型」と、突飛な「未来型」に分かれるようです。

年齢に反して僕はどうやら突飛な「未来型」らしい。


現実型は提案が実感できるので、受け入れやすい。
それに対して未来型は現実を離脱するために反発を受けやすい。
しかし建築は時間をかけてゆっくりと評価されるものと僕は信じる。

自分の感性を信じて突き進もう。


東京オペラシティガレリア活用提案【最終プレゼン】

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第2セッションが終わりました。


...なんなんだ、この後味の悪さは。

原因はいろいろ考えられるけど。
一言で言うななら、やっぱり自分の力不足なのだろう。


新宿の初台にある、東京オペラシティのガレリア。
新国立劇場とオペラシティの間にある幅15m、長さ200mの細長い空間を使って
「なにか」を展示する空間を提案する。

それが今回の課題。


新しく空間を作り出すことと、今ある空間を活用してコンテンツを考えだすこと。
...両者は果てしなく別物ではないだろうか。


多世帯住宅【最終プレゼン】

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セッション1が終わりました。

SCコースに移って最初のセッションでしたが...


...思った以上に大変でした。
しかし思った以上に充実していました。

やはりSCに移動したのは間違いじゃなかった。

ボリューム模型を作って、
検討模型を作って、
図面を書いて、
プレゼン模型を作って、
プレゼン資料を作成する。

やることが多すぎる。
やってもやっても足らないと先生に言われる。

考える力と整理する力が必要である。
知力と同時に体力(耐力)も必要である。
デザインと同時に技術も必要である。
センス(感覚)と同時に論理的思考も必要である。

建築には全てが要求される。
だから難しいのだけどそこが面白くもある。