「国立新美術館」と一致するもの

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[ゴッホ『星降る夜』(1888年)](画像は大塚国際美術館の陶板画)


国立新美術館で開催されている、オルセー美術館展に行ってきました。


実は3年前に東京都美術館で開催されたオルセー美術館展にも行きました。
その時は美大に入る直前で、絵に関する知識も感覚も
今に比べるとまったくない状態だった。

今回はその時よりも10倍も絵画鑑賞を楽しめた気がする。
あらためて3年の月日の中で自分が学んだもの、を感じることができた。

別に絵を鑑賞するのに特別な知識なんて必要ない。
だけど、画家がどんな思いでその絵を描いたのか、
どういう時代背景でその絵を描いたのかを知れば、
よりその絵に対する思い入れが強くなる。

そして絵画で何を表現しようとしたのか、自分なりに考えることができるようになる。
感じて、考える。
「より良く」生きるために。

ただ、ボリュームとしては前回の方が大きかったかな。
けっこう混雑した中でもじっくり鑑賞したつもりだったけど、
鑑賞時間はトータルで2時間かからなかった。


いい絵はデジタルデータでもその良さが伝わるものだけど、
いい絵の本物はもっと良い。

絵は基本的に二次元の媒体だけど、
「本物の絵」は微かに三次元であり、その微かな部分に魅力が詰まっている。


ネイチャー・センス【森美術館】

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森美術館で開催中のネイチャー・センス展を見にいってきました。


一番の目当ては国立新美術館でのオルセー展なのだけど、
15時半頃着いたら入場まで30分待ちの混雑。

...少し入場を遅らせて先に本展を見てくることに。


今の都会人に一番欠如しているもの。

それは自然の一員としての自覚、「ネイチャー・センス」ではないだろうか。
衣食住はお金を払えば自動的に入手できる、というコンビニエントな感覚。
平和な社会における危機感のなさ。
それが一番危うい。


それだけに本展には少なからず期待していました。


...だけど。


六本木心中

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 ...この街は広すぎる
 BIG CITY IS A LONELY PLACE
 独りぼっちじゃ
 街の明かりが
 人の気を狂わせる...
 (アン・ルイス『六本木心中』)


課題が一段落して、芸祭期間で大学が1週間の休み。
かねてから見に行きたかった展示を見に行ってきました。


  ・山種美術館 速水御舟展
  ・ギャラリー「間」 隈研吾展 Studies in Organic
  ・21_21 Design Sight THE OUTLINE 見えてない輪郭
 

天気も良かったので、散策がてら恵比寿~乃木坂~六本木を歩きました。


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家具デザインのアイデア出しの材料に、と
五反田のTokyo Design Center(TDC)へ行ってきました。


...五反田駅のすぐそばです。
五反田駅から見えます。

以前五反田に本社がある会社に勤めていたこともあり、
この建物がどういう建物か知らずにこの近くをしょっちゅう歩いていました。


...もっと早く来れば良かった。


国立新美術館【黒川紀章|東京都港区】

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ピカソ展で久々に国立新美術館を訪れました。


今回はピカソ展がメインかと思いきや、
日展が1Fから3Fまで使って大々的に開催されてました。
ピカソ展はサブ、みたいな。
(でも外のチケット売り場はピカソ展専用だったけど)


今回は午後4時前から午後5時過ぎくらいまで。
天気も良く、昼と夜の様子を撮影するのに最適でした。


というわけで館の内外をデジタル一眼で撮影してきました~


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[2館共通公式図録 2800円:表側]

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11月最後の日曜日。

ピカソ展に行ってきました。
国立新美術館とサントリー美術館をはしご。


まずは国立新美術館。
日曜日なので混雑を予想して閉館2時間前の16時に入場。
まあそのおかげというか、人はやっぱり多かったけど、
予想してたよりは楽に観れました。
そして予想よりも展示が少なかったのか、1時間程度で見終えました。
こちらは会場全体は明るいのですが作品への照明は暗めでした。
(一部影が作品に影響するものはのぞく)

次にミッドタウン内のサントリー美術館。
国立新美術館に比べてこちらは日曜日だというのに人は少なめ。
展示規模はさらに小さくて鑑賞時間は1時間弱。
こちらは逆に会場全体は暗く、作品への照明は明るめでした。


世界一有名な画家、ピカソ。
しかし多才がゆえの多彩な作品ゆえに、
世界一理解が難しい画家でもある。


東京ミッドタウン

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東京ミッドタウンは防衛庁跡地の再開発事業として、2007年3月に開業。
「デザイン」を再開発全体の一つのテーマとしており、
全体計画はSOM(スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル)が担当。
グッドデザイン賞主催団体である財団法人日本産業デザイン振興会が誘致され、
デザインの拠点として三宅一生デザイン文化財団が運営する「21_21 DESIGN SIGHT」も開業しました。


21_21での展示デザインタイドでミッドタウンを訪れたわけですが。

ミッドタウンは良い光景がたくさん。

というわけで散策写真シリーズ。
(一部2009年のものもあります)


Johannes_Vermeer_(1632-1675)_-_The_Girl_With_The_Pearl_Earring_(1665).jpg
[真珠の耳飾りの少女](出典:Wikipedia)


好きな絵画シリーズ。

『美の巨人』ですっかりおなじみ。

青のターバンと赤い口紅のコントラストがイイ。
ここでもフェルメール・ブルーが効果的に使われてるようで。

フェルメールは色彩の美しさが魅力。
とくにブルー。
ラピスラズリを使ったフェルメール・ブルーは
ブルーの中で砂金がきらめくがごとく。

魁夷の東山ブルーとはまたひと味違った魅力です。


モネの魅力

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[クロード・モネ『マヌポルト、エトルタ』1885年 フィラデルフィア美術館]


大学の基礎教育科目で「特講Ⅲ」という授業を選択しています。
講師は「社会と芸術」の中村隆夫先生。


内容はあらゆる世代の絵画の技法とか表現方法を学ぶもの。
その特講Ⅲの前期のレポート課題は、自分で絵画作品2点を選んで
テーマを設定して論じなさい、というもの。


...というわけで最も好きな画家である印象派のモネの絵をピックアップ。