家具デザインのアイデア出しの材料に、と
五反田のTokyo Design Center(TDC)へ行ってきました。
...五反田駅のすぐそばです。
五反田駅から見えます。
以前五反田に本社がある会社に勤めていたこともあり、
この建物がどういう建物か知らずにこの近くをしょっちゅう歩いていました。
...もっと早く来れば良かった。
山手線の五反田駅を出てすぐ、桜田通り沿いにファサードが見えます。
Google Earthで全体像を見てみる。
裏手に回ると表情が一変。
Design Shopのショールーム・デパートみたいなところですね。
マリオ・ベリーニの設計で1992年開館。
中央が5層吹き抜けの大空間になってます。
さすがデザインセンター、という感じのオシャレな建物です。
そのトンネルの奥には...
なぜか馬の銅像があります。
馬の首の後ろをよく見ると...
人の顔がありますが、馬に宿る精霊だそうです。
馬を囲っている鉄骨。
建物の中に入って、まずは大学の助手さんの一番のオススメ、
Inter.Officeに行こうと8階へ。
プラネタリウムのような、国立新美術館のファサードのような球面屋根。
テラスからの眺め。
風流ある日本家屋と桜の眺めがステキ。
しかし8階はInter.Officeのショールームではなく、オフィスでした。
分かりにくいよ、フロアガイド...
3階に降りてショールームに行ったのですが。
受け付けに人はいるものの、僕が中に入っても無反応。
話しかけてくる様子もなし。
カタログも置いてなさそう。
置いてあるものもそれほど触手を刺激してくれそうなものもあまりなかった。
続いて上の階から順に一巡してみたのですが、
総じて対応があまり良くなかったです。
ショールームだかオフィスだかよく分からないelephant design、
ショールームの一部でスタッフミーティングをしてて
やはりショールームだかオフィスだかよく分からないハーマンミラー、
その他人がいなくて営業しているんだかどうだかよく分からないところが多々。
平日昼間で人が少ないし、
僕がいかにも貧乏学生っぽい身なりだったというのもあるかもしれない。
それにしてもここはショールームでしょ?
説明員が積極的に対応しなくてどうすんの?...って思っちゃいました。
そんな中でも親切に対応してくれたのは、
6階の北欧家具コーナー、4階の東リ、1階の日進木工でした。
まずは6階の北欧家具コーナー。
FREDERICIA、Scandinavian、Odin Homeの3つのメーカー共同の
ショールームみたいです。
北欧家具の数々の名器が展示してあって見応えあります。
広いスペースに客は僕しかいなくて、じっくり見学することができました。
アルネ・ヤコブセンの「Swan」。
実物は思った以上にイイ。
その横にはさりげなくポール・ケアホルムのローテーブル、
PK61が置いてあるではないですか。
天板が透明じゃないので最初分からなかったけど。
続いてアルネ・ヤコブセンの「Egg」。
座り心地も抜群。
ポール・ケアホルムのPK91。
思ったより大きい。そして頑丈。
高級感あるレザーの座面。
軸部分にはベアリングが使われているんですね。
高いはずだ...
えーなー...と眺めているところへ
日本語が堪能な外人の店員さんが話しかけてくる。
英語が大の苦手なので外人さんというだけでビビってしまう僕に、
肩にかかっているデジ一を見て、「写真撮ってもいいですよ」と
優しく言ってくれたのでした。
オシャレなカタログもたくさん置いてありました。
4階の東リは受付のお姉さんも親切だったのですが、
カーテンや床材、絨毯などそれほど興味のあるものがなかったので、
軽めに流して1階へ。
日進木工の木工家具のショールーム。
入口のスツールがとても美しかったので、思わず中へ。
すぐに店員さんが来てくれて、いろいろ親切に説明してくれました。
日進木工って聞いたことないなあ、と思ったら、飛騨の木工メーカーで、
つい最近、はじめて東京はこのTDCにショールームを開設したのだとか。
僕が学生であることを知ると、
熱心に見ていた通常千円で販売しているカタログを無料でくれたのです!
デザインの後進の育成に理解ある、良い会社だ...
実際置いてある家具もどれもステキで良かったです。
今回もらってきたカタログ一覧。
北欧家具コーナーと日進木工だけですけど。
この2つのショールームにはまた行きたいと思いました。
そしていつかここで展示してある家具を買いたいと思いました。
こういう会社が今後生き残っていくんだろうな。
【information】オフィシャルサイト
アクセス:JR五反田駅より徒歩5分
※営業日・営業時間は各ショールームによって異なる