建築生産の工業化に大きな役割を果たした建設家【ジャン・プルーヴェ】

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大学の助手さんが貸してくれた本。
分厚いハードカバーで、買えば6千円近くもする代物。
しかし...よく分かんなかった。
貸してくれた助手さんには申し訳ないんですけど。
どうやら玄人受けする建築家らしいです。


ジャン・プルーヴェ。
1901年生まれのフランスの建築家、デザイナー。
ル・コルビジェ、オスカー・ニーマイヤーら著名な建築家と共同で
仕事をしていますが、彼自身の代表作、というとあまり知られてない気がします。

建築家の資格は持っておらず、
自らも「自分は建築家(architecte)ではなく建設家(constructeur)である」と
いうように建築のアート面よりは、テクニカル面に力を発揮した人なのかな。



Wikipediaによればジャン・プルーヴェは、
「建築生産の工業化に大きな役割を果たした」人みたいです。

本書では作品が主体ではなく、
関係者の言やその関係を主体に解説しているのが
余計にプルーヴェへの理解を難しくしている気がしました。


著名な建築としては現在ヴィトラ社の敷地内にあるガソリンスタンド、
ナンシーの自宅、ピエール神父の生活向上住宅などが有名みたいです。

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[ガソリンスタンド](出典:Wikipedia)



[ナンシーの自宅]



[ピエール神父の生活向上住宅]


丸窓がプルーヴェのトレードデザインみたいですね。
本書の表紙のデザインにも使われてます。


家具もデザインしていて、代表的なのはスタンダードチェア。


うーん、悪くないけど僕はこちらの[アームチェア]が好きかな。


こちらの[Antony]もなかなか。


テーブル[コンパス ダイレクション]もイイ。


シンメトリータイプもあるみたいですね。


もっと勉強して、もっと経験を積んだ時になって、
もう一度この本を読みたいと思います。