昔から泳ぎが苦手だった。
だからプールにはあまり縁がない。
だけど東京辰巳国際水泳場は、
京葉線で新木場付近を通りかかるたびに気になっていた。
ウォーターフロントに浮かぶ奇抜な曲線ラインは、
どこかシドニーオペラハウスを彷彿とさせる。
夢の島で第五福竜丸を見た後、
運河を渡って辰巳エリアへ。
その後、これまた前から見たかったグッドデザイン受賞の
東雲キャナルコートへ。
Architecture, Art, and sometimes Design.
昔から泳ぎが苦手だった。
だからプールにはあまり縁がない。
だけど東京辰巳国際水泳場は、
京葉線で新木場付近を通りかかるたびに気になっていた。
ウォーターフロントに浮かぶ奇抜な曲線ラインは、
どこかシドニーオペラハウスを彷彿とさせる。
夢の島で第五福竜丸を見た後、
運河を渡って辰巳エリアへ。
その後、これまた前から見たかったグッドデザイン受賞の
東雲キャナルコートへ。
渋谷の松濤美術館へ行ってきました。
群馬県美での白井晟一展以来、すっかりファンになってしまった。
Bunkamuraを通り過ぎて、しばらく進んだ住宅地の中に
こぢんまりと紛れ込むように建っている。
東京タワーそばのNOAビルと同じように石壁が独特の雰囲気を醸し出している。
人を寄せ付けない荘厳さと同時に、人を惹きつける美しさがある。
そして凄まじい建築のエネルギーを感じる。
ちょっと残念なのはそのスケールと立地。
規模としては桜新町の長谷川町子美術館と同じくらいの小規模で、
周囲を住宅や電線で囲まれてしまっているのが非常に惜しい。
この建物はもう10倍くらいのスケールで荒野にぽつんと建っていてほしい。
どんなに良い建築でも、環境が不十分だとその価値も半減してしまう。
環境ってやっぱり大事だよね。
最もお気に入りの建築家のSD選書をまだ読んでなかった。
卒業制作のラストスパート前に読む本として、
これほどふさわしい本もない。
アントニオ・ガウディ。
最も独創的でありながら、最も多くの人に受け入れられている建築家。
好き嫌いはあるだろうけど、
建築に詳しくない人でも彼の名前を知らない人間はいないだろう。
逆に現代建築の普及に最も貢献したと言われる20世紀の三大建築家、
コルビュジエ、ライト、ミースの名前は、
建築にそれほど興味がない人にはなじみがないかもしれない。
この差は一体なんなのだろう。
コルビュジエ、ライト、ミースは世界各地にたくさんの名建築を残した。
一方ガウディと言えば、スペイン、それもそのほとんどが
バルセロナを中心としたわずか25点ほどの建築群。
そしてその中のただ一つの作品が彼を世界で一番有名な建築家たらしめている。
神の建築家。
神に愛された建築家。
それがガウディをガウディたらしめている。
多摩川駅周辺散策、教会&お寺編。
(公園編はこちら)
まずは、多摩川駅そばの小高い丘に建つ、カトリック田園調布教会へ。
中に修道院まで付属するけっこう大きくて立派な教会なのですが、
残念ながら建物の中は鍵がかけられて大聖堂の中には入れませんでした。
教会も日本の祭日は休みなのかな...
教会っていつでも開かれていて、オープンな場所と思ってたんだけどな。
ちょっとがっかり。
...というわけで今回は外周だけ見学して帰りました。
計算が苦手だ。
昔から算数・数学、物理の類は苦手だった。
微積分が現代社会にどのように生かされているのか、
未だによく分からない。
考えることと、計算することはたぶん別回路だと思う。
脳の中で使われる部分がそれぞれ違うのではないだろうか。
そんな自分が建築、とりわけその「構造」に惹かれるのはなぜなのだろう。
理数系が苦手なのに、理数系の高専に進学したのは、
単なる気まぐれだったのだろうか。
2年生の時、建築構造の授業を受けにわざわざ八王子まで通った。
美大なので構造計算はさわり程度しかやらないのだけど、
それでもけっこう混乱した。
それでも授業は面白かった。
この世界に確かに「存在」しているという実感がほしい。
だから構造というものに興味があるのだと思う。
それを計算ではなく、直感で得たいのだと思う。
一昔前のジブリアニメ、宮崎作品が好きだ。
冒険心を一番くすぐられるのは「ラピュタ」。
自然の大切さを教えられるのは「ナウシカ」。
少女の可憐さに心ときめくのは「カリオストロ」。
そして、こんな所に住めたらな、と思ってしまうのが、「トトロ」と「紅の豚」。
そして一番心に残る名台詞が「紅の豚」のこの台詞。
「飛ばねえ豚はただの豚だ」
飛ばない人間も、ただの人間だ。
人間は「ただの」人間でいることに満足しない。
ただの人間でもハッピーになれる道はいくらでもあるのにね。
バイト仲間が貸してくれた雑誌で知ったフィリップ・ジョンソン著作集。
さっそく図書館で探して読んでみました。
コルビュジエやライトに比べれば若干読みやすいです。
そして掲載されている写真もモノクロだけど、とても美しい。
しかしやや厚めで大きいこの本を満員電車の中で読むのは骨が折れた...
著作集、とありますが、
実際はデイヴィッド・ホイットニーによりジョンソンの数々の
雑誌のレビューや講演記録などをオムニバス形式で編纂されたもの。
日本版の本のデザインは田中一光。
1975年の初版はグレーのブック・カバー、
1994年の再版版は白のブック・カバーとなっているようです。
1932年、当時のMoMAの館長アルフリッド・バーにより
1922年以後に急速に広まった新しい建築様式は
「インターナショナル・スタイル」と命名され、
ラッセル・ヒッチコックとフィリップ・ジョンソンにより
「インターナショナル・スタイル:1922年以後の建築」
というタイトルで近代建築国際展が開催された。
しかしその半世紀後。
自ら提唱したその様式に反旗を翻し、ポストモダンへの展開を見せる。
彼が建築に馳せる想いは何だったのか。
そのヒントがこの本にはあると思います。
過去にミースに関する本を2冊読みました。
・評伝ミース・ファン・デル・ローエ
・ミース・ファン・デル・ローエ 真理を求めて
再びミースについて考える、という意味で本書は最適かな、と思って読んだのですが。
いまだに1つもミース建築を実際に訪れたことがないからか、
...さっぱり分からない。
ニューヨークに旅行したとき、シーグラムビルを見逃したことが返す返すも悔やまれる。
それにしても。
"Less is More"をテーマに極限までムダを削ぎ落としたシンプルな立方体の空間に、
どうして周囲はこうも複雑な解釈をしようとするのか、不思議でならないのだけど、
ある意味そういう状況が本当の意味での"Less is More"なのかな。
写真を見るだけでもその美しさは半端ではない。
実物を見たときの感動はいかばかりか。
(...あるいはグラフィックの魔術で、実際はそれほどでもないかもしれないけど)
しかし彼の模倣品である20世紀都市はなんと醜いことか。
そして思うのである。
「立方体は人間にとって最適な空間を与える本質的なフレームではない」
ミースだからこそ、立方体の空間を美の極みへ高められたのだ、と。
TokyoArtBeatで見つけました。
大成建設のギャラリー、「ギャルリー・タイセイ」。
主にル・コルビュジエの作品を展示していて、
ちょうど企画展「ル・コルビュジエの建築」第1部が開催中、ということで
日曜日にでも行こうかな、と思ったら日曜は休館日ということで、
土曜日の授業前に急いで行ってきました。
横浜は関内駅から歩いて8分。
こぢんまりとしてますが、白を基調としたシンプルですっきりした空間。
土曜日だというのに、誰も来館者がいなくて、
来館者どころか、スタッフも一人もいなくて、
ほぼ貸し切り状態でした。
ビルの入口に警備員はいるものの、大丈夫なのかな、こんなんで。
撮影不可の案内もないようなので、
思う存分撮影してきました~
川村記念美術館からの帰り。
思ったより早く見終えたので、もう1箇所どこか行きたいなあ...と。
東京東部へはめったに来ないので、
ちょうど最近、東京タワーの高さを越えたばかりの
東京スカイツリーを見に行くことにしました。
京成佐倉駅から、青砥で乗り換えて、押上で下車。
地下ホームから地上へ出てみると...
目の前にそびえ立っていました。