「ル・コルビュジエ」と一致するもの

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建築家 坂倉準三展に行ってきました。
たぶんコルビュジエ展に合わせて開催なんでしょう。

本展は二部構成となっています。


  神奈川県立近代美術館鎌倉
  「モダニズムを生きる 人間、都市、空間

  パナソニック電工汐留ミュージアム(現・パナソニック汐留ミュージアム)
  「モダニズムを住む 住宅、家具、デザイン


鎌倉では比較的スケールの大きいものの展示、
汐留では比較的スケールの小さいものの展示という区分け。

師のコルビュジエ同様、家具から都市計画まで実に幅広く活動されていたようです。


鎌倉での展示がこの週末で終わってしまう、ということで
あわてて行ってきました。

汐留のほうは9/27までですがついでに行ってきました。
会場は離れてますが、横須賀線1本で移動できるので
意外とアクセスは楽です。


ル・コルビュジエの3人の日本人の弟子の一人。
その建築は有機的な曲線を多用したものだった。


国立西洋美術館コレクション

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[カルロ・ドルチ『悲しみの聖母』(1655年)]

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国立西洋美術館。

1959年に370点におよぶ松方コレクションが核となって始まり、
現在ではおよそ5,500点の作品を所蔵しています。

常設展における所蔵品作品については撮影可能となっています。
日本の美術館の中でも屈指のコレクションを誇る国立西洋美術館の作品群について、
完全に自分の好みでピックアップ。

撮影日時は2009年8月末。
企画展「ル・コルビュジエと西洋美術館」が開催されていました。


絵画の魅力が少しでも伝われば幸いです。


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久々に上野へ行ってきました。

国立西洋美術館でこの美術館を設計したコルビュジエの展示をやる、というので
行こう、行こうと思いつつ毎度のことながら行くのを先延ばしにして...
最終日の1日前でようやく行ってきました。


今年は西洋美術館の館50周年にあたります。
それを記念しての展示なのですが、いわゆる企画展ではなく、
常設展の一部に組み込まれて、常設展料金で見ることができます。

ちなみに多摩美はキャンパスメンバーなので無料です。
貧乏学生には助かります~

僕の好きな10の教会


年末年始にかけて「美の巨人」でフランスの礼拝堂が特集されてました。
レオナール・フジタ(藤田嗣治)の礼拝堂、マティスのロザリオ教会、
そしてコルビジェのロンシャンの礼拝堂。


教会が好きだ。
とくに熱心なキリスト教信者ではないけれど。

キリスト教に限らず、
日本の神社や仏閣、中国やインドの仏教寺院、イスラムのモスクなど、
宗教建築はいずれも美しい。


どうして宗教建築はかくも美しいのだろうか。
それは人々の「信じる心」を具現化したものだからだろうか。


...信じる心は美しく、疑う心は醜い。


建築をめざして【ル・コルビュジエ】

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20世紀の建築家の三大巨匠の一人、ル・コルビュジエの名著。


...しかし僕にとってはコルビュジエの文章は難解なこと、この上ない。
モデュロール」「輝く都市」を読む限りは。
彼の描く絵と同じくらい不可解に感じます。

一方で彼のいわんとすることもなんとなく分かる気もする。
建築を考えていく上で大切なもの、必要不可欠な要素を与えてくれる気もする。

それは彼が実際に建てる建築が、
言葉以上に語りかけてくるからではないでしょうか。


錯乱のニューヨーク」でコルビュジエが出てきて、
コルビュジエについて再考してみたいと思い、
代表作でありながら未読だった本書を読みました。


コルビュジエ、ミース、ライト。
この3人が巨匠たらんとするところは、
建築の機能を飛躍的に拡大すると同時に、
建築に偉大な哲学を取り入れたことではないでしょうか。


錯乱のニューヨーク【レム・コールハース】

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ル・コルビュジエの著書群に匹敵するほどの建築家の必読書らしい...
...ということで読みました。

しかしル・コルビジェの本と同じく、いやそれ以上に読みにくかった...
ハリウッドでのシナリオライター、という前歴から
もうちょっとドラマチックなものかと思ったのですが、
頭の中はすでに建築家モードだったようです。

この本は1978年、まだコールハースが建築家としては
まだ著名な作品もなく、無名の頃に出版されたのですが、
出版から2年後の1980年には売り切れたとか。
その後本業の建築に専念するということから1994年までの14年間
絶版が続いた後、ようやく再版となったとか。


摩天楼犇めく世界に冠たる大都市、ニューヨーク。
世界広し、といえどもここまで見事な摩天楼が密集する街はそうない。
それはただ強度ある岩盤地盤に恵まれたから、だけなのだろうか。
あるいはニューヨーク独自の様式がそこにはあったのか。


「マンハッタニズム」


コールハースがそう呼ぶニューヨークの独自様式とは、
はたしてどんなものだったのか。

その様式を理解することでこれからの建築の未来が見えてくるのだろうか。


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(出典:Wikipedia)

ル・トロネ修道院"ロマネスク" (磯崎新の建築談議)


磯崎新の建築談議第5巻。

第6巻がゴシックということで、第5巻はその前のロマネスク。

ル・トロネは世界で最も著名で代表的なロマネスク建築、というわけではなく、
磯崎氏の個人的な好みでピックアップされてるようです。

といっても、ロマネスクはゴシックのように強い共通性、というものはまだなく、
地域によって様式が微妙に異なるものらしい。

ゴシックが都市的で薄い壁で大面積のステンドガラスで覆われ、
大規模で天にも届かんとする高さを求めるものであったのに対し、
ロマネスクは主に田舎的で重厚な石壁で覆われ、
小さな窓から入ってくるわずかな光により内部が照らし出される
小規模で閉じたものであった。

分かりやすくいえば、
ゴシックは大聖堂、ロマネスクは修道院といったところでしょうか。

ちなみに「ロマネスク」とは直訳すると「ローマ風の」という意味らしいです。


現代建築に関する16章【五十嵐太郎】

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大学の助手さんの薦めで読みました。

タイトルのごとく現代建築に関する16のキーワードについて語るもの。
著者は東大・東大大学院卒の工学博士というエリート建築批評家。

別にエリートとか批評家というものを毛嫌いするわけではないのですが、
自分的にはあまり好きになれる内容ではなかったかな。

とは言っても建築家自身の言葉ばかりじゃ主観的な意見しか出てこない。
たまにはこういう建築家の周囲の声を客観的に聞くことも重要なのかもね。
キーワードごとに建築を語ることで、
自分の建築に対する考えを整理することもできるし。


建築とは多要素の集合体だ。
好きな側面もあれば嫌いな側面もある。


CasaBRUTUS特別編集 ニッポンのモダニズム建築100

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同級生に教えてもらった自由が丘の古本屋。
デザインやアート関係の古書がそろってます。

6月に刊行されたばかりのCasa Brutusが早くも半額程度で置いてありました。
本の具合もよかったので購入しちゃいました。

タイトル通りニッポンのモダニズム建築が特集されたものですが、
その厳選作業はドコモモ(DOCOMOMO)という団体が行ったものだとか。


ドコモモ?
...NTTドコモとは関係ないみたいです。


LANDSCAPE OF ARCHITECTURES 世界の建築鑑賞 Vol.3【DVD】

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大学の研究室で借りたDVD。

6つの建築と建築家を紹介するオムニバスDVDシリーズ。
いきなり第3巻から観たのは多摩美の助手さんオススメの建築家がいたから。
その建築家については別記事にて紹介します。


  ・シカゴ公会堂/ルイス・H・サリヴァン
  ・オペラ・ガルニエ/シャルル・ガルニエ
  ・カサ・ミラ/アントニオ・ガウディ
  ・セイナッツァロ町役場/アルヴァ・アアルト
  ・ラ・トゥーレット修道院/ル・コルビュジエ
  ・ユダヤ博物館/ダニエル・リベスキンド


六者六様の見所があるわけで。