[六角形の本堂:平成11年11月完成]
極楽山西方寺(定義山)に行ってきました。
仙台駅からバスで1時間強。
ここは本当に仙台市か、と思うような緑に覆われた山の中。
平家の重臣・平貞能が壇ノ浦の戦いに破れてこの地に逃げ延び、
主人に託された阿弥陀如来を祀ったのがはじまり。
源氏の追討から逃れるために、貞能は自分の名前を読みはそのままに
「定義」と変えたところから「定義如来」「定義山」として定着し、
正式名称である「極楽山」や「西方寺」と呼ばれることはほとんどないのだとか。
正直なところこのお寺が目的だったのではなく、
友人から「定義とうふ店」の油揚げがオススメとのことでやって来たのですが、
帰りのバスの時間が迫っていて、現地には1時間もいることができず、
境内にはめずらしい六角形の本堂や美しい五重塔など、
なかなか見所ありそうな場所だったのですが駆け足で巡ることになり、
ゆっくり境内を鑑賞することができなかったのが残念です。
夏草や 兵どもが 夢のあと 芭蕉
平泉に行ってきました。
平泉は大きく分ければ、駅から近い毛越寺エリアと、
駅からはちょっと離れている中尊寺エリアとに分かれます。
というわけで、まずは毛越寺エリアからレポート。
毛越寺エリアの現在はまさに芭蕉の句のごとし。
変に当時の在世を全再現するのではなく、
兵どもが失った「夢の跡」が忠実に再現されているのかな。
遺跡の正しい残り方ってこういうのではないだろうか。
松島の藤田喬平ガラス美術館へ行ってきました。
「美の巨人」で藤田喬平氏とその作品が紹介されているのを見て、
実物が見たくなりました。
もっとこじんまりとした美術館かと思いきや、
松島の美景にマッチした美しい庭園に囲まれた立派な美術館でした。
ガラスの透明性を全面的に出すのではなく、
あえて曇らせ、色をつけ、模様をつけて光を柔らかく透過させることで
ガラスに彩られた色彩を美しく映えさせる。
淋派の芸術をガラス工芸に持ち込み、
生涯をかけて独自の美の表現を追求した。
...そこに惹かれた。
松島や ああ松島や 松島や
日本三景の1つ、松島に行ってきました。
といっても純粋に松島観光が目的なのではなく、
「美の巨人」で知った藤田喬平の美術館訪問が最たる目的。
こちらについてはまた別途記事でレポートします。
...とはいってもやはり松島は松島。
とても美しいアーキペラゴ(多島海)でした。
海と山を同時に満喫することができます。
仙台駅からは東北本線、仙石線の両線から行くことができます。
東北本線では松島駅まで20分、
仙石線では松島海岸まで40分ほど。
ただ東北本線の松島駅は、観光地スポットまではやや遠いので、
観光メインの場合は仙石線松島海岸から行くことをオススメします。
一方藤田喬平美術館は松島駅からのほうが近いです。
せんだいメディアテークへ行ってきました。
意匠設計:伊東豊雄、構造設計:佐々木睦朗
意匠・構造・機能のどれをとっても未来的なこの建築、
場所もさぞかし未来的な開発地域みたいなところにあるのかな...
と思ったら、ごく普通に街中に建ってました。
仙台駅から地下鉄で二駅の勾当台公園から徒歩6分。
東北小旅行1日目
夏休みも終わり、ということで恒例の小旅行。
今回は東北は仙台・松島・平泉。
仙台は伊東豊雄の仙台メディアテークが目当てなのですが、
こちらはまた別記事でレポートします。
今回は仙台駅周辺を散策して、仙台という都市柄を考察します。
仙台は故郷・広島によく似てるなと思いました。
東北(中国)最大の地方衛星都市で、
多島海に面して近くに日本三景を要し、
でっかいアーケード街がある。
ただそれだけなのだけど。