[六角形の本堂:平成11年11月完成]
極楽山西方寺(定義山)に行ってきました。
仙台駅からバスで1時間強。
ここは本当に仙台市か、と思うような緑に覆われた山の中。
平家の重臣・平貞能が壇ノ浦の戦いに破れてこの地に逃げ延び、
主人に託された阿弥陀如来を祀ったのがはじまり。
源氏の追討から逃れるために、貞能は自分の名前を読みはそのままに
「定義」と変えたところから「定義如来」「定義山」として定着し、
正式名称である「極楽山」や「西方寺」と呼ばれることはほとんどないのだとか。
正直なところこのお寺が目的だったのではなく、
友人から「定義とうふ店」の油揚げがオススメとのことでやって来たのですが、
帰りのバスの時間が迫っていて、現地には1時間もいることができず、
境内にはめずらしい六角形の本堂や美しい五重塔など、
なかなか見所ありそうな場所だったのですが駆け足で巡ることになり、
ゆっくり境内を鑑賞することができなかったのが残念です。
おおよそ仙台市内とは思えない山の中。
境内マップ。
見事な山門。
[昭和6年建立]
御廟。
[昭和2年完成]
貞能公が祀られています。
かつてはこちらに本尊が置かれていましたが、本堂完成時に移されました。
五重塔。
[昭和61年10月落慶]
本堂と同じく青森県産の総ヒバ造り。
定義とうふ店。
油揚げ。
閉店間際ということもあって、冷めた油揚げは友人が勧めたほどには美味しく感じませんでした。
やはり駆け足で巡るのではなく、きちんと余裕を持ってゆっくり時間をかけて巡らなければ
その場所の本当の魅力は分からないものですね。
次回はきちんと時間をとって訪れたいと思います。
【Information】オフィシャルサイト
アクセス:仙台駅よりバスで80分