後期授業がはじまっていきなりですが。
大学に入ってはじめて、単位を落としました。
八王子で受講している「造園学」。
夏休みが明けてようやく完成したレポートを出しに行ったら...
「前期のみの授業なのですでに成績つけちゃいました」
...唖然。
そりゃ確かに夏休み前が提出期限だったけどさ。
先生に確認したら「夏休み明けで提出でもいいですよ」と言ってた気がするのだが。
出席とレポートが評価されるので、レポート未提出だと赤点は必至。
まあ後半4回授業に出席できなかった自分の不手際、甘さもある。
言い訳はすまい。
が、アドバイスとして、
上野毛では前期レポートは夏休み明けに提出が基本だけど、
八王子はどうやら夏休み前に提出が基本らしい。
まあ単位取得は十分なので卒業するには問題ない...はずなのだけど。
しかし。
8月の頭の暑い最中に渓谷を歩き回って植物を観察し、写真を撮った。
スケッチもやややっつけ感はあるけど、一生懸命描いた。
悔しいじゃないか。
2年次に選択履修した共通教育科目『日本美術史Ⅱ』。
日本美術の中でも主に仏像を中心とした彫刻史を学びます。
仏像好きには良いかも。
僕は格別仏像が好き、というわけでもなくて、
1年の時に西洋美術ばかり履修したので、
日本美術も少しは学ばなきゃ、という感じで選択しました。
ちなみに「日本美術史Ⅰ」は絵画史がメインです。
僕は立体的なものが好きなので、Ⅱのほうを選択しました。
比較的弱者救済よりの授業スタイルで、
出席してれば単位あげるよ~みたいなゆるい感じです。
先生自身、自分の研究で忙しかったこともあって、
僕が受けた年はけっこう休講が多かったです。
だから評価も均一的なのかな...と思っていたら「S」評価でした。
確かに授業は無欠席だったけれど。
前期はテストもレポートもなし。
後期にレポート1本提出。
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2年次に選択履修した共通教育科目、『特講Ⅱ』。
前期は世阿弥「風姿花伝」、後期は岡倉天心「茶の本」を、
受講生持ち回りで読んで感ずるところを講師を交えて考察する、という授業。
評価は「A」でした。
前後期ともレポート課題です。
あまり優劣をつけるような授業ではなく、
きちんと出席して自分の担当パートをこなせば単位はもらえる感じでした。
2年次に選択履修した共通教育科目『写真表現史』。
前期に引き続き、後期もレポート課題です。
後期は先生が指定する写真家群の中から一人選択して、
その写真集を見て、考察せよ、というもの。
安井仲治、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ウォーカー・エバンズ、
石元泰博、アウグスト・ザンダー、ロバート・フランク、
スティーブン・ショア、大辻清司
この中から僕は安井仲治を選びました。
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3年次への進級が決まり、2年次の成績も確定した、ということで。
2年次で提出したレポートなどを紹介していきます。
あくまで自分の考察を第三者に問いたい、という欲求によるものであり、
レポートはこう書けばよい、という手本ではありません。
念のため。
万が一この記事を読むのが大学の先生ならば、
レポート課題は面倒でも毎年毎回テーマを変えることをお願いしたいです。
学生のモチベーションを上げるのも講師としての度量のうちではないでしょうか。
毎年同じ課題でコピペですむような課題は
学生にとっても講師にとって無意味ですし。
まずは『写真表現史』。
写真大好きな先生で、写真について語るときの表情は本当に幸せそうです。
こんな風に語れるものを自分も持ちたいと思いました。
[クロード・モネ『マヌポルト、エトルタ』1885年 フィラデルフィア美術館]
大学の基礎教育科目で「特講Ⅲ」という授業を選択しています。
講師は「社会と芸術」の中村隆夫先生。
内容はあらゆる世代の絵画の技法とか表現方法を学ぶもの。
その特講Ⅲの前期のレポート課題は、自分で絵画作品2点を選んで
テーマを設定して論じなさい、というもの。
...というわけで最も好きな画家である印象派のモネの絵をピックアップ。
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大学の基礎教育科目で「特講Ⅱ」という授業を選択しています。
講師は「美と芸術」の小穴晶子先生。
この授業は前期と後期で1冊ずつ決められた本の内容について
ゼミ形式で発表してゆくもの。
前期は世阿弥の花伝書。
600年経た現在もなお読まれ続けている能の解説書。
上記の講談社文庫本は川瀬一馬氏による校注、現代語訳つきで
古文が苦手な人でもすんなり入っていけると思います。
秘すれば花。
花とは「魅力」。
隠せば魅力的?
...さて、その心は?
[私には自分の顔を愛撫する手がない]
時はさかのぼってGW。
恵比寿の東京都写真美術館で開催されていた、マリオ・ジャコメッリ展へ行ってきました。
ブログをやりはじめてから、かなり写真を撮るようになったけれど、
基本的に写真に関しては素人。
ジャコメッリなんて知るよしもなく、最初はジャコメッティと勘違いしたほど。
大学の写真表現史という授業でレポート課題が出されなければ、
行くこともなかった展覧会。