先日読んだ佐々木睦朗氏の本で知りました。
ハインツ・イスラー。
1926年スイス、チューリッヒ生まれの建築構造家。
トロハの影響を受け、ガウディの逆さ吊り理論を用いて1400ものシェルを作ったといわれる。
Wikipediaも英語版とドイツ語版くらいしかなくて情報が少ないのだけど。
代表作であるダイティンゲンのサービスエリアの写真はやはり僕を惹きつける。
...これこそ本質的な構造美だと。
Architecture, Art, and sometimes Design.
本日は八王子での授業。
八王子キャンパスでは、学生たちの課題作品が学校のあちこちで展示されてます。
広い八王子キャンパスならでは、の話で、
狭い上野毛キャンパスではパネル展示のみ。
単に広さの問題なのだけど、こういうところでも差は出てしまう。
写真と実物ではやはり情報量が圧倒的に違うから。
教室にしてもそう。
八王子の教室をのぞく度にその広さをうらやましく思ってしまう。
上野毛キャンパスは夜21時過ぎに授業が終わり、
原則10時が門限で退出しなければならない。
10時過ぎに警備員が退出を促しに来て、それでも今しばらくは
作業を続けることも出来るのだけど、
日付が変わる前には最終的には退出しなくてはならない。
面積的のみならず、時間的にも「狭さ」を感じるわけで。
狭い環境では狭い成果しか出てこないよね...
春休みに入って。
バリバリ仕事して学費を稼がなきゃいけないんだけど。
大学の助手さんのお手伝いをゆる~くさせてもらっています。
もっと仕事しなきゃならないんだけどね。
しかしこの大学の助手さんにはお世話になりっぱなし。
足を向けて寝られません。
去年の秋からはコンスタントにWeb制作の仕事をやらしてもらい、
時には建築模型作成の仕事もやらせてもらってます。
今後自分が伸ばしてゆきたい分野でのキャリアを積ませてくれる、
という点で非常に助かってます。
今日は久々に建築模型作成のバイトで大学へ。
良い天気、ということでデジ一眼で富士見橋からの富士山をパシャリ。
大学の近くにある美術館。
今の家に引っ越してからというもの、
大学まで徒歩通学で、毎回この美術館のそばを通っていて、
いつか行きたいなあ...と思いつつ10ヶ月。
ようやく行くことができました。
本当は今日からはじまる大学の学内展を見に行く途中だったのですが、
美術館の前を通ると、行きたいと思っていた展示が今週末まで、
となっているのに気付き、無性に行きたくなったのでした。
D&Dといっても今回はナガオカケンメイ氏とはなんの関係もありません...^^;
東京オペラシティアートギャラリー
都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み
引きこもってばかりじゃ良い刺激は得られない。
春休みに入って少しゆとりもできた、ということで行ってきました。
久々のオペラシティ。
今までディーナー親子については全く知識がなく、
なんか良い展示ないかなあ...と探してたら建築系の展示があるじゃん、
ということで行ってきました。
図録販売がない代わりにちょっと厚めのハンドブックが会場入口で配られます。
環境への調和と自己主張。
建築と都市にはこの両方が不可欠な要素ではないだろうか。
建築模型製作のお手伝いをして、建築へのさらなる想いが強まって。
実家の模型を作ることにしました。
建築に目覚めたからではなく、
たぶん僕が一番やりたかったことを気付かせるために、
建築、という機会を神が与えてくれた。
とくに信心深いわけではないですが、なんとなくそんな気がするのです。
僕が育った家。
僕に故郷を与えてくれた家。
大学のデザイン専門科目における現在のセッションは「できごとのデザイン」。
いわゆる情報デザイン系で「モノを作る」というよりは、
「コトを考える」ことが中心の授業です。
それはそれでデザインをしていく上で大切なことだというのは分かるのだけど、
「ものづくり」にこだわる自分としてはやはりなにか物足りない。
たぶん考えることがスタート、考え尽くすことがゴール、というのは
実際の社会ではあり得ないからかな。
実際の社会では形として実現してこそ評価される。
どんな高尚な研究も実際の現場に生きなければ評価されない。
それが現場、というもの。
なんとなくフラストレーションが貯まっていく中で、
唯一の救いが研究室の助手さんのお手伝いの家の模型の制作。
モノを創るって楽しい。
たとえそれが模型であっても。
乃木坂のTOTOのギャラリー「間」と北参道のGA Galleryと
2つの建築系ギャラリーをはしごしてきました。
まずはギャラリー『間』。
こちらは安藤忠雄の展示。
ここは無料でしかも基本的に会場内の撮影OK、なので
デジタル一眼をもって喜び勇んで出かけていったのですが...
...この展示に限って撮影はNG。
がーん。
まあそれでも展示は面白かった。
あまりにもメジャーになりすぎて、
逆に氏の建築哲学が分かりにくくなっていた気がするのですが、
この展示で少し理解することができた気がします。
会期終了を間際にしてようやく行ってきました、バウハウス展。
前売りチケットはかなり前に買っていたのですが、
なかなか重い腰が上がらず、もっと早い時期に行ってれば
涼しくて楽だったんだろうけど、猛暑の中汗かきかき上野まで。
実は藝大美術館の中に入るのは今回がはじめて。
さらに自分が通う多摩美にも美術館はあるのですが、これもまだ行ったことなし。
だって遠いし、面白い展覧会やらないんだもんなあ。
[チケット]
1919年ヴァイマールに開校し、デッサウ、ベルリンと場所を移し、
校長もグロピウスからハンネス・マイヤー、ミースへと変わり、
ナチスの台頭と共に1933年にその幕を閉じる。
14年という短いながらもその活動は今なおデザイン界に及ぼす影響は大きい...
...そうですが実際どうなんだ?
...ということで見てきました。
東京都庭園美術館で開催されている「建築の記憶」展へ行ってきました。
あいかわらず会期終了間際ぎりぎりでしたが、
桜が咲き頃でとても良かったです。
庭園美術館は去年一度訪れているのですが、
そのときは美術館には入らず庭園の散歩のみ、でした。
今回の展示ではじめて美術館の中へ入ったのですが、
外観と同じく内部もアール・デコ色たっぷりで情緒あふれるものでした。