年始の九州小旅行、武雄市図書館の次は市村記念体育館。
JR佐賀駅からバスで10分ほど。
佐嘉神社をお堀を挟んで向かい側にあります。
坂倉準三設計により1963年建造。
地元出身の元リコー社長・市村清が佐賀県に寄贈した体育館。
もちろん、わざわざ運動しに行ったわけではなく、
建築的興味から訪問しました。
竣工後50年を経過した今も健在で、その独特のフォルムは今も色褪せない。
地元県民が大切に使ってきたことが伺えます。
同タイプの建築がわが愛媛県は西条市にもあったのですが、
こちらは残念ながら取り壊されてしまったそうです。
なんとも残念な話です。
良いものを良いと認識し、大事に使い続ける習慣。
この基本感覚をいつまでも忘れてはならない。
香川県立体育館に行ってきました。
世界的建築家・丹下健三。
彼の数々の名建築の中でも自分が一番好きなのは、1964年に建てられた3つの建物。
彼の名を一躍世界に知らしめた国立代々木競技場、東京カテドラル、
そして今回レポートする香川県立体育館。
この3つの建築が好きな理由は、その有機性。
建築がただ箱を作るだけのものではないことを教えてくれる。
大海原に漕ぎ出す舟のような外観のその建物は、
空間効率はけっして良いとは言えないけれどここにいるだけでワクワクさせてくれる。
幸福とはただやみくもに効率化して便利さを追求することだけで
得られるものではないんだよね、きっと。
1/3にこんぴらさん参り、瀬戸大橋記念公園に続いて高松入りして立ち寄りました。
この日はまだ正月休みで体育館の中に入れず、やむなく外観だけ撮影しました。
結局高松に一泊して翌4日から開館となったことで、中に入ることができました。
残念なことに耐震的に問題あるとかで、現在は3階のアリーナは使用できなくなっており、
一階のトレーニングルームやスタジオのみ利用されているようです。
坂倉準三設計の西条市体育館のように取り壊すことにならなきゃいいのですが。
※現在体育館は老朽化により閉鎖されており、中に入ることはできません。
個人美術館の課題。
来週月曜の最終プレゼンに向けて、最後の追い込みの最中ですが。
できるだけ曲線を多用して有機的な造形・空間にしようと
模型を作りながら模索しているわけですが。
...形が卑猥すぎる。^^;
通常課題のプレゼンは受講学生と先生以外にとくに見物人はいないのですが、
今回はSCコース2年と一部課題もかぶっていることもあって、
2年生が見に来るのと、大学のサイトで授業異風景を紹介するコーナーがあって、
今回僕らの課題がピックアップされて、最終プレゼンを取材に来るみたいなのです。
狭い教室にゲスト満載。
...というわけで珍しく多数の観客人の中でのプレゼンで、
恥ずかしい作品を見せたくはないのですが...
...今日、屋根をつけてみたら、それなりの格好になりそうな...
...気がする。
...不安だ。
なにはともあれ、芸術の秋です。
[汐留シティセンター]
坂倉準三展を見に久々に汐留エリアへ。
以前村野藤吾展を見に行ったときはあいにくの曇天模様でした。
今回は晴天だったので、あらためて汐留のビル群を撮りなおしてみました。
やっぱり晴れているとガラス窓への光の反射がキレイです。
建築家 坂倉準三展に行ってきました。
たぶんコルビュジエ展に合わせて開催なんでしょう。
本展は二部構成となっています。
神奈川県立近代美術館鎌倉
「モダニズムを生きる 人間、都市、空間」
パナソニック電工汐留ミュージアム(現・パナソニック汐留ミュージアム)
「モダニズムを住む 住宅、家具、デザイン」
鎌倉では比較的スケールの大きいものの展示、
汐留では比較的スケールの小さいものの展示という区分け。
師のコルビュジエ同様、家具から都市計画まで実に幅広く活動されていたようです。
鎌倉での展示がこの週末で終わってしまう、ということで
あわてて行ってきました。
汐留のほうは9/27までですがついでに行ってきました。
会場は離れてますが、横須賀線1本で移動できるので
意外とアクセスは楽です。
ル・コルビュジエの3人の日本人の弟子の一人。
その建築は有機的な曲線を多用したものだった。
久々に上野へ行ってきました。
国立西洋美術館でこの美術館を設計したコルビュジエの展示をやる、というので
行こう、行こうと思いつつ毎度のことながら行くのを先延ばしにして...
最終日の1日前でようやく行ってきました。
今年は西洋美術館の館50周年にあたります。
それを記念しての展示なのですが、いわゆる企画展ではなく、
常設展の一部に組み込まれて、常設展料金で見ることができます。
ちなみに多摩美はキャンパスメンバーなので無料です。
貧乏学生には助かります~
【No.1】
Google Earthを使ってお気に入りの建築の航空写真を集めてみました。
Googleマップのマイマップ機能を使って建築マップ(その1/その2)を作った、
ということで。
普段の視線とのギャップを楽しんでいただくために、
クイズ形式にしたいと思いまーす。
まずオペラハウスから。
【No.1】は世界的に有名なシドニーのシンボル...といえばすぐに分かりますね。
設計した建築家は知らずとも、この建物を知らない人はいない。
...正解はこちら。
やばい。
夏休みも終わりに近づいているのに、引きこもり癖、ぐうたら癖が抜けない。
この週末はコルビュジエ展や坂倉準三展、柳宗理展を見にいくか、
レポート課題をやろうと思っていたのにどこにも出かけず、何も手つかず。
まったく何もしていない、というのでは自己嫌悪で凹むので、
せめて家にいながらでも妄想で飛び回る作業をすることにしました。
ちょうどバイトでGoogleマップのマイマップ機能を使っているので、
それを使って、自分がこれから見てみたい建築を建築家ごとに
まとめてみることにしました。
これまで興味のある建築及び建築家をピックアップすることはあっても、
しょせん海外にあるから、ということでロケーションはとくに気に留めてなかった。
でも、よく考えたら建築ってロケーションに大きく左右されるもののはず。
また他のデザインと違って一つ一つの作品ごとに現地に行かなければ
「本物」を感じることはできない。
やはり現場に行かなければ。
どんなに遠くてもいつか行かなくては。
しかしGoogleマップはめちゃくちゃメモリを喰う。
メモリに余裕がない方はご注意を~
この本をAmazonで買う
同級生に教えてもらった自由が丘の古本屋。
デザインやアート関係の古書がそろってます。
6月に刊行されたばかりのCasa Brutusが早くも半額程度で置いてありました。
本の具合もよかったので購入しちゃいました。
タイトル通りニッポンのモダニズム建築が特集されたものですが、
その厳選作業はドコモモ(DOCOMOMO)という団体が行ったものだとか。
ドコモモ?
...NTTドコモとは関係ないみたいです。