「エーロ・サーリネン」と一致するもの

Casa BRUTUS特別編集 死ぬまでに見ておくべき100の建築

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カーサ・ブルータスが選ぶ「いつかは行きたい!世界の名建築100選」。

...建築好きならば間違いなく興味が喚起されるテーマですよね。
数多ある建築群から限られた状況でどれだけ多くの名建築に巡り会えるか。
それは事前に知識として名建築を知っておくことにほかならない。

東京の会社を辞めて美大に行くことを決めたときから、
多くの情報をリサーチし、実際に訪れてもいるけれど、
次から次へと名建築は現れる。
まあ、それは幸せなことなんだろうけども。

自分の場合はどれだけ多くの名建築を訪れることができるか、ではなく、
死ぬまでに自分で思う究極の建築を一つ作るのが最終的なゴールではあるけども、
そのためにはやはりリサーチし続けなければならない。


建築マップ その2

建築マップその2(その1はこちら)。


今回は、

  ・オスカー・ニーマイヤー(14)
  ・ピーター・ライス(12)
  ・フランク・ゲーリー(11)
  ・エーロ・サーリネン(10)
  ・I.M.ペイ(8)
  ・アントニ・ガウディ(6)

...の6人。


...ほんの思いつきがここまでガシガシ作るとは思わなかった。


しかしGoogleマップはめちゃくちゃメモリを喰う。
メモリに余裕がない方はご注意ください。

建築マップ その1

やばい。

夏休みも終わりに近づいているのに、引きこもり癖、ぐうたら癖が抜けない。
この週末はコルビュジエ展や坂倉準三展、柳宗理展を見にいくか、
レポート課題をやろうと思っていたのにどこにも出かけず、何も手つかず。

まったく何もしていない、というのでは自己嫌悪で凹むので、
せめて家にいながらでも妄想で飛び回る作業をすることにしました。

ちょうどバイトでGoogleマップのマイマップ機能を使っているので、
それを使って、自分がこれから見てみたい建築を建築家ごとに
まとめてみることにしました。


これまで興味のある建築及び建築家をピックアップすることはあっても、
しょせん海外にあるから、ということでロケーションはとくに気に留めてなかった。
でも、よく考えたら建築ってロケーションに大きく左右されるもののはず。
また他のデザインと違って一つ一つの作品ごとに現地に行かなければ
「本物」を感じることはできない。


やはり現場に行かなければ。
どんなに遠くてもいつか行かなくては。


しかしGoogleマップはめちゃくちゃメモリを喰う。
メモリに余裕がない方はご注意を~

An Architecture of Multiplicity 【EERO SAARINEN】

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八王子の図書館で見つけた一冊。

洋書でしかもモノクロなので普通は敬遠するのですが、
モノクロの写真が妙にサーリネンの建築の美しさを際立たせる。

実物以上に美しく見せようとする昨今のグラフィックの風潮が嫌いです。
「ホンモノはもっと良いぞ」と思わせること。
それが良いグラフィックというものではないでしょうか。

サーリネンの建築の実物はまだどれも見たことはないけれど、
この作品集の写真にそういうグラフィックの良さというものを
なんとなく感じて僕を惹きつけた。


エーロ・サーリネン。

大好きな建築家の一人。

その有機的な曲線は今見ても斬新。
カラトラバなど最新の建築への布石がここにあるような気がします。


HP面とEP面

hp2_1.jpg
【HP面(Hyperbolic Paraboloid: 双曲放物線面)】

ep1_2.jpg
【EP面(Elliptic Paraboloid: 楕円放物線面)】


モノの形をデザインしていく過程において、
伝統工芸などをのぞけばその多くは「量産性」を前提に考えねばならない。

直線はもちろん、曲線も幾何学的に計算で求められるものがのぞましい。
計算で求められるものは複製や改良が容易となるからです。
アートでは自由曲線ですむものが、
デザインでは曲線は幾何学的要素が求められる。
そこがデザインにおける造形の難しさであり、面白さでもある。
...と思うのです。

今回、課題に取り組むにあたり造形を参考書で検討していて、
自分が惹かれる造形要素にふと目が止まりました。


それがHP面とEP面。


僕の好きな10の教会[2]


2年生いっぱいはPDコース。
しかし心はすでに建築モード。

隣でやってるSCコースの授業が気になるところ。
テーマはどうやら「教会」らしい。


...面白そうなテーマじゃないですか。
...ってなわけで「僕の好きな教会」シリーズPart2。


KEVIN ROCHE ケヴィン・ローチ【DVD】

kevin_merck.jpg
[DVDパッケージの表紙にもなっているメルク本社(1993年)](出典:www.krjda.com


デルファイの建築家ビデオ/DVDシリーズ。
今回はケヴィン・ローチ。

1本22,000円もするDVDを買えるわけがなく、
もちろん大学の研究室で借りたもの。


ケヴィン・ローチはエーロ・サーリネンの部下だった、ということで
その存在を知ったのですがミースの教え子でもあったんですね。
アイルランドで生まれ26才まで過ごした後、アメリカに渡ります。

サーリネンの死後はTWAターミナルビルやセントルイスのゲートウェイアーチなど
師匠の遺作の数々を完成させた後、技術者のジョン・ディンケルと
パートナーを組んで事務所を設立。
その事務所はいまやアメリカでもっとも成功している事務所だとか。

DVD中ではシーザー・ペリ、フランク・ゲーリー、リチャードマイヤーなどの
巨匠が登場しローチを褒めまくってることからも何となくすごい人なんだろうなあ...
とは思うのですが、


...それにしても影が薄い。思想もよく見えない。
自分にはそんな印象でした。


Mobile Art【ザハ・ハディド】

mobileart_entrance_near2.jpg


原宿は国立代々木競技場オリンピックプラザ特設会場で開催されている
シャネルのモバイルアートへ行ってきました。

シャネルというアパレルブランドにはあまり興味なく、
自分のお目当てはあくまでザハ・ハディドが設計したという仮説パビリオン。
日本にはザハの建築がない(...よね?)ので、
本イベントは彼女の建築を見ることのできるまたとない機会なのです。

本イベントは入場は無料ですが完全予約制で、
事前に指定日時のチケットを予約する必要があります。
けっこう人気があるらしく、
行こうと思ったときには会期一杯のチケットはすでに予約一杯に。

あとは当日予約キャンセル待ちで並ぶしかない。
大学の助手の人に誘われて朝9時から並ぶ予定でしたが寝坊して結局間に合わず。
会場に14時に行くとゲート前に20人ほどの行列。
せっかくここまで来たのだから、と並ぶことにしました。

1時間ほど待って、ゲートの中に入ることができました。


エーロ・サーリネン【穂積信夫】

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新住居での生活も慣れてきて、大学のセッションもまだ山場前...
ということでしばらく中断していた読書を再開。

最近はもっぱら建築系の本が多いです。
やっぱ建築が一番やりたいのかな。

建築系の読み物...というとやはりSD選書。
今回はフィンランドの建築家、エーロサーリネン。
著者は実際にエエロ・サーリネンの事務所で働いた経験のあるという穂積信夫氏。


エエロ・サーリネンはアルヴァ・アアルトと同じフィンランド人ですが、
エエロは13歳の時にアメリカに移住しており、
その活動の場はアメリカ中心で作品の多くもアメリカにあります。
アメリカのミッドセンチュリーを代表する建築家、という位置づけみたいです。

意外だったのはあのチャールズ・イームズと親友だったこと。
エーロの息子に彼の名前をつける(イームズ・サーリネン)ほどだったとか。

エーロの父親、エリエル・サーリネンも著名な建築家で、
親子そろって優れた建築家だったようです。
ちなみにエリエル・サーリネンの代表作はヘルシンキの中央駅。
日本の親子建築家、といえば谷口吉郎、谷口吉生の両氏が有名ですよね。


SD選書の写真は小さく、白黒なので様子が分かりにくい、ということで
作品集を探したところ、多摩美八王子の図書館に
建築と都市a+uの1984年4月臨時増刊号で
エーロ・サーリネンを特集したものがあったので借りました。

au1984_eero_saarinen.jpg

大きめカラー写真もさることながら、穂積信夫氏による解説や、
ケヴィン・ローチやシーザー・ペリなどエーロの弟子へのインタビューなど
内容は盛りだくさん。うーんこれは欲しいかも。
が、現在は絶版になっているようで古本屋で探すしかなさそうです。


The House Book ハウス・ブック【海外編2】

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The House Book

The Garden Bookと同じくPHAIDONからの出版で
世界中から選りすぐりの500のステキな家が収録された本。
2005年3月第1刷発行。

本書中の500の家の中から、お気に入りを独断と偏見で百選、海外編その2。

海外編その1

ステキな家屋にステキな庭園。
晩年はこんなところで過ごしたいものです。
実際に住めるかどうかはともかくまず、晩年までに、
「自分が住みたいのはこんなところなんだ」というはっきりとした
イメージをもっていられるようにしたい。

そのためにはいろんな家を見なくちゃね。